21世紀、日本の階層化社会
1. Presenter
2002/01/22(火) 05:49:51
今、構造改革が国民的関心の的になっているが、政治的レベルに留まらず社会的レベルにおいても構造転換が起ころうとしているのではないだろうか。それは究極的に、従来の社会体制であった全国民的中産階級社会の解体と新たな社会階層化に繋がっていくのではないかと私は思っている。私が考える主な具体的要因は以下の通り。
1、公立教育課程簡素化と英語第二公用語化によって公私教育機関における教育レベルに格差が生じる。
2、フリーター労働者増加し、正社員高所得者層とフリーター低所得者層が出現する。フリーター労働は短期流動的で非技能的なので、労働を通した技能的習熟は望めず、結果、フリーター労働者はフリーターとして固定化する。
3、所得税率・課税最低限度額引き下げと間接税増税によって税制待遇が平準化され、所得格差が拡大する。
4、中国を始めとする発展途上国の経済的躍進とそれに伴う日本の経済的地位後退によって、国民間に経済的勝ち組みと負け組みが生じる。
以上を踏まえて、特に、所得・教育・労働の循環を示せば次の通り。
所得格差が公私教育の別に反映し、公私教育別による教育格差が労働者能力(学歴)の優劣に反映し、労働者の能力(学歴)所有・非所有が労働階層に反映し、労働階層が所得格差に反映する。
また、国民的世論の右傾化もこの階層化現象を助成する。
極めて単純な形で示したが、こうした階層化現象が長期的に予見されるのではないかという私見を私は持っている。極めて未熟な識見によるものなので、投稿者諸氏に否定・訂正、反対要因・新要因の提案、また総合的な意見を請う。
1、公立教育課程簡素化と英語第二公用語化によって公私教育機関における教育レベルに格差が生じる。
2、フリーター労働者増加し、正社員高所得者層とフリーター低所得者層が出現する。フリーター労働は短期流動的で非技能的なので、労働を通した技能的習熟は望めず、結果、フリーター労働者はフリーターとして固定化する。
3、所得税率・課税最低限度額引き下げと間接税増税によって税制待遇が平準化され、所得格差が拡大する。
4、中国を始めとする発展途上国の経済的躍進とそれに伴う日本の経済的地位後退によって、国民間に経済的勝ち組みと負け組みが生じる。
以上を踏まえて、特に、所得・教育・労働の循環を示せば次の通り。
所得格差が公私教育の別に反映し、公私教育別による教育格差が労働者能力(学歴)の優劣に反映し、労働者の能力(学歴)所有・非所有が労働階層に反映し、労働階層が所得格差に反映する。
また、国民的世論の右傾化もこの階層化現象を助成する。
極めて単純な形で示したが、こうした階層化現象が長期的に予見されるのではないかという私見を私は持っている。極めて未熟な識見によるものなので、投稿者諸氏に否定・訂正、反対要因・新要因の提案、また総合的な意見を請う。
2. いちフリーター
2002/01/22(火) 10:41:27
このまま黙って過ごしてるわけじゃないぜ!いずれ上昇するためのフリーター生活じゃ!
3. ちんげ
2002/01/22(火) 11:07:14
>フリータ
という意気込みを持って自分を慰めていても、それが固定化されるのさ。
せめて機会の平等は保障して欲しいよね。
新自由主義って、建前はそれを保障するのではなかったっけ。
>1
いまも中産階級ってそんなにいないよね。
少なくとも「全国民的中産」なんてのは嘘。
中流ってのなら間違ってないんだろうけれども。
という意気込みを持って自分を慰めていても、それが固定化されるのさ。
せめて機会の平等は保障して欲しいよね。
新自由主義って、建前はそれを保障するのではなかったっけ。
>1
いまも中産階級ってそんなにいないよね。
少なくとも「全国民的中産」なんてのは嘘。
中流ってのなら間違ってないんだろうけれども。
4. おっつぁん
2002/01/22(火) 12:38:07
>所得格差が公私教育の別に反映し、公私教育別による教育格差が労働者能力(学歴)の優劣に反映し、労働者の能力(学歴)所有・非所有が労働階層に反映し、労働階層が所得格差に反映する。
おっしゃる通り、これは現在起きつつあると思う。
そして、これがある程度長く続くと、能力(素質というべきか?教育による後天的なものではなく、先天的・遺伝的なもの)があるのに恵まれない環境におかれる人々が増大し、
結局は(支配者が自分達よりしょぼいために)社会変革に立ち上がらざるをえなくなる気がする。
そういう事態は、社会にとっては極めて不幸なことだと思うのだが・・・
>せめて機会の平等は保障して欲しいよね。
確かに・・・
私学や塾に行かせないと(つまり金持ちでないと)良い教育が受けられなくなるのは問題だと思う。
公立学校で十分高度なことを教えるようにして欲しいものだ。
となると、習熟度別とか能力別クラスを編成するしかないのか・・・?
>また、国民的世論の右傾化もこの階層化現象を助成する。
ここの所がよく分かりません。
よかったら説明して下さい。
おっしゃる通り、これは現在起きつつあると思う。
そして、これがある程度長く続くと、能力(素質というべきか?教育による後天的なものではなく、先天的・遺伝的なもの)があるのに恵まれない環境におかれる人々が増大し、
結局は(支配者が自分達よりしょぼいために)社会変革に立ち上がらざるをえなくなる気がする。
そういう事態は、社会にとっては極めて不幸なことだと思うのだが・・・
>せめて機会の平等は保障して欲しいよね。
確かに・・・
私学や塾に行かせないと(つまり金持ちでないと)良い教育が受けられなくなるのは問題だと思う。
公立学校で十分高度なことを教えるようにして欲しいものだ。
となると、習熟度別とか能力別クラスを編成するしかないのか・・・?
>また、国民的世論の右傾化もこの階層化現象を助成する。
ここの所がよく分かりません。
よかったら説明して下さい。
5. k
2002/01/22(火) 17:57:11
だがなー、今まではほんと悪い意味での結果の平等っていうのがはびこっていたからなー。
よく言われているけど、日本て世界でもっとも成功した社会主義国家だよ。
よく言われているけど、日本て世界でもっとも成功した社会主義国家だよ。
6. べ
2002/01/22(火) 18:27:12
しかしそれならその社会主義を形成したのは「和の精神」だったのではないか?
だとすればそれはフェードアウトしていきそうだが。
だとすればそれはフェードアウトしていきそうだが。
そんなことより聞いてくれよPresenterよ
1について
公立教育簡素化による社会階層の分化は無視できるレベルにあると私は考える。
しかし、その程度の現象ならば今日でも、また以前からも
起こっている現象であり、かつそれが進行したとしても、
社会が「親の職業を子が継ぐのが当然」という通念が
崩壊している日本の現実を考えると、学歴によって
社会階層の分化が進行するのは非常にゆるいペースであり、
むしろ社会階層については他の要因の方が影響力が大きいと思われる。
英語第二公用語化については全く必要性を感じない。
私は英語が日本の公用語になるとは考えていない。
英語を公用語にしなければならなほど日本で英語を母語とする人間が
存在するのかという点を考えなくては英語公用語化はありえない。
また、英語が公用語となるならば、全ての国民に英語教育が施されなくてはならず、
かつ英語を母語とする国民が相当数にのぼることも考えなくてはならない。
よって、英語公用語化によって社会階層の分化が進むとは考えにくいのだがどうよ?
2.フリーターの増加は今日社会問題化するほどになっているが、
フリーターの多くは自由意志でその道を歩んでおり、それによる
低賃金を甘んじて受け、また、低賃金を趣味に費やすことによって
豊かさを得る傾向が見られるのもフリーター層の特徴である。
また、フリーターがこのまま社会の中で未熟練労働者の集団として
固定することも考えにくい。フリーターはおそらくは自らの
職能をフリーターとして働く中である業種に特化させ、
その業種で働くことによって固定給に加えて能力給を手にすると思われる。
それゆえ、賃金の絶対値で見れば社会階層の分化が進んだとしても、
それは階級や階層と言えるものではなく、ライフスタイルの違いとして
処理され、フリーターの一部は正社員となり、正社員の一部はまた
フリーターとなるという事態が起こると考えられる。正社員とフリーターとの
間に断絶が生じるとは考えにくい。
3.今後、増税はあっても所得税率の引き下げはないだろう。
今日の日本の財政は破綻寸前になっており、速やかな歳出削減と
増税が求められている。この中で減税を行なうのは自殺行為というべきであり、
所得減税が行なわれたとしても、それは中の上に属する人々のために
行なわれるだろう。つまり、減税によるメリットを中の上に属する人々に
限定することによって、一般市民の労働意欲を高めるための減税は行なわれる
だろうが、高所得者のための減税は行なわれないだろうということである。
よって、税制待遇の平準化は間接税に限定されるわけだが、
間接税は税収の多くを占めることはなく、消費税の増税が行なわれたとしても、
多段階課税(品目によって税率が異なる税制)を行なえば社会階層の分化は
起こらないと考えられる。
4.発展途上国の経済発展によって国内に負け組と勝ち組が生じるとは
日本語がおかしい。むしろ、401kなどの確定拠出型年金の運用で
勝ち組と負け組が生じる可能性の方が大きい。また、確定拠出型年金の
運用による勝ち組負け組の分かれ方はその収入に関係がない。
また、日本経済の相対的地位の低下は経営者や株主の破産を続出させる。
そうでなくとも彼らにある程度の出費を要請することは確実だろう。
このことは、社会階層を分化させるとは逆のベクトルに社会を動かす。
日本経済の相対的地位が上昇しているのならば社会階層は分化するだろう。
なぜならば、ビジネスチャンスをつかめた者と、つかめなかった者との
間には大きな収入の格差ができるからだ。
よって、1〜4の理由によっては社会階層化は説明できず、
したがって日本社会が階層化するとは考えにくい。
ま、Presenterは午前6時前にスレ立ててなさいってこと。
1について
公立教育簡素化による社会階層の分化は無視できるレベルにあると私は考える。
しかし、その程度の現象ならば今日でも、また以前からも
起こっている現象であり、かつそれが進行したとしても、
社会が「親の職業を子が継ぐのが当然」という通念が
崩壊している日本の現実を考えると、学歴によって
社会階層の分化が進行するのは非常にゆるいペースであり、
むしろ社会階層については他の要因の方が影響力が大きいと思われる。
英語第二公用語化については全く必要性を感じない。
私は英語が日本の公用語になるとは考えていない。
英語を公用語にしなければならなほど日本で英語を母語とする人間が
存在するのかという点を考えなくては英語公用語化はありえない。
また、英語が公用語となるならば、全ての国民に英語教育が施されなくてはならず、
かつ英語を母語とする国民が相当数にのぼることも考えなくてはならない。
よって、英語公用語化によって社会階層の分化が進むとは考えにくいのだがどうよ?
