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2005年1月24日
京大病院で生体膵島移植 手術7時間で無事に終了
京都大学医学部附属病院で実施された世界初の生体膵島移植は、19日午前10時半過ぎに始まり、約7時間後の同日午後17時半、終了した。患者は近畿地方に住む重い糖尿病の20代女性。50代の母親の膵臓を摘出し、膵島細胞を分離、点滴で患者に注入した。患者、母親ともに術後の容体は安定しているという。
膵島は血糖値を下げるインスリンを分泌する組織で、不足すると血糖値が上がり糖尿病等を発症する。従来の主な治療法は二つ。一つはインスリン注射だが、根治には至らない対症療法であり、定期的な通院が必要とされるため患者の負担が大きい。もう一つは心臓死ドナーからの膵臓移植だが、臓器移植法によると、心臓死から膵臓を提供するには本人の生前意思が必要であり、さらに心臓死の臓器から得られる細胞の質は生体よりも格段に劣るという問題があった。
これらの方法に比べ今回の生体膵島移植は、病状の根治が期待されるとともに、家族の同意があれば迅速に膵島を提供できるというメリットがある。しかし、移植された膵島が何年間機能するのか、臓器提供者の半分切除した膵臓の解糖能力が衰えないかなど、今後は患者、母親ともに術後の経過が注目される。
(京都大学新聞)
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