京都大学ポータルサイトサイトマップ問い合わせ

談話室

ホーム > 談話室 > 議論 > 拉致被害者の子供達を日本に強制移住させてはならない

拉致被害者の子供達を日本に強制移住させてはならない


1. Presenter 2002/10/22(火) 06:31:58
 20数年前に拉致・連行され北朝鮮で暮らす事を強制された拉致被害者達が日本での永住権を取り戻す事は、人権的見地からも国家主権的見地からも問題の最終的解決としてなくてはならぬものである。
 しかし、拉致被害者達の永住帰国に伴うその子供達の帰国についてはどう考えられるべきだろうか?言うまでもなく、子供達は北朝鮮で生まれ育ち、自分達の両親が日本人である事も知らない。当然、その子供達の《人権(彼等が望む最善の環境で生きる権利)》も充分に考えられねばならない。
 拉致問題の解決に取り組んできた被害者親族達は、「北朝鮮に残してきた家族全員をも含めた即時永住帰国」を主張している。だが、このように早急な問題解決の要求は、果たして《子供達の人権》問題まで充分に視野に収めて行われているだろうか。一時帰国している被害者の限られた滞在期間、北朝鮮の不安定な対外姿勢と国情に迫られた被害者親族の心情はよく分かるが、事態の解決はもっと慎重に進められねばならないのではなかろうか。
 子供達の人権は、両親が拉致被害者であるという事と切り離して配慮されるべきである。子供達の人権が、拉致被害者の永住帰国と秤にかけて後者に優先順位を譲るものと見なされてはならない。もし子供達の人権を無視し、彼等の意思に反して日本への強制移住が行われる事になれば、それは新たな拉致事件と言うべきものになるのである。これは国民的世論としても国家的戦略としても重要な大義に関わる問題である。

2. 2002/10/22(火) 09:19:51
子供は金政権が崩壊してから返せばいいじゃん。

3. まつぼっくり 2002/10/22(火) 09:21:41
崩壊のドサクサで殺されそう。

4. まつぼっくり 2002/10/22(火) 09:29:08
それに金正日のとこに置いておいたら何をされるか分かったものじゃない。
あくまで日本の完全な保護下に置くべきだ。

5. 2002/10/22(火) 11:25:23
Presenterさんや、子供の人権と連呼されておられるが何のことを指しているのかしら。

非平壌市民でなければ生存権すら保証されていないし、平壌市民であっても精神的、身体的な自由は保証されていないことは明瞭。

それに、拉致被害者が永住帰国した時点で"彼らの望む最善な環境"というのは壊れてしまうし。

6. 前寮生 2002/10/22(火) 13:56:22
「子供達の人権」という言い方はちょっと曖昧ではないか。
むしろ「子供達の意志」という言い方の方がしっくりくるものがある。

拉致被害者の話によれば、彼らの子供達は自分の親が日本人である事も、拉致
されて北朝鮮にやってきた事も知らないそうである(その話が本当かどうかは
定かではないが)。それなら当然、子供達は日本語をほとんど話せないであろ
うし、自分は朝鮮人であると思っているであろう。そんな子供達にとって日本
への強制移住は本当に望ましい事なのであろうか?日本から見た北朝鮮がどん
なに危険でふざけた国であろうとも、子供達にとってはそこが「故郷」である。
20歳前後という年齢を考えても、日本に移住するか、北朝鮮に残るかの判断
は子供達自身が考え、決断するべきであろう。親と離れてまで北朝鮮に残るの
か、あるいは親の方が北朝鮮に残るのか、どちらにせよ辛い決断を親子は迫ら
れる事になるだろう。拉致以来20年以上の歳月が、この問題をさらに重く、
辛いものにしてしまっている。

7. いや 2002/10/22(火) 14:27:43
子供は親(この場合拉致被害者)の言うことは聞くのが当たり前田のクラッカー。
子供に自由なんぞおこがましい。

8. 入り浸り [E-Mail] 2002/10/22(火) 14:43:43
久々のPresenterスレだな。せっかくコテハン登録制度もできたんだし
Presenterもコテハン登録をしてはいかが?

さて、
そもそも北朝鮮という政府を彼らがどう思っているかについて。
生還した拉致被害者は北朝鮮では通常の労働者の2倍の賃金支給を
受けていたと言われる。そうならばまあそこそこ裕福な生活であろうし
その生活をわざわざ捨てたいと考えはしないだろう。
しかし、そこに身体的自由、精神的自由の概念を導入すると
彼らが北朝鮮の体制存続を求めるとは一概には言えない。さらに、
一般労働者の2倍の賃金とはいえ、南の韓国人の消費水準から見ても
もちろん日本人の消費水準から見ても低い水準である。
日本や韓国の消費水準を見たときに現在の生活に満足するだろうか。
井の中の蛙が大海を知ったとき、北朝鮮に残ることを望むだろうか。

また、今後の国際情勢の変化についてであるが、北朝鮮は1年2年では
滅亡しないだろうが、中長期的には滅亡するだろう。その際、戦乱が起きて
北朝鮮が焦土と化すのは間違いない。それを知っていて敢えて彼らを
北朝鮮に置き去りにするのか、それが「人権」とやらを尊重した態度なのだろうか。
Presenter氏の議論はまずはじめに拉致被害者の子供たちの
態度をアプリオリに設定して話を進めているように思われる。
また、あのロクデナシの国に人が存在していること自体が不思議に思われる。
可能な限り日本へ、せめて韓国へ移して各種の自由を獲得させることが
よいと考えられる。北朝鮮に残っても自由はない。

9. 北朝鮮は 2002/10/22(火) 17:41:29
新生児の国籍はどうなってるの?
アメ式?日本式?

10. 前寮生 2002/10/22(火) 19:12:24
中長期的視点に立てば、拉致被害者及びその家族が北朝鮮にとどまり続ける事
は非常にリスクが高いというのは多くの人が一致できる事であろう。
であれば彼らの永住帰国を何が何でも実現しようとするのは至極自然な事であ
り、特に親族にとっては当然の事であろう。だが、それでも最優先されるべき
は本人の意志であるという事は忘れられるべきではないと思う。

何も彼らに永住帰国の説得をしてはならないというのではない。むしろ大いに
説得するべきである。大切なのは、あくまで彼らの前向きな意志でもって永住
帰国を実現するという事である。

おそらく拉致被害者にとって永住帰国に対する最大の障害となりうるのは、子
供達の存在であろう。上にも述べたが、彼らの子供達はむしろ「朝鮮人」であ
り、日本への移住を強く拒む可能性も否定できない。そこで彼らがどうするの
かは、最終的には彼らの家庭の問題なのではないだろうか?(親が自分の責任
で子供を強制移住させるのであれば、それも一つのやり方であろう。しかし国
が国の責任で強制移住させようというのは筋違いであると考える。)

11. まつぼっくり 2002/10/22(火) 19:21:23
洗脳されていたとしたら、どうだろう?
強く洗脳されている場合、本人にとってどちらが良いか判断する能力はない。
判断能力の無い人間に判断を強いて、その責任(結果)は本人が背負わせるのは
あまりにも無責任、といえるのではないか?


と言ってみるテスト

12. まつぼっくり 2002/10/22(火) 19:22:22
訂正

判断能力の無い人間に判断を強いて、その責任(結果)を本人に背負わせるのは

13. 床屋政談 2002/10/22(火) 20:15:55
元説明だ。ステハンくさいから改名した。

日本と共和国を比べれば、日本のほうが遥かに豊かで自由な国である。
しかし拉致被害者の子らにとっては共和国が故郷であることを忘れてはならない。
洗脳が無くとも、豊かな異国より貧しい故郷を選ぶ人間は世界中に溢れている。
まして年端もいかぬ子供なのだ。

共和国の体制とこの問題は別個に論じるべきである。

14. 床屋政談 2002/10/22(火) 20:21:18
>まつぼっくり氏
仮に本人ができないならば誰が判断すれば良いのだろうか?
少なくとも我々ではないはずだ。
なぜなら我々はその子らの人生に責任を負えないからだ。

15. 2002/10/22(火) 20:42:00
>豊かな異国より貧しい故郷を選ぶ人間は世界中に溢れている

具体的に何を指していっているのかしら。

16. Presenter 2002/10/22(火) 21:38:03
 まず先のレスにおける表現について訂正せねばならない。他のレスの指摘にもある通り「子供達の意思」を「子供達の人権」と表現したのは誤りであった。と言うのは、本来的な人権思想から言えば「本人の意思」は「人権」の根本に置かれるべきものであるが、今日の現状を鑑みるに、むしろ本人の意思に反して「人権救済」が行われる場合が多々あるからだ。そして、今回の拉致被害者の子供達の日本への永住帰国問題も、「本人の意思の尊重」と「人権救済」が対立する関係になる可能性があるという点に注意して問題を見極めねばならないと思っている。