2.フリーターの増加は今日社会問題化するほどになっているが、
フリーターの多くは自由意志でその道を歩んでおり、それによる
低賃金を甘んじて受け、また、低賃金を趣味に費やすことによって
豊かさを得る傾向が見られるのもフリーター層の特徴である。
また、フリーターがこのまま社会の中で未熟練労働者の集団として
固定することも考えにくい。フリーターはおそらくは自らの
職能をフリーターとして働く中である業種に特化させ、
その業種で働くことによって固定給に加えて能力給を手にすると思われる。
それゆえ、賃金の絶対値で見れば社会階層の分化が進んだとしても、
それは階級や階層と言えるものではなく、ライフスタイルの違いとして
処理され、フリーターの一部は正社員となり、正社員の一部はまた
フリーターとなるという事態が起こると考えられる。正社員とフリーターとの
間に断絶が生じるとは考えにくい。
3.今後、増税はあっても所得税率の引き下げはないだろう。
今日の日本の財政は破綻寸前になっており、速やかな歳出削減と
増税が求められている。この中で減税を行なうのは自殺行為というべきであり、
所得減税が行なわれたとしても、それは中の上に属する人々のために
行なわれるだろう。つまり、減税によるメリットを中の上に属する人々に
限定することによって、一般市民の労働意欲を高めるための減税は行なわれる
だろうが、高所得者のための減税は行なわれないだろうということである。
よって、税制待遇の平準化は間接税に限定されるわけだが、
間接税は税収の多くを占めることはなく、消費税の増税が行なわれたとしても、
多段階課税(品目によって税率が異なる税制)を行なえば社会階層の分化は
起こらないと考えられる。
4.発展途上国の経済発展によって国内に負け組と勝ち組が生じるとは
日本語がおかしい。むしろ、401kなどの確定拠出型年金の運用で
勝ち組と負け組が生じる可能性の方が大きい。また、確定拠出型年金の
運用による勝ち組負け組の分かれ方はその収入に関係がない。
また、日本経済の相対的地位の低下は経営者や株主の破産を続出させる。
そうでなくとも彼らにある程度の出費を要請することは確実だろう。
このことは、社会階層を分化させるとは逆のベクトルに社会を動かす。
日本経済の相対的地位が上昇しているのならば社会階層は分化するだろう。
なぜならば、ビジネスチャンスをつかめた者と、つかめなかった者との
間には大きな収入の格差ができるからだ。
よって、1〜4の理由によっては社会階層化は説明できず、
したがって日本社会が階層化するとは考えにくい。
ま、Presenterは午前6時前にスレ立ててなさいってこと。
日本社会の右傾化についてであるが、今日の日本社会の右傾化は
近代主義に対するアンチテーゼであるポスト・モダンの流れを受けており、
その中で近代主義の欠点を前近代社会、すなわちゲマインシャフトとの
混合に求めようとしているために起こっている現象である。
だから、近代主義の終着点である共産主義に右翼は抗し、
近代主義者からはそれゆえに右翼として批判される。
Presenterは左翼なのかもしれないが、右翼の中には
様々な人物がいる。パリパリの新自由主義者から
資本主義そのものを忌み嫌う保守主義者まで。
中庸を取ろうとする社民主義者も右翼内部に増えつつある。
もはや旧カテゴリーの左翼など相手にされないのである。
右翼は旧カテゴリーの左翼を一掃し、右翼内でさらに分裂して
新たな右翼・左翼を作り出すだろう。
ま、Presenterはコテハン名乗りなさいってこと。
近代主義に対するアンチテーゼであるポスト・モダンの流れを受けており、
その中で近代主義の欠点を前近代社会、すなわちゲマインシャフトとの
混合に求めようとしているために起こっている現象である。
だから、近代主義の終着点である共産主義に右翼は抗し、
近代主義者からはそれゆえに右翼として批判される。
Presenterは左翼なのかもしれないが、右翼の中には
様々な人物がいる。パリパリの新自由主義者から
資本主義そのものを忌み嫌う保守主義者まで。
中庸を取ろうとする社民主義者も右翼内部に増えつつある。
もはや旧カテゴリーの左翼など相手にされないのである。
右翼は旧カテゴリーの左翼を一掃し、右翼内でさらに分裂して
新たな右翼・左翼を作り出すだろう。
ま、Presenterはコテハン名乗りなさいってこと。
9. ↑
2002/01/22(火) 23:41:48
ポストモダニスト称される人には左翼や極左が非常に多いが。
もはや旧カテゴリーの右翼左翼ともに相手にされないのである。
左翼の中に色々な人物がいるってこった。
もはや旧カテゴリーの右翼左翼ともに相手にされないのである。
左翼の中に色々な人物がいるってこった。
10. Presenter
2002/01/23(水) 03:49:42
入り浸りさんの鋭い投稿に感謝致します。議論の内容がとてつもなく広いので、まず、フリーターに関する問題から出来る限り詳細に論述します。
>フリーターの一部は正社員となり、正社員の一部はまたフリーターとなるという事態が起こると考えられる。
表面的な事態としては私も同じものを予想している。しかし、入り浸りさんの認識は甘いのではなかろうか。
フリーターとは一体いかなる労働形態なのかを考えて貰いたい。フリーターとは流動的労働形態であるが、何故その流動性が可能になるのか?それは、労働の中には特別な技能を必要としないものがあり、その非技能的労働に従事するのがフリーターだからだ。
では、正社員とは何か。彼等は管理部門を担当する専門職業層である。経営戦略、人的物的流通管理といったネットワークを駆使するなど、管理労働は極めて専門的な知識を必要とする。つまり、フリーターと正社員の間においては労働内容が完全に隔絶されており、フリーター労働が正社員労働への準備期間として機能する事はない。
こうしてフリーターを利用する産業構造は、そもそもフリーター層と正社員層の間の交通関係を前提していないし、機能的に必要としない。
だが、フリーターと正社員の一部交代は例外的に存在する。
A.正社員層の欠員補充の為
B.現場知識を採用する為
C.正社員、フリーター両層の労働意欲向上の為
D.フリーター層のガス抜きの為
まず、Aの点だが、基本的にはこの欠員補充にフリーター層から補充される事はない。何故ならば、管理労働に従事する為の基礎技能が欠けているからである。例外はBの場合。よって正社員の欠員補充は、管理労働に機能し得る技能を身に付けた外部の高度教育修了者層から行われる。ここで教育レベル乖離と問題が繋がる。であるから、Aは実質的には存在せず、CとDに解消してよい。
Bの点であるが、この需要は極微量である。フリーターを利用する産業は、現場知識のデータを人的に供給せず、ネットワーク上に還元出来る数値データに置き換え得る方式で成立する。逆に言えば、だからこそフリーターを利用出来る産業として成立し得る。
Cは言うまでもない。だが、この機能によってしても実現する両層の交代は極微量だ。具体的に言えば、ひとつの現場にひとりの割合でよい。それは現場監督であろう。つまりここに仮想的能力主義が出現する。能力によって現場監督になれる可能性は誰にでも開かれているのである。そこでフリーター労働者達は自分達の境遇に「納得」するのだ。これがDである。
しかし、これこそが階層ではないか。現実に見れば正社員層とフリーター層の間の交通を許すのは極細いパイプに過ぎず、そこに大きな流動性はない。だが、仮想的能力主義の幻想によってそのシステムは正当化される。
この具体例は既に多くの場所で見られる。だが、フリーター層はまだ不平を洩らしてはいないだろう。つまり、Dが機能してシステム正当化が彼等の間に浸透しているからである。そして、もうひとつ重要なのが、フリーターの入り浸りさんも指摘するライフスタイルである。そのライフスタイルもまた、フリーター労働に留まる事を許す。
私が特に入り浸りさんの認識に特に注意を促したいのは、
>フリーターの多くは自由意志でその道を歩んでおり、それによる低賃金を甘んじて受け、また、低賃金を趣味に費やすことによって豊かさを得る傾向が見られるのもフリーター層の特徴である。
という点についてである。つまり、このようなフリーターの自己認識こそが、今後更なる進行が予想されるフリーター産業のシステムに組み込まれ、階層化社会を形成する構造の基礎になるという点である。
>フリーターの一部は正社員となり、正社員の一部はまたフリーターとなるという事態が起こると考えられる。
表面的な事態としては私も同じものを予想している。しかし、入り浸りさんの認識は甘いのではなかろうか。
フリーターとは一体いかなる労働形態なのかを考えて貰いたい。フリーターとは流動的労働形態であるが、何故その流動性が可能になるのか?それは、労働の中には特別な技能を必要としないものがあり、その非技能的労働に従事するのがフリーターだからだ。
では、正社員とは何か。彼等は管理部門を担当する専門職業層である。経営戦略、人的物的流通管理といったネットワークを駆使するなど、管理労働は極めて専門的な知識を必要とする。つまり、フリーターと正社員の間においては労働内容が完全に隔絶されており、フリーター労働が正社員労働への準備期間として機能する事はない。
こうしてフリーターを利用する産業構造は、そもそもフリーター層と正社員層の間の交通関係を前提していないし、機能的に必要としない。
だが、フリーターと正社員の一部交代は例外的に存在する。
A.正社員層の欠員補充の為
B.現場知識を採用する為
C.正社員、フリーター両層の労働意欲向上の為
D.フリーター層のガス抜きの為
まず、Aの点だが、基本的にはこの欠員補充にフリーター層から補充される事はない。何故ならば、管理労働に従事する為の基礎技能が欠けているからである。例外はBの場合。よって正社員の欠員補充は、管理労働に機能し得る技能を身に付けた外部の高度教育修了者層から行われる。ここで教育レベル乖離と問題が繋がる。であるから、Aは実質的には存在せず、CとDに解消してよい。
Bの点であるが、この需要は極微量である。フリーターを利用する産業は、現場知識のデータを人的に供給せず、ネットワーク上に還元出来る数値データに置き換え得る方式で成立する。逆に言えば、だからこそフリーターを利用出来る産業として成立し得る。
Cは言うまでもない。だが、この機能によってしても実現する両層の交代は極微量だ。具体的に言えば、ひとつの現場にひとりの割合でよい。それは現場監督であろう。つまりここに仮想的能力主義が出現する。能力によって現場監督になれる可能性は誰にでも開かれているのである。そこでフリーター労働者達は自分達の境遇に「納得」するのだ。これがDである。
しかし、これこそが階層ではないか。現実に見れば正社員層とフリーター層の間の交通を許すのは極細いパイプに過ぎず、そこに大きな流動性はない。だが、仮想的能力主義の幻想によってそのシステムは正当化される。
この具体例は既に多くの場所で見られる。だが、フリーター層はまだ不平を洩らしてはいないだろう。つまり、Dが機能してシステム正当化が彼等の間に浸透しているからである。そして、もうひとつ重要なのが、フリーターの入り浸りさんも指摘するライフスタイルである。そのライフスタイルもまた、フリーター労働に留まる事を許す。
私が特に入り浸りさんの認識に特に注意を促したいのは、
>フリーターの多くは自由意志でその道を歩んでおり、それによる低賃金を甘んじて受け、また、低賃金を趣味に費やすことによって豊かさを得る傾向が見られるのもフリーター層の特徴である。
という点についてである。つまり、このようなフリーターの自己認識こそが、今後更なる進行が予想されるフリーター産業のシステムに組み込まれ、階層化社会を形成する構造の基礎になるという点である。
11. Presenter
2002/01/23(水) 03:50:46
「右傾化」に関する入り浸りさんの投稿は、私の説明不足に由来するものであろう。
私の先の発言、
>国民的世論の右傾化もこの階層化現象を助成する。
には、入り浸りさんが解釈したような価値判断は含まれていない。しかし、入り浸りさんがそのように解釈されたのも無理はない。以下で先の発言内容について詳述する。
戦後日本では、経済成長の歩みと並行する形で左派的世論が存在し、経済大国化に伴うシステム構成の中でその構造的基礎に左派思想が組み込まれた。そして現在、従来のシステムが克服されようとするに当たって、システム内の左派世論に対して相対的に右傾化が志向される訳だが、戦後システムに内在する多くの制度は、左派世論を構造的土台としており、右傾化に伴ってそれら諸制度も切り崩される事になる。
左派的世論構造に立脚する制度としては、まず、所得格差是正の為の社会保障制度が挙げられるであろうし、また、近年の歴史教科書を巡る問題などで明らかになった従来の教育現場の左派性にも見えるように、従来の教育制度・思想も左派世論を基礎構造とする。(余談だが、前文部大臣が従来の義務教育を、「行き過ぎた平等」と評したのは象徴的だった。)
明らかな事だが、これら平等制度は左派世論と以心伝心の夫婦であり分離は出来ない。
また、システム内部ばかりではなくシステム外状況の変化も、右傾化の促進とその性格規定を行う。その外的状況変化は今更説明するまでもないだろう。
右傾化する世論は、国家的機能としての知的ヒエラルキーと、テクノクラティー(旧ソ連のそれを指す狭義ではなくて、広義の意味)の必要性を認め、社会の階層化を容認するであろう。
再び繰り返すが、「階層化容認」という表現を、私は価値判断表明のために行っているのではない。私は有意義な議論が行いたいだけで、右・左に固執した泥試合の、「始めの一手」を投げている訳ではない。
入り浸りさんには続けて有意義な投稿を期待しております。
私の先の発言、
>国民的世論の右傾化もこの階層化現象を助成する。
には、入り浸りさんが解釈したような価値判断は含まれていない。しかし、入り浸りさんがそのように解釈されたのも無理はない。以下で先の発言内容について詳述する。
戦後日本では、経済成長の歩みと並行する形で左派的世論が存在し、経済大国化に伴うシステム構成の中でその構造的基礎に左派思想が組み込まれた。そして現在、従来のシステムが克服されようとするに当たって、システム内の左派世論に対して相対的に右傾化が志向される訳だが、戦後システムに内在する多くの制度は、左派世論を構造的土台としており、右傾化に伴ってそれら諸制度も切り崩される事になる。
左派的世論構造に立脚する制度としては、まず、所得格差是正の為の社会保障制度が挙げられるであろうし、また、近年の歴史教科書を巡る問題などで明らかになった従来の教育現場の左派性にも見えるように、従来の教育制度・思想も左派世論を基礎構造とする。(余談だが、前文部大臣が従来の義務教育を、「行き過ぎた平等」と評したのは象徴的だった。)
明らかな事だが、これら平等制度は左派世論と以心伝心の夫婦であり分離は出来ない。
また、システム内部ばかりではなくシステム外状況の変化も、右傾化の促進とその性格規定を行う。その外的状況変化は今更説明するまでもないだろう。
右傾化する世論は、国家的機能としての知的ヒエラルキーと、テクノクラティー(旧ソ連のそれを指す狭義ではなくて、広義の意味)の必要性を認め、社会の階層化を容認するであろう。
再び繰り返すが、「階層化容認」という表現を、私は価値判断表明のために行っているのではない。私は有意義な議論が行いたいだけで、右・左に固執した泥試合の、「始めの一手」を投げている訳ではない。
入り浸りさんには続けて有意義な投稿を期待しております。
12. Presenter
2002/01/23(水) 03:52:58
残りの議論について入り浸りさんの投稿を踏まえながら私の私見を詳述する。
まず、「英語の第二公用語化」については私の説明不足だった。将来、初等義務教育から英語が組み込まれる状況になる事を、私は第二公用語化として示したかった。しかし、現在それの議論がなされているが、本当に第二公用語化が実現するかどうか、それがいつの事になるかどうかも分からないのは確かで、これを要因に挙げるべきではなかったかもしれない。ただ、その第二公用語化が実現されれば、教育格差の拡大とそれに伴う労働階層分化に繋がるのは間違いないと考えるがいかがか?
4についても私の説明不足と認識不足がある事を確認した。私が言いたかったのは、中国を始めとした諸国の経済的躍進に伴い、従来のシステムにおける日本の経済的後退は避けられず、それによってシステムは構造転換を迫られる。そして、その構造転換が階層分化を助成する、という事を言いたかったのだ。しかし、私の認識が甘かったと思うのは、構造転換がいかにして階層分化に働くかという点を明確化する事に自信がない点である。
確かに、入り浸りさんが挙げるように、日本版401kもそのひとつだろうが、これまで国内構造で機能してきた社会的・法的諸制度が転換を迫られ、それが概ね所得格差の縮小よりも拡大に繋がる事は確かであると私は認識している。
>日本経済の相対的地位の低下は経営者や株主の破産を続出させる。そうでなくとも彼らにある程度の出費を要請することは確実だろう。
という点についても私は同意するが、しかし、そのように転落する高所得者は従来システムにおけるそれであって、それに代わる新たなシステムで大きな二極分化が起こるのではと考えたのだが説明は出来ない(御免仕る)。
ただ、その従来高所得者の転落がそのまま社会的平準化に落ち着くとは考えられない。
3における所得税減税の問題については、果たして具体的詳細に如何なる形で減税が行われようとしているのかの自己の認識が甘いので入り浸りさんに反論は出来ない。詳しいところを御存知であればご教授願いたい。
また、税制待遇平準化について、私が間接税増税と共に注意を促したいのは所得税課税最低限の引き下げである。それから、多段階課税であるが、景気問題に関わる消費促進策を考えて、そこに所得階層分化抑制に働くような課税形態を持ち込む事は困難と思われる。
最後に1についてであるが、入り浸りさんの指摘通り、
>その程度の現象ならば今日でも、また以前からも起こっている現象である
のは確かだ。私はそれだけで階層分化に働くものとは考えていない。その他に挙げた要因、所得格差、労働階層分化の発芽が刺激信号となって公私教育レベル乖離が進むのではないか、そして、所得、労働、教育がひとつの循環になって階層分化社会の形成に動くのではないかと考察しているのである。
まず、「英語の第二公用語化」については私の説明不足だった。将来、初等義務教育から英語が組み込まれる状況になる事を、私は第二公用語化として示したかった。しかし、現在それの議論がなされているが、本当に第二公用語化が実現するかどうか、それがいつの事になるかどうかも分からないのは確かで、これを要因に挙げるべきではなかったかもしれない。ただ、その第二公用語化が実現されれば、教育格差の拡大とそれに伴う労働階層分化に繋がるのは間違いないと考えるがいかがか?
4についても私の説明不足と認識不足がある事を確認した。私が言いたかったのは、中国を始めとした諸国の経済的躍進に伴い、従来のシステムにおける日本の経済的後退は避けられず、それによってシステムは構造転換を迫られる。そして、その構造転換が階層分化を助成する、という事を言いたかったのだ。しかし、私の認識が甘かったと思うのは、構造転換がいかにして階層分化に働くかという点を明確化する事に自信がない点である。
確かに、入り浸りさんが挙げるように、日本版401kもそのひとつだろうが、これまで国内構造で機能してきた社会的・法的諸制度が転換を迫られ、それが概ね所得格差の縮小よりも拡大に繋がる事は確かであると私は認識している。
>日本経済の相対的地位の低下は経営者や株主の破産を続出させる。そうでなくとも彼らにある程度の出費を要請することは確実だろう。
という点についても私は同意するが、しかし、そのように転落する高所得者は従来システムにおけるそれであって、それに代わる新たなシステムで大きな二極分化が起こるのではと考えたのだが説明は出来ない(御免仕る)。
ただ、その従来高所得者の転落がそのまま社会的平準化に落ち着くとは考えられない。
3における所得税減税の問題については、果たして具体的詳細に如何なる形で減税が行われようとしているのかの自己の認識が甘いので入り浸りさんに反論は出来ない。詳しいところを御存知であればご教授願いたい。
また、税制待遇平準化について、私が間接税増税と共に注意を促したいのは所得税課税最低限の引き下げである。それから、多段階課税であるが、景気問題に関わる消費促進策を考えて、そこに所得階層分化抑制に働くような課税形態を持ち込む事は困難と思われる。
最後に1についてであるが、入り浸りさんの指摘通り、
>その程度の現象ならば今日でも、また以前からも起こっている現象である
のは確かだ。私はそれだけで階層分化に働くものとは考えていない。その他に挙げた要因、所得格差、労働階層分化の発芽が刺激信号となって公私教育レベル乖離が進むのではないか、そして、所得、労働、教育がひとつの循環になって階層分化社会の形成に動くのではないかと考察しているのである。
13. 津波
2002/01/23(水) 13:56:28
1について
高校までの教育にかかるコストは比較的小さい。
そのため、公私の差はあるにはあるだろうが、それほど階層化をおし進めるとは思えない。
問題は国立の大学・大学院の方だろう。
高等教育では学生一人あたりにかかる設備等の経費が初等・中等教育に比べて桁違いに大きい。
もしこれらが教育レベルを落とさずに完全に民営化されれば、授業料はかなりの高額になる。
(例えば、高等教育への予算は研究費も含めて約3兆円、対する授業料収入は学生15万人×50万円/人=約750億円程度)
高等教育が生涯収入に及ぼす影響は平均的には大きいと思われるから、国立大学完全民営化の場合には学歴による社会の階層化が進む可能性もある。
英語第二公用語化は、例えばコンピューターの発達により同時通訳機が開発される可能性が高く、決定的なものにはならないと考えられる。
2について
フリーターであっても仕事に見合った報酬を受けることができれば問題は少ない。
ただ、実際にどうなるかは分からない。
3について
>入り浸りさんの、「高所得者のための減税は行なわれないだろうということである。」
は希望的観測だと思われる。
理想的に言えば財政再建のためには高所得者に負担を求めるべきだが、
歴史的に見ると、例えば王安石の改革は大地主、大商人の反対によりうまくいかなかった。
一般的には、税金は「うるさくない奴」から取る方が楽なので、低所得者の負担により財政再建を図る可能性は十分にある。
4について
発展途上国の経済的躍進によってパイの大きさが大きくなれば問題ない。
しかし、パイの大きさが変わらない場合には、敗者は先進国全体になるだろう。
この場合、日本人全員が敗者になるかもしれないし、一部の者は踏みち止まるかもしれない。
場合によっては上手く駆け回って、より豊かになる者も生まれるかもしれない。
しかし、平均すれば日本人の生活レベルが低下するのは避けられない。
ちなみに、資源制約の問題が顕在化すると、発展途上国云々とは関係無く、パイの大きさ自体が小さくなる可能性すらある。
高校までの教育にかかるコストは比較的小さい。
そのため、公私の差はあるにはあるだろうが、それほど階層化をおし進めるとは思えない。
問題は国立の大学・大学院の方だろう。
高等教育では学生一人あたりにかかる設備等の経費が初等・中等教育に比べて桁違いに大きい。
もしこれらが教育レベルを落とさずに完全に民営化されれば、授業料はかなりの高額になる。
(例えば、高等教育への予算は研究費も含めて約3兆円、対する授業料収入は学生15万人×50万円/人=約750億円程度)
高等教育が生涯収入に及ぼす影響は平均的には大きいと思われるから、国立大学完全民営化の場合には学歴による社会の階層化が進む可能性もある。
英語第二公用語化は、例えばコンピューターの発達により同時通訳機が開発される可能性が高く、決定的なものにはならないと考えられる。
2について
フリーターであっても仕事に見合った報酬を受けることができれば問題は少ない。
ただ、実際にどうなるかは分からない。
3について
>入り浸りさんの、「高所得者のための減税は行なわれないだろうということである。」
は希望的観測だと思われる。
理想的に言えば財政再建のためには高所得者に負担を求めるべきだが、
歴史的に見ると、例えば王安石の改革は大地主、大商人の反対によりうまくいかなかった。
一般的には、税金は「うるさくない奴」から取る方が楽なので、低所得者の負担により財政再建を図る可能性は十分にある。
4について
発展途上国の経済的躍進によってパイの大きさが大きくなれば問題ない。
しかし、パイの大きさが変わらない場合には、敗者は先進国全体になるだろう。
この場合、日本人全員が敗者になるかもしれないし、一部の者は踏みち止まるかもしれない。
場合によっては上手く駆け回って、より豊かになる者も生まれるかもしれない。
しかし、平均すれば日本人の生活レベルが低下するのは避けられない。
ちなみに、資源制約の問題が顕在化すると、発展途上国云々とは関係無く、パイの大きさ自体が小さくなる可能性すらある。
14. ↑
2002/01/23(水) 18:07:50
あわてて書いたので間違えました。
学生数の15万人は大学と大学院の入学定員の和なので、実際に授業料を払っている在籍者数はこの数倍になりますね。
学生数の15万人は大学と大学院の入学定員の和なので、実際に授業料を払っている在籍者数はこの数倍になりますね。
15. Presenter
2002/01/25(金) 02:50:57
大学教育費用と言えば、私立医学部の高額授業料が、医業の世襲風潮を後押しする装置になってる事は確かだな。けど、国公立大学の独立法人化もそのまま沙汰止みって訳には行かないだろうし。実際、どうなって行くのであろうか。
それと、アメリカにおける大学授業料の高額さは有名だが、それはアメリカ社会の階層性現象に繋がりはないのだろうか?御存知の方がいれば情報をお願いします。
それと、アメリカにおける大学授業料の高額さは有名だが、それはアメリカ社会の階層性現象に繋がりはないのだろうか?御存知の方がいれば情報をお願いします。
ちょっくら忙しくてレス出来ませんが、一応。
アメリカは奨学金制度が発達していて授業料免除になる学生が多いという
話は聞いた事がある。詳しくは知らん。
アメリカは奨学金制度が発達していて授業料免除になる学生が多いという
話は聞いた事がある。詳しくは知らん。
17. 受け売り
2002/01/26(土) 05:29:59
完全民営化なら授業料10倍くらいになるね。
決してヒマではないが、なんとか時間が出来たのでレスします。
>正社員とは何か。彼等は管理部門を担当する専門職業層である。
>経営戦略、人的物的流通管理といったネットワークを駆使するなど、
>管理労働は極めて専門的な知識を必要とする。
>つまり、フリーターと正社員の間においては労働内容が完全に隔絶されており、>フリーター労働が正社員労働への準備期間として機能する事はない。
これを事実として考えるならば、今日のヒラ社員は全員フリーター逝きである。
いかに就職難、高失業率の社会とはいえど、我々京大生だけが
正社員として就職できるなどというような事態は起こっていない。
高卒でも専門学校卒でも正社員として雇用されているのが現状である。
そして、その正社員は管理労働をしているだろうか。答えは否である。
このことは何を意味するか。企業の側が正社員としての長期の労働を
求めており、労働者の側もまた長期雇用を求めているということである。
多くの職業では、一定の職業訓練を必要とする。
逆にいえば、多くの職業では長期雇用を前提としないと企業は職業訓練にかかる
費用を回収できないということである。つまり、短期雇用を
前提とするフリーターの職場は職業訓練を必要としない、または
その費用が著しく安く済み、期間も短い職場に限られる。
よって、フリーターの職場は非常に限られたものとなり、これは
学生の小遣い稼ぎのアルバイトまたは短期雇用を望む一部の労働者
(前述の通り、労働者は基本的に長期雇用を望む)のためのものとしか
ならないだろう。フリーターの自己正当化もその一部の労働者の間でのみ
起こることであり、社会問題化するには至らないと思われる。
次に
>右傾化する世論は、国家的機能としての知的ヒエラルキーと、
>テクノクラティー(旧ソ連のそれを指す狭義ではなくて、広義の意味)
>の必要性を認め、社会の階層化を容認するであろう。
についてですが、今日の社会はその知的ヒエラルキーとテクノクラティーが
既に存在している社会です。しかし、今日は教育の荒廃と社会の大衆化により、
知的ヒエラルキーの上部にいるべきでない人間が上部に居り、
下部に留まるべきでない人間が下部で腐っている社会です。
この社会において社会が右傾化しても、人が本来いるべき所に
いるようになるというだけでそれほど問題ではないかと思われます。
むしろ、能力に応じた地位と賃金が支払われる分マシであると思われ。
残りは適当にレスしますが、
英語第二公用語化については激しい抵抗が予想されます。
日本語能力の低下が叫ばれる中で英語を導入してどーするよ?と。
実現性の無い話は議論のしようがありません。
減税についても実際、どの程度の減税が行なわれようとしているのかは
分からない。また、近年では歳出削減、税収増大の意見が強いので
減税が先送りになることも考えられる。
その他の意見はどうも根拠が無さそうなのでレスはしないでおきます。
根拠ができたらまた議論しませう。
>正社員とは何か。彼等は管理部門を担当する専門職業層である。
>経営戦略、人的物的流通管理といったネットワークを駆使するなど、
>管理労働は極めて専門的な知識を必要とする。
>つまり、フリーターと正社員の間においては労働内容が完全に隔絶されており、>フリーター労働が正社員労働への準備期間として機能する事はない。
これを事実として考えるならば、今日のヒラ社員は全員フリーター逝きである。
いかに就職難、高失業率の社会とはいえど、我々京大生だけが
正社員として就職できるなどというような事態は起こっていない。
高卒でも専門学校卒でも正社員として雇用されているのが現状である。
そして、その正社員は管理労働をしているだろうか。答えは否である。
このことは何を意味するか。企業の側が正社員としての長期の労働を
求めており、労働者の側もまた長期雇用を求めているということである。
多くの職業では、一定の職業訓練を必要とする。
逆にいえば、多くの職業では長期雇用を前提としないと企業は職業訓練にかかる
費用を回収できないということである。つまり、短期雇用を
前提とするフリーターの職場は職業訓練を必要としない、または
その費用が著しく安く済み、期間も短い職場に限られる。
よって、フリーターの職場は非常に限られたものとなり、これは
学生の小遣い稼ぎのアルバイトまたは短期雇用を望む一部の労働者
(前述の通り、労働者は基本的に長期雇用を望む)のためのものとしか
ならないだろう。フリーターの自己正当化もその一部の労働者の間でのみ
起こることであり、社会問題化するには至らないと思われる。
次に
>右傾化する世論は、国家的機能としての知的ヒエラルキーと、
>テクノクラティー(旧ソ連のそれを指す狭義ではなくて、広義の意味)
>の必要性を認め、社会の階層化を容認するであろう。
についてですが、今日の社会はその知的ヒエラルキーとテクノクラティーが
既に存在している社会です。しかし、今日は教育の荒廃と社会の大衆化により、
知的ヒエラルキーの上部にいるべきでない人間が上部に居り、
下部に留まるべきでない人間が下部で腐っている社会です。
この社会において社会が右傾化しても、人が本来いるべき所に
いるようになるというだけでそれほど問題ではないかと思われます。
むしろ、能力に応じた地位と賃金が支払われる分マシであると思われ。
残りは適当にレスしますが、
英語第二公用語化については激しい抵抗が予想されます。
日本語能力の低下が叫ばれる中で英語を導入してどーするよ?と。
実現性の無い話は議論のしようがありません。
減税についても実際、どの程度の減税が行なわれようとしているのかは
分からない。また、近年では歳出削減、税収増大の意見が強いので
減税が先送りになることも考えられる。
その他の意見はどうも根拠が無さそうなのでレスはしないでおきます。
根拠ができたらまた議論しませう。
入り浸り殿に敬意を表して、あげ。
20. blue
2002/02/05(火) 16:00:50
何か書くと知識の無さを露呈しそう(笑)ですが一つ意見を。
ここでは正社員とフリーターが対比されて論じられていますが、むしろ正社員とパート労働者を対比させるべきではないかと思います。
フリーターがフリーターであるのは、その人個人の選択の影響が大きいのではないかと思います。
一方、長引く不況で人件費の抑制を迫られている企業が現在進めている主な対策が、労働者のパート化です。
これは短期雇用を前提とする場合のみならず、比較的長期にわたって雇用する職種においても、人件費削減策として広まりつつあります。
この傾向は一時的なものではなく構造的なものとして進みつつあり、労働者の所得格差は広がる傾向にあるのではないかと思うのですが。
結果社会の階層化も進んでいくのではないでしょうか。
乱暴な論理展開スマソ。
ここでは正社員とフリーターが対比されて論じられていますが、むしろ正社員とパート労働者を対比させるべきではないかと思います。
フリーターがフリーターであるのは、その人個人の選択の影響が大きいのではないかと思います。
一方、長引く不況で人件費の抑制を迫られている企業が現在進めている主な対策が、労働者のパート化です。
これは短期雇用を前提とする場合のみならず、比較的長期にわたって雇用する職種においても、人件費削減策として広まりつつあります。
この傾向は一時的なものではなく構造的なものとして進みつつあり、労働者の所得格差は広がる傾向にあるのではないかと思うのですが。
結果社会の階層化も進んでいくのではないでしょうか。
乱暴な論理展開スマソ。
効率の悪い階層化社会を防ぐために相続税は必要不可欠だと思われるが、如何?
22. Presenter
2002/02/06(水) 14:38:20
blueさんの指摘を見て気付いたが、フリーターとパート労働を私は混同していた。上で論じた「フリーター労働産業」の試論を「パート労働産業」へと置き換えて頂きたい。なお、フリーターはパート労働の主要供給労働市場として機能するものと考える。
また、津波さんへの返答であるが、おそらく、労働の階層性こそが効率的とされるような産業へと、経済をも含めた構造変化が進行し、そのようにして階層化が形作られていくのではないかと私は考えている。
また、津波さんへの返答であるが、おそらく、労働の階層性こそが効率的とされるような産業へと、経済をも含めた構造変化が進行し、そのようにして階層化が形作られていくのではないかと私は考えている。
23. blue
2002/02/06(水) 18:14:58
>Presenter
>フリーターはパート労働の主要供給労働市場として機能する
なるほど、よく分かりました。
そうなると問題は、パート労働への待遇切り下げによる社会体制への影響ですか。
公私教育機関における教育レベルに差がつきそうな動きとしては、私は国立大学の独立行政法人化が気になります。
これによって国立大学の授業料がゆくゆくは私立大学並になるとすると、親の収入によって大学進学を諦めざるを得ない人が増加することが考えられます。
そうなると奨学金制度の充実が必要になりますが、それも難しそうな状況。
果たしてどうなっていくのでしょうか。
>フリーターはパート労働の主要供給労働市場として機能する
なるほど、よく分かりました。
そうなると問題は、パート労働への待遇切り下げによる社会体制への影響ですか。
公私教育機関における教育レベルに差がつきそうな動きとしては、私は国立大学の独立行政法人化が気になります。
これによって国立大学の授業料がゆくゆくは私立大学並になるとすると、親の収入によって大学進学を諦めざるを得ない人が増加することが考えられます。
そうなると奨学金制度の充実が必要になりますが、それも難しそうな状況。
果たしてどうなっていくのでしょうか。
奨学金やその他の基金を設立することが名誉である、という
社会的合意ができていない中で授業料を値上げしたら
間違いなく金持ちの子しか大学教育を受けられなくなりますね。
実際、京大にも
「医学部志望の高校生・浪人生指導、時給6000円〜1万円」
なんていうビラが落ちてたし。これは医学部というのがすでに
金持ちのために存在しているということを証明する一つの
例ではないか。こういう事態は正常とは言えないわな。
結局は金持ちが奨学金や基金を設立することが名誉である、
という考え方を持たないがゆえにそうなるのであって。
奨学金等の基金を設立したものは勲章を与えるとか
国会で賞賛の決議をするとか最悪基金を設立した分を
控除してやるとかそういう事が必要ではないかと思う。
社会的合意ができていない中で授業料を値上げしたら
間違いなく金持ちの子しか大学教育を受けられなくなりますね。
実際、京大にも
「医学部志望の高校生・浪人生指導、時給6000円〜1万円」
なんていうビラが落ちてたし。これは医学部というのがすでに
金持ちのために存在しているということを証明する一つの
例ではないか。こういう事態は正常とは言えないわな。
結局は金持ちが奨学金や基金を設立することが名誉である、
という考え方を持たないがゆえにそうなるのであって。
奨学金等の基金を設立したものは勲章を与えるとか
国会で賞賛の決議をするとか最悪基金を設立した分を
控除してやるとかそういう事が必要ではないかと思う。
25. ミミ
2002/02/07(木) 00:27:37
私の友達に2人、日本育英会から奨学金を受けている人間がいるが、
2人とも返済は踏み倒すつもりらしい。
現にそういうことは自分達だけではないというのが彼等の言い分だが、
こういう奨学金を受ける側の意識についても、
日本にはまだ未熟なところがあるかもしれない。
立身出世の儒教的学歴観という欧米とは違った風土が未だに尾を引いているのかな。
2人とも返済は踏み倒すつもりらしい。
現にそういうことは自分達だけではないというのが彼等の言い分だが、
こういう奨学金を受ける側の意識についても、
日本にはまだ未熟なところがあるかもしれない。
立身出世の儒教的学歴観という欧米とは違った風土が未だに尾を引いているのかな。
26. edc
2002/02/07(木) 02:50:34
横スレですみませんが
↑今でも特定の研究所勤務及び教員になる等
により免除を受けられるのでしょうか?<育英奨学金
確か、その制度は無くなった、もしくは条件が厳しくなったと
記憶していますが。
↑今でも特定の研究所勤務及び教員になる等
により免除を受けられるのでしょうか?<育英奨学金
確か、その制度は無くなった、もしくは条件が厳しくなったと
記憶していますが。
27. edc
2002/02/07(木) 02:51:09
訂正
横スレ→横レス
・・・あー恥ずかしい。
横スレ→横レス
・・・あー恥ずかしい。
>おそらく、労働の階層性こそが効率的とされるような産業へと、経済をも含めた構造変化が進行し、そのようにして階層化
>が形作られていくのではないかと私は考えている。
どのような組織も階層化するし、これはそもそも人間に限った話でもない気がする。
階層化により効率的な社会になるなら、それほど問題では無いと思われるが、如何?
>奨学金やその他の基金を設立することが名誉である、という社会的合意
これには同感であり、何らかの制度で対応することにも賛成である。
しかし、政府は長期的視野に立って徴税等の強制力のある施策でも対応すべきだろう。
能力のあるものが相応の待遇を受けることができない社会は不安定化し、
結局は社会および既得権者の利益が失われることを歴史が指し示していると思われるから。
>が形作られていくのではないかと私は考えている。
どのような組織も階層化するし、これはそもそも人間に限った話でもない気がする。
階層化により効率的な社会になるなら、それほど問題では無いと思われるが、如何?
>奨学金やその他の基金を設立することが名誉である、という社会的合意
これには同感であり、何らかの制度で対応することにも賛成である。
しかし、政府は長期的視野に立って徴税等の強制力のある施策でも対応すべきだろう。
能力のあるものが相応の待遇を受けることができない社会は不安定化し、
結局は社会および既得権者の利益が失われることを歴史が指し示していると思われるから。
29. Presenter
2002/02/07(木) 22:54:09
津波さんへの回答。
>階層化により効率的な社会になるなら、それほど問題では無いと思われる
確かに能力に応じた分業は効率化を生む。しかし、私がここで将来的階層化社会の可能性として考えているのは、その能力差の発生そのものが階層的構造に由来するものとなるのではないかという事だ。つまり、これまでのレスでも論じられてきたように、労働の階層化のみならず、教育の階層化を視野に入れて社会の階層化可能性を考えねばならない。
教育格差→能力格差→労働格差→所得格差→教育格差
単純に循環図式を書いた。この相互リンクは階層的に上下層を形成する。この階層性は階級もしくは身分と言われる程拘束力の強いものではないと考えるが、今後この階層性が今よりも更に強まった社会が形成される可能性を無視出来ないのではないかと私は提起しているのだ。そのような階層化社会になれば、その構造性がシステム作用的に構成員達の意識に作用し、「効率性を考えれば階層性は当然」という階層性容認の意識を抱くようになるだろうとも考えられる。
>階層化により効率的な社会になるなら、それほど問題では無いと思われる
確かに能力に応じた分業は効率化を生む。しかし、私がここで将来的階層化社会の可能性として考えているのは、その能力差の発生そのものが階層的構造に由来するものとなるのではないかという事だ。つまり、これまでのレスでも論じられてきたように、労働の階層化のみならず、教育の階層化を視野に入れて社会の階層化可能性を考えねばならない。
教育格差→能力格差→労働格差→所得格差→教育格差
単純に循環図式を書いた。この相互リンクは階層的に上下層を形成する。この階層性は階級もしくは身分と言われる程拘束力の強いものではないと考えるが、今後この階層性が今よりも更に強まった社会が形成される可能性を無視出来ないのではないかと私は提起しているのだ。そのような階層化社会になれば、その構造性がシステム作用的に構成員達の意識に作用し、「効率性を考えれば階層性は当然」という階層性容認の意識を抱くようになるだろうとも考えられる。
30. マイッツァーじい様
2002/02/07(木) 23:26:38
適材適所の人材配置こそが人類をよりよい方向に導くのだよ。
人類は平等ではなく高貴な人間、つまり崇高な戦いのためなら血を流
すことを恐れない貴族に統制されることが人類の正しいあり方なのだ。
人権こそ平等であれ、人には導く者と導かれる者がいるのだよ。
人類は平等ではなく高貴な人間、つまり崇高な戦いのためなら血を流
すことを恐れない貴族に統制されることが人類の正しいあり方なのだ。
人権こそ平等であれ、人には導く者と導かれる者がいるのだよ。
31. そん
2002/02/07(木) 23:54:10
なんつったけ?
指導者民主主義?国民は馬鹿が殆どだから
国民の自由平等だけでなく、
リーダーシップをとるエリートの門戸を自由
にすべきだ、という議論。日本ではこの点は
民主主義だねえ。
指導者民主主義?国民は馬鹿が殆どだから
国民の自由平等だけでなく、
リーダーシップをとるエリートの門戸を自由
にすべきだ、という議論。日本ではこの点は
民主主義だねえ。
32. 某エロ
2002/02/08(金) 00:45:14
私の入る隙間はありません
33. マイッツァーじい様
2002/02/08(金) 01:05:34
>指導者民主主義
いや、コスモ貴族主義(笑
でも多分その通りの理論。
いや、コスモ貴族主義(笑
でも多分その通りの理論。
要は教育の階層化を防止する事。
所得の階層化や労働の階層化は資本主義の必然であって、
それを否定すればどうしようもない。行きつく先はポルポト主義ですな。
これまでの日本というのは教育の階層化を防止することによって
階級社会の到来を避けてきたわけで、これを崩すわけにはいきませんな。
ただし、ここでいう階層化の否定とは、悪平等主義ではなく、むしろ
学歴社会の肯定と学歴以外の要素の排除(金持ちの子がいい大学に
入りやすいなど)ですがね。
所得の階層化や労働の階層化は資本主義の必然であって、
それを否定すればどうしようもない。行きつく先はポルポト主義ですな。
これまでの日本というのは教育の階層化を防止することによって
階級社会の到来を避けてきたわけで、これを崩すわけにはいきませんな。
ただし、ここでいう階層化の否定とは、悪平等主義ではなく、むしろ
学歴社会の肯定と学歴以外の要素の排除(金持ちの子がいい大学に
入りやすいなど)ですがね。
35. Presenter
2002/02/09(土) 01:33:31
私も潔癖症の如き「平等主義」の主張には一線を画する。
資本主義社会におけるある程度の階層性は自明の事で、
これに「社会革命」を主張しようとするのは非科学的かつ非未来的。
ただ、ここで「21世紀の階層化」と指摘しようとしたのは、
それまで所得、労働の階層性に対してスタビライザーとして機能してきた「教育」が変貌しつつある事、
それから、労働と教育を繋ぐ「労働能力」について特殊な階層が生まれつつある事だ。
これらの変化とそれに伴う新たな社会構造化の可能性を、果たして自明の階層性として楽観的に見送る事が可能なのかどうかを提起してみたかったので御座候。
けど、まだ議論は終了にあらず。
以下続けて意見を請う。
資本主義社会におけるある程度の階層性は自明の事で、
これに「社会革命」を主張しようとするのは非科学的かつ非未来的。
ただ、ここで「21世紀の階層化」と指摘しようとしたのは、
それまで所得、労働の階層性に対してスタビライザーとして機能してきた「教育」が変貌しつつある事、
それから、労働と教育を繋ぐ「労働能力」について特殊な階層が生まれつつある事だ。
これらの変化とそれに伴う新たな社会構造化の可能性を、果たして自明の階層性として楽観的に見送る事が可能なのかどうかを提起してみたかったので御座候。
けど、まだ議論は終了にあらず。
以下続けて意見を請う。
Presenterさんが教育に目を付けられたのは、はなかなか良いと思われます。
やはり、日本国憲法で謳われている
「その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利」
自己流に言い換えると、「能力が同じであれば、経済力に関係無くそれ相応の教育を受ける権利」
が保障されることが大事だと思います。
そうしないと、例えば中国では、少なくとも昔は(実は今でもかも知れませんが)
士大夫階級しか満足な教育が受けられなかったようですが、その結果が現在の中国ですからね。
やはり、日本国憲法で謳われている
「その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利」
自己流に言い換えると、「能力が同じであれば、経済力に関係無くそれ相応の教育を受ける権利」
が保障されることが大事だと思います。
そうしないと、例えば中国では、少なくとも昔は(実は今でもかも知れませんが)
士大夫階級しか満足な教育が受けられなかったようですが、その結果が現在の中国ですからね。
37. Presenterって
2002/02/12(火) 12:48:09
かっこいいよな。
公教育の充実は必要だろうね。でも闇雲に増やしても
意味はないわけで。具体的にどうすればいいだろ?
意味はないわけで。具体的にどうすればいいだろ?
39. edc
2002/02/15(金) 01:44:40
戦前の高等教育機関、三校や四校のような学校が必要な気がする。
地元が石川県なので四校に関する文章等を良く読んだのだが、
崇高なエリートを育成していたような印象がある。
戦前の教育体制を含めて「日本」そのものは戦争で一度崩壊したのだから
現行の制度よりも良い、とは言い切れない。
現在の教育制度そのものが
戦後直ぐに作られ、その時は崇高な物であったかもしれない。
しかし段々と改悪されていったように
見えるのは僕だけだろうか?
つっこみ所満載ですが、イマイチ考えが
きれいにまとまらなかったのでご容赦下さい。
地元が石川県なので四校に関する文章等を良く読んだのだが、
崇高なエリートを育成していたような印象がある。
戦前の教育体制を含めて「日本」そのものは戦争で一度崩壊したのだから
現行の制度よりも良い、とは言い切れない。
現在の教育制度そのものが
戦後直ぐに作られ、その時は崇高な物であったかもしれない。
しかし段々と改悪されていったように
見えるのは僕だけだろうか?
つっこみ所満載ですが、イマイチ考えが
きれいにまとまらなかったのでご容赦下さい。
40. Presenter
2002/02/15(金) 05:47:14
議論の射程として、戦前の教育制度を押さえておく事にも意味がありそうなので、私の認識する限りにおいて以下に概説を試みました。誤り・異論等がありましたら更にレスをお願いします。
国家の近代化として最も重要な事は、行政・産業・社会などのそれよりも、まず第一に「国民意識を近代化」する事であった。それはつまり、「国民」を創造するという事である。従来、家族や地域といった目に見える範囲に留まっていた連帯の意識を、「国家」という目に見えない観念の世界にまで押し広げ、そこに「国民」という一体の意識を確立する事が近代国家形成の前提であった。その為に明治政府は、日本人にある伝統的家族意識の利用を図った。日本人の先祖を辿れば全て同一の祖先に行き着くのであり皇室はその本家であるといったような観念によって、拡大された家族意識の頂点に天皇が置かれ、日本人の国家意識が形成される事となった。そして、この意識を国民の中に植え付ける場として初等教育が重視された(戦前における初等教育就学率の高さはそのような政府の政策に因る)。
ところが、近代国家建設にとっては科学教育も必要である。特に、各分野において指導的役割を果たす人材として、合理的思考能力を持つエリートの養成は絶対不可欠である。その為に帝国大学が創設されるのだが、ここで大きな問題が生じた。それは、初等教育における宗教的意識教育と合理主義教育との関係だ。宗教的意識教育は極めて非合理的ものであり、そこから直接に合理的思考能力の基礎固めへは繋がらない。よって、これを受けて大学で高度な教育を行っても、エリート養成はおぼつかない事になる。そこで、初等教育から選抜された若干名が高等学校へと進み、そこで合理主義へと転換を受けて、そこから更に帝国大学へ進むというプロセスが採られるようになった。
三木清などの文章で戦前の高等学校の様子を読むと、異常な学問レベルの高さに驚かされるが、先に述べたような背景を押さえておかなくてはならない訳だ。さて、それはともかく、この非合理的教育と合理主義的教育の隔絶は戦前の世論、また戦後にも大きな影響を及ぼす事になった。つまり、一部知識人とその他国民の隔絶である。先の論述に続いて戦前教育制度を更に説明すると、初等教育終了後、軍人を志望する者は士官学校へと進んだ。また、戦前には師範学校なるものがあったが、これは初等教育に携わる教員を養成する為の施設であった。つまり、これらふたつと高等・大学教育とは別で、軍人・教師養成は共に直接的に初等教育の延長線上に位置する訳である。こうして軍人と知識人、初等教育と知識人との意識的隔絶は決定的となり、この事が戦前の国家的命運の行く末に繋がった事は言うまでもない。戦後への影響としては、敗戦における逆転現象によって日本世論は、国民の意識とは断絶的な左派思想の指導下に長い間おかれる事となった。
国家の近代化として最も重要な事は、行政・産業・社会などのそれよりも、まず第一に「国民意識を近代化」する事であった。それはつまり、「国民」を創造するという事である。従来、家族や地域といった目に見える範囲に留まっていた連帯の意識を、「国家」という目に見えない観念の世界にまで押し広げ、そこに「国民」という一体の意識を確立する事が近代国家形成の前提であった。その為に明治政府は、日本人にある伝統的家族意識の利用を図った。日本人の先祖を辿れば全て同一の祖先に行き着くのであり皇室はその本家であるといったような観念によって、拡大された家族意識の頂点に天皇が置かれ、日本人の国家意識が形成される事となった。そして、この意識を国民の中に植え付ける場として初等教育が重視された(戦前における初等教育就学率の高さはそのような政府の政策に因る)。
ところが、近代国家建設にとっては科学教育も必要である。特に、各分野において指導的役割を果たす人材として、合理的思考能力を持つエリートの養成は絶対不可欠である。その為に帝国大学が創設されるのだが、ここで大きな問題が生じた。それは、初等教育における宗教的意識教育と合理主義教育との関係だ。宗教的意識教育は極めて非合理的ものであり、そこから直接に合理的思考能力の基礎固めへは繋がらない。よって、これを受けて大学で高度な教育を行っても、エリート養成はおぼつかない事になる。そこで、初等教育から選抜された若干名が高等学校へと進み、そこで合理主義へと転換を受けて、そこから更に帝国大学へ進むというプロセスが採られるようになった。
三木清などの文章で戦前の高等学校の様子を読むと、異常な学問レベルの高さに驚かされるが、先に述べたような背景を押さえておかなくてはならない訳だ。さて、それはともかく、この非合理的教育と合理主義的教育の隔絶は戦前の世論、また戦後にも大きな影響を及ぼす事になった。つまり、一部知識人とその他国民の隔絶である。先の論述に続いて戦前教育制度を更に説明すると、初等教育終了後、軍人を志望する者は士官学校へと進んだ。また、戦前には師範学校なるものがあったが、これは初等教育に携わる教員を養成する為の施設であった。つまり、これらふたつと高等・大学教育とは別で、軍人・教師養成は共に直接的に初等教育の延長線上に位置する訳である。こうして軍人と知識人、初等教育と知識人との意識的隔絶は決定的となり、この事が戦前の国家的命運の行く末に繋がった事は言うまでもない。戦後への影響としては、敗戦における逆転現象によって日本世論は、国民の意識とは断絶的な左派思想の指導下に長い間おかれる事となった。
41. Presenter
2002/02/15(金) 05:56:09
追加レスです。
↑で論じたような教育の断絶は戦前に限らない。今日でも各国において、国家主義の初等教育と高等教育の断絶は多く見られる事である。やはり現代も「近代」という歴史認識に立って捉える必要があるのではないか。
↑で論じたような教育の断絶は戦前に限らない。今日でも各国において、国家主義の初等教育と高等教育の断絶は多く見られる事である。やはり現代も「近代」という歴史認識に立って捉える必要があるのではないか。
初等教育から合理主義でやるのは、何かまずいことがあったのだろうか?
ただ単に教員が足りなかっただけかな?
単なる感想でスマン。
ただ単に教員が足りなかっただけかな?
単なる感想でスマン。
Presenter氏の講釈を受けて
続いて私の戦後の教育について。
Presenter氏の解釈とは異なるでしょうが、
その辺は勘弁。
戦後教育とはすなわち「反・戦前」に他ならない。
「反」が反発なのか反動なのかはこの際問わないが、
戦前あったもの、戦前的なもの、戦前的と思われたものが
ことごとく教育界から追放された。自分に都合の悪いものを
教育から排除するために恣意的に戦前回帰反対を叫んだものもいる。
では、「反・戦前」とは何か。それは教育勅語の否定と
その反動の教育である。子供には教育勅語ではなく、
反・教育勅語を、戦後、自らが立つべき思想ではなく、
自らが立ってはならない思想を日本の教育は教えた。
また、日本の教育者は教えたいことを教えられないという苦悩を抱えていた。
これには教育界と知識人の世界で主流であったマルクス主義が
日本では日陰者として扱われていたことによるためである。
今でこそマルクス主義はキューバと北朝鮮と左京区にしか存在しないが、
当時はまだまだ世界中を席巻していた思想であったのだ。
そこで教育界のマルクス主義者はどうしたか、彼らは
「戦前」と資本主義を結びつけたのである。彼らは軍国主義・資本主義・
拡張主義を一本の柱にくくりつけ、民主主義・平和主義・マルクス主義を
同じように一本の柱にくくりつけたのである。内容はさておき、
この外面的構造が日本の戦後思想、そして戦後教育を支配してきたといえよう。
民主主義と平和主義を教えなければならないとされている戦後教育は
必然的にマルクス主義者を大量に生み出す工場となり、資本主義は軍国主義
の温床とみなされてきた。しかし一方で資本主義の下で日本は経済発展を遂げ、
また、拡張主義にも軍国主義にも陥らなかった。これを戦後左翼は
「アジアを経済侵略している」と評し、資本主義を攻撃したが、信じる者は
いなかった。結果として、「学校で教えられていること」と
「社会で実際に行なわれていること」との思想的乖離が広がり、
左翼教育への批判が高まりだす。これが戦後教育の顛末である。
続いて私の戦後の教育について。
Presenter氏の解釈とは異なるでしょうが、
その辺は勘弁。
戦後教育とはすなわち「反・戦前」に他ならない。
「反」が反発なのか反動なのかはこの際問わないが、
戦前あったもの、戦前的なもの、戦前的と思われたものが
ことごとく教育界から追放された。自分に都合の悪いものを
教育から排除するために恣意的に戦前回帰反対を叫んだものもいる。
では、「反・戦前」とは何か。それは教育勅語の否定と
その反動の教育である。子供には教育勅語ではなく、
反・教育勅語を、戦後、自らが立つべき思想ではなく、
自らが立ってはならない思想を日本の教育は教えた。
また、日本の教育者は教えたいことを教えられないという苦悩を抱えていた。
これには教育界と知識人の世界で主流であったマルクス主義が
日本では日陰者として扱われていたことによるためである。
今でこそマルクス主義はキューバと北朝鮮と左京区にしか存在しないが、
当時はまだまだ世界中を席巻していた思想であったのだ。
そこで教育界のマルクス主義者はどうしたか、彼らは
「戦前」と資本主義を結びつけたのである。彼らは軍国主義・資本主義・
拡張主義を一本の柱にくくりつけ、民主主義・平和主義・マルクス主義を
同じように一本の柱にくくりつけたのである。内容はさておき、
この外面的構造が日本の戦後思想、そして戦後教育を支配してきたといえよう。
民主主義と平和主義を教えなければならないとされている戦後教育は
必然的にマルクス主義者を大量に生み出す工場となり、資本主義は軍国主義
の温床とみなされてきた。しかし一方で資本主義の下で日本は経済発展を遂げ、
また、拡張主義にも軍国主義にも陥らなかった。これを戦後左翼は
「アジアを経済侵略している」と評し、資本主義を攻撃したが、信じる者は
いなかった。結果として、「学校で教えられていること」と
「社会で実際に行なわれていること」との思想的乖離が広がり、
左翼教育への批判が高まりだす。これが戦後教育の顛末である。
教育行政の移り変わり
教育行政は戦後大きく変わってきた。しかし、それは日本を
幸福にしたとは到底言い難い物であった。
教育は戦後しばらくの間は学校単位の放任主義であった。
校長が自分の学校の校風を決定し、それを完成させるための人材を
採用し、それを完成させるための学生を少なくとも高校では
合格させていた。偏差値という概念は存在しても、偏差値下位にあっても
ゴロツキ更正学校と言うべき学校が存在し、社会的役割を果たしていた。
私学は宗教教育を施すか、スポーツ万能主義か、金持ちの師弟のための
ものであった。しかし、このような状況をくつがえす出来事が起きる。
京都において、共産党の蜷川政権が誕生したのだ。これは京都の公立高校に
とっては悪夢の始まりであった。共産党政権下で京都の教育は崩壊した。
その最大の理由に挙げられるのが小学区制である。小学区制とは、
ある地域にすむ生徒が公立高校に進学する場合、その地域にある高校にしか
進学できないというシステムである。共産主義の側からいえば、高校格差と
学生間のレベルの格差をなくすことが出来ていいのだろうが、ドキュソ高校に
入らざるを得なくなった優秀な生徒や進学校にいてドキュソを受け入れざるを
得なかった教員などは地獄である。紫野高校などはかつては進学校として
名を馳せていた時期もあったらしいが、いまや単なる公立である。
そこに目をつけたのが私立高校である。私立高校はその時争って特進クラスを
設置し、優秀な生徒を集めだしたのである。この時から私立>公立という
格差が生まれ始めた。日本社会の階層化の危惧の原因はここにあるといっても
いいだろう。しかし、蜷川府政はこれを解消するどころか、むしろ拡大する
政策を取り続ける。まず、それまで校長が握っていた人事権を剥奪し、
教育委員会に与えたのだ。教育委員は市長または知事が任命する。
その結果、教育委員に逆らう人間は次々と「飛ばし」を喰らう事態となった。
結果、校長が校風を作り、維持するべく集めてきた人材がばらばらにされ、
適材適所の人材配置ができなくなったのだ。結果、受験指導の鬼と言われた
教員がドキュソ校に配置されたり、受験指導よりも生活指導に適する教員が
進学校に廻されたりするという事態が起こった。資源の最適配分が行なわれ
ないのにどうして結果が期待できようか。蜷川府政が倒れ、荒巻府政が発足しても
傾向は変わらず、わずかに小学区制が改善された総合選抜制に変わっただけ
だった。今や、京都の公立教育は死んでいる。京都の公立高校から京大に
合格した数を全て足しても洛南一校の京大合格者数に満たないのである。
大阪においても北野、四条畷といった有名公立高校が凋落しており、
東京でも日比谷高校が死んだ。これは決して京都だけの問題ではない。
東京においては石原府政下で単独選抜制が復活し、日比谷が復権に向けて
努力しているという報道があったが、一度落ちた高校を復活させるのは
長い年月がかかるだろう。日本社会の階層化抑止は公教育の復権にかかっている。
公立から京大に行くルートが確保されない限り、人は私立に流れ続ける。
そして、最終的には私立に行く金が払えない優秀な人材が潰されていくのである。
とかいう私は有名私立出身者だったりする。
教育行政は戦後大きく変わってきた。しかし、それは日本を
幸福にしたとは到底言い難い物であった。
教育は戦後しばらくの間は学校単位の放任主義であった。
校長が自分の学校の校風を決定し、それを完成させるための人材を
採用し、それを完成させるための学生を少なくとも高校では
合格させていた。偏差値という概念は存在しても、偏差値下位にあっても
ゴロツキ更正学校と言うべき学校が存在し、社会的役割を果たしていた。
私学は宗教教育を施すか、スポーツ万能主義か、金持ちの師弟のための
ものであった。しかし、このような状況をくつがえす出来事が起きる。
京都において、共産党の蜷川政権が誕生したのだ。これは京都の公立高校に
とっては悪夢の始まりであった。共産党政権下で京都の教育は崩壊した。
その最大の理由に挙げられるのが小学区制である。小学区制とは、
ある地域にすむ生徒が公立高校に進学する場合、その地域にある高校にしか
進学できないというシステムである。共産主義の側からいえば、高校格差と
学生間のレベルの格差をなくすことが出来ていいのだろうが、ドキュソ高校に
入らざるを得なくなった優秀な生徒や進学校にいてドキュソを受け入れざるを
得なかった教員などは地獄である。紫野高校などはかつては進学校として
名を馳せていた時期もあったらしいが、いまや単なる公立である。
そこに目をつけたのが私立高校である。私立高校はその時争って特進クラスを
設置し、優秀な生徒を集めだしたのである。この時から私立>公立という
格差が生まれ始めた。日本社会の階層化の危惧の原因はここにあるといっても
いいだろう。しかし、蜷川府政はこれを解消するどころか、むしろ拡大する
政策を取り続ける。まず、それまで校長が握っていた人事権を剥奪し、
教育委員会に与えたのだ。教育委員は市長または知事が任命する。
その結果、教育委員に逆らう人間は次々と「飛ばし」を喰らう事態となった。
結果、校長が校風を作り、維持するべく集めてきた人材がばらばらにされ、
適材適所の人材配置ができなくなったのだ。結果、受験指導の鬼と言われた
教員がドキュソ校に配置されたり、受験指導よりも生活指導に適する教員が
進学校に廻されたりするという事態が起こった。資源の最適配分が行なわれ
ないのにどうして結果が期待できようか。蜷川府政が倒れ、荒巻府政が発足しても
傾向は変わらず、わずかに小学区制が改善された総合選抜制に変わっただけ
だった。今や、京都の公立教育は死んでいる。京都の公立高校から京大に
合格した数を全て足しても洛南一校の京大合格者数に満たないのである。
大阪においても北野、四条畷といった有名公立高校が凋落しており、
東京でも日比谷高校が死んだ。これは決して京都だけの問題ではない。
東京においては石原府政下で単独選抜制が復活し、日比谷が復権に向けて
努力しているという報道があったが、一度落ちた高校を復活させるのは
長い年月がかかるだろう。日本社会の階層化抑止は公教育の復権にかかっている。
公立から京大に行くルートが確保されない限り、人は私立に流れ続ける。
そして、最終的には私立に行く金が払えない優秀な人材が潰されていくのである。
とかいう私は有名私立出身者だったりする。
津波殿へ
世の中、合理主義以前のものがあるわけで、
道徳にしてもそうだが、算数だとか読み書きだとかは
合理主義的にやってたら絶対不可能。
九九とかは暗記しなけりゃできないし、悪を悪として
認識する能力は合理主義=理性では絶対に身に付かない。
世の中、合理主義以前のものがあるわけで、
道徳にしてもそうだが、算数だとか読み書きだとかは
合理主義的にやってたら絶対不可能。
九九とかは暗記しなけりゃできないし、悪を悪として
認識する能力は合理主義=理性では絶対に身に付かない。
46. edc
2002/02/16(土) 06:25:41
合理主義は論理を積み上げていくものであり、
それには前提が必要となる。
それは例えば「人間が生きることは善である」
という前提が考えられ、
そうでなければそれを脅かすものとしての「悪」が成立しない。
よって、合理主義の前に
人間としてのコンセンサスが必要となると考えられる。
それには前提が必要となる。
それは例えば「人間が生きることは善である」
という前提が考えられ、
そうでなければそれを脅かすものとしての「悪」が成立しない。
よって、合理主義の前に
人間としてのコンセンサスが必要となると考えられる。
47. Presenter
2002/02/16(土) 07:27:16
合理主義形成の歴史的諸場面を見ていくならば、その背景で非合理性が重要な動機として働いた例を数多く見る事が出来る。例えば、科学革命の先鞭役を果たしたケプラーは、計算機のない時代に、蓄積された膨大な天文記録から超人的な処理能力で惑星運動の法則を算出したが、彼をそのような執念の達成へと導いたのは、絶対なる神の威光を明らかにしたいという並々ならぬ宗教的情熱であったと言われる。
列強に学び自国の近代化を図ろうとする明治初期の知識人達は、西洋近代国家を強国たらしめる合理主義の存在は、その正反対にある非合理性としてのキリスト教世界を母体としているという事を確かに認識していたようだ。そこで、日本をキリスト教国化しようと熱烈に主張する人々も中にはいたらしい。しかし、結局、キリスト教と同様の役割を果たすものとして天皇を中心とした国家宗教という非合理性世界の創出に乗り出したという背景もあるようだ。詳しい事は存じ申さず。
列強に学び自国の近代化を図ろうとする明治初期の知識人達は、西洋近代国家を強国たらしめる合理主義の存在は、その正反対にある非合理性としてのキリスト教世界を母体としているという事を確かに認識していたようだ。そこで、日本をキリスト教国化しようと熱烈に主張する人々も中にはいたらしい。しかし、結局、キリスト教と同様の役割を果たすものとして天皇を中心とした国家宗教という非合理性世界の創出に乗り出したという背景もあるようだ。詳しい事は存じ申さず。
48. edc
2002/02/16(土) 13:59:45
合理主義とは何かをなしとげるための方法であり、
非合理主義とはその何かをするために人を突き動かすためのものなのだろうか?
左翼・右翼に関してもスタンスが、思想が違うだけで、
これは非合理的な部分を多分に含んでいるだろうが、
しかし、議論を行う上ではやはり論理的に突き詰めていくだろうと
言うことから合理主義とは一種の方法であるように感じられる。
ここで思想団体はわめくだけの輩がいるということについては
ツッコミは無しで。
非合理主義とはその何かをするために人を突き動かすためのものなのだろうか?
左翼・右翼に関してもスタンスが、思想が違うだけで、
これは非合理的な部分を多分に含んでいるだろうが、
しかし、議論を行う上ではやはり論理的に突き詰めていくだろうと
言うことから合理主義とは一種の方法であるように感じられる。
ここで思想団体はわめくだけの輩がいるということについては
ツッコミは無しで。
西洋近代を受け入れる際に国家宗教を政府が作ったというが、
これは決して政府のみによるものではない。中江兆民は
「天賦人権論」を説いたが、これは「生まれながらにして」
人権があると教えられているが、本当は読んで字の如く、
「『天』によって賦えられた人権」と取るべきである。
なんだかスレ違いなのでここでやめとく。
これは決して政府のみによるものではない。中江兆民は
「天賦人権論」を説いたが、これは「生まれながらにして」
人権があると教えられているが、本当は読んで字の如く、
「『天』によって賦えられた人権」と取るべきである。
なんだかスレ違いなのでここでやめとく。
50. ぷいぷいでも
2002/02/27(水) 17:54:42
今日「ぷいぷい」でやってたな。
Presenterがフリーターに関して論じてるレス↑は、なかなか有意義と思われ。
よってアゲ。
↑↑↑
Presenterがフリーターに関して論じてるレス↑は、なかなか有意義と思われ。
よってアゲ。
↑↑↑
皆さんすごいな〜
勉強になるので、あげ。
勉強になるので、あげ。
52. 希(koinega)
2002/03/29(金) 20:23:58
親戚に大阪の公立高校の凋落の話は聞かされていたので
ちょっとばかし関心を持った地方公立校出身新参者。
つまり進学型私立に子どもを放り込めるだけの金、
もしくは受験産業に十分につぎ込めるだけの金のある
親を持った子供が高所得層になって
また高学歴養成コースに子どもを放り込むことで
高所得層が固定化すると、
居住地域なんかでも所得層は分離するのかな?
進学型私立はそんなに多くはないし、
たいてい都市部に集中しているわけだから・・・。
愚にもつかぬ感想ではありますが。
ちょっとばかし関心を持った地方公立校出身新参者。
つまり進学型私立に子どもを放り込めるだけの金、
もしくは受験産業に十分につぎ込めるだけの金のある
親を持った子供が高所得層になって
また高学歴養成コースに子どもを放り込むことで
高所得層が固定化すると、
居住地域なんかでも所得層は分離するのかな?
進学型私立はそんなに多くはないし、
たいてい都市部に集中しているわけだから・・・。
愚にもつかぬ感想ではありますが。
53. age
2002/04/08(月) 16:42:50
age
苅谷剛彦著
『大衆教育社会のゆくえ』 中公新書
が結構おもしろかった。
曰く、公立教育が死ぬ前からある程度社会階層による
不平等は存在しており、それは公立教育が死んでも
あまり変化していない、とのこと。
『大衆教育社会のゆくえ』 中公新書
が結構おもしろかった。
曰く、公立教育が死ぬ前からある程度社会階層による
不平等は存在しており、それは公立教育が死んでも
あまり変化していない、とのこと。
55. 苅谷
2002/04/09(火) 00:14:51
入り浸りさんのブックレヴューを読んだ方が誤解されないように一言申し添えておくと、、、
苅谷は、学力のみならず学習意欲にも階層差が反映しており、
かつその格差は大きくなりつつあるとしている。
そして苅谷はその不平等を容認しているのではなく、
逆に、まず格差をできるだけ小さなものにすること、
そして一度「学び」から降りた人も、
再び「学び」に戻れるシステム作りをすることの必要性を説いている。
興味のある方は苅谷のほかの著書もどうぞ。
苅谷は、学力のみならず学習意欲にも階層差が反映しており、
かつその格差は大きくなりつつあるとしている。
そして苅谷はその不平等を容認しているのではなく、
逆に、まず格差をできるだけ小さなものにすること、
そして一度「学び」から降りた人も、
再び「学び」に戻れるシステム作りをすることの必要性を説いている。
興味のある方は苅谷のほかの著書もどうぞ。
一応age
57. m
2002/05/13(月) 05:25:57
フリーターは好きでやれるわけじゃない
フリーは自由ですが辛いです
だからと言うて管理職やりたいかと言えばそうでもない
他にやりたい・やれることが無いから
自信損失型フリーです
フリーは自由ですが辛いです
だからと言うて管理職やりたいかと言えばそうでもない
他にやりたい・やれることが無いから
自信損失型フリーです
58. このスレ
2002/05/15(水) 02:40:39
2ちゃんの変なところからリンク貼られてるねえ。
どのスレ?
60. nn
2002/05/16(木) 07:52:59
荒らしは好きでやれるわけじゃない
荒らしは自由ですが辛いです
だからと言うてコテハンやりたいかと言えばそうでもない
荒らす他にやりたい・やれることが無いから
暇潰し型荒らしです
荒らしは自由ですが辛いです
だからと言うてコテハンやりたいかと言えばそうでもない
荒らす他にやりたい・やれることが無いから
暇潰し型荒らしです
61. ↑who?
2002/05/16(木) 08:18:36
↑who?
62. ↑
2002/05/16(木) 08:20:02
who荒らしはやめてください。
63. 京大の良心
2002/05/19(日) 01:11:27
あげ
64. みたらし
2002/08/08(木) 09:03:11
すんごい勉強になりました♪
なんか尊敬します!!!!!!!
なんか尊敬します!!!!!!!
65. みたらし あんこ♪
2002/08/08(木) 09:03:29
すんごい勉強になりました♪
なんか尊敬します!!!!!!!
なんか尊敬します!!!!!!!
66. みだらな ○んこ♪
2002/08/08(木) 20:10:47
入り浸りもPresenterもかっこいい……
どんな本読んでたらあんな風になれるんだろうか……
憧れます
どんな本読んでたらあんな風になれるんだろうか……
憧れます
今更なんでこのスレがあがってきたんだろう?
68. かな
2003/03/14(金) 07:45:41
しつもんです、どうして、資本主義国家は、大学の授業料がただのなるのですか??
69. 骨董屋
2003/03/14(金) 13:50:15
どっからこんなスレ掘り出してきたーーーー!
1年以上も前のものだぞ。
主役のやっこさんはここんとこ行方晦ましてるし。
1年以上も前のものだぞ。
主役のやっこさんはここんとこ行方晦ましてるし。
70. むにょっと。
2003/03/16(日) 20:50:31
追加発言