 重要な視点を提起しているレスが既にいくつか付いており、主要な論点が出揃っているようだ。

 まず、《生存権》を始めとする子供達の諸権利については、前寮生氏の論点が私の主張と近い。
>日本から見た北朝鮮がどんなに危険でふざけた国であろうとも、子供達にとってはそこが「故郷」である。
これに私なりの補足をするならば、「人間はその人が生きる『コミュニティー』と容易に切り離す事は出来ない。つまり、その人の『人間的生の営み』や『生甲斐』はコミュニティーとの結びつきで成立している」という事である。とりあえずこれを《生甲斐権》と呼んでもいいだろう。そして、この《生甲斐権》は《生存権(生活水準権も極限的に含む)》と同等に扱われるべきであると私は思っているのである。《生存権》ばかりを考慮する事をもって子供達の人権を充分配慮しているとする論調に、私は懸念を持っているのである。もちろん、彼等が日本に強制移住させられたとしても、そこで《生甲斐権》を取り戻す可能性も確かにある。

17. Presenter 2002/10/22(火) 21:38:15
 次に、《子供達の意思》の問題だ。いわゆる「沈みかけた船から人を救助するのにその人の意思を確認する必要があるか?」の議論である。
>北朝鮮が焦土と化すのは間違いない。それを知っていて敢えて彼らを北朝鮮に置き去りにするのか、それが「人権」とやらを尊重した態度なのだろうか。
>20歳前後という年齢を考えても、日本に移住するか、北朝鮮に残るかの判断は子供達自身が考え、決断するべきであろう。
>洗脳されていたとしたら、どうだろう?強く洗脳されている場合、本人にとってどちらが良いか判断する能力はない。判断能力の無い人間に判断を強いて、その責任(結果)は本人が背負わせるのはあまりにも無責任
と、いずれも微妙にニュアンスの異なる主張がある。この点に関しては今のところ結論を出しかねる。しかし、この《意思》の問題について特に私が懸念と感じているのは、日本の世論が、日本人の立場から北朝鮮人達を一方的に解釈し、「彼等は意思の自由がない」という結論を先行させて、そこから北朝鮮人の扱い方を決めつけてしまう姿勢が一般化し過ぎてはいないだろうかという事だ。この過ちの行き着く先にあるアメリカ的グローバリズムの報い、という先例が私の頭をよぎる。

 以上、早急な帰国解決姿勢に私は懸念を表明する。ただし、いかなる形にしろ子供達を北朝鮮に残すという事も不可能な事は事実である。なぜならば、将来的な北朝鮮国内の混乱に際して、残された子供達が政治的犠牲者になる事は充分予測出来るからである。

最後に私の懸念を纏めると、
1.子供達の《生甲斐権》は充分考慮されているか。
2.北朝鮮人の意思を日本人の視点によって見くびり、逆に意思の押し付けになりつつはないか。
3.事態の解決を早急に焦りすぎてはいないか。

18. 2002/10/22(火) 22:14:40
もちろん北朝鮮人に意思はある。

19. まつぼっくり 2002/10/23(水) 00:01:11
>1.子供達の《生甲斐権》は充分考慮されているか。
結びついているコミュニティが遠からぬ未来に崩壊し、
価値観も一変することを考えると、生き甲斐を変える
時期が今であっても構わないと思う。

>2.北朝鮮人の意思を日本人の視点によって見くびり、逆に意思の押し付けになりつつはないか。
個人の意思など全く認められない国だからねぇ。
まず、向こうには判断力は無いとの前提で考えて、それから
状況資料をもとに考えを適宜改めていかないと。

3.事態の解決を早急に焦りすぎてはいないか。
この好機を逃したらいつ解決するか分からんよ。
家族も早急な解決を望んでるんだし、
情勢次第でどうなるか分からないんだから
急いだほうがだろう。



おれは、、家族全員をある程度の期間帰国させて、日本の完全な保護下に
置いて、それからしばらく経ってから判断させるべきだと思う。
現状のように、家族が洗脳されてるかどうか、本当にそれが家族の意思なのか、
金正日の命令を拉致被害者が直接代弁してるだけなのか・・・がはっきりしない
段階では北朝鮮の家族の意思を尊重することなど出来っこない。

20. 2002/10/23(水) 01:16:55
拉致被害者の子供たちは日本人でありながら
1.両親が拉致されたことにより日本で生まれることができなかった。
2.両親が当局の監視下に置かれていたために日本人としての教育を受けるどころか
日本人であることすら知ることができなかった。

彼らが両親から日本語を教わり、日本が祖国なのだと教えられていれば彼らの意思というのは問うまでもないだろう。
それをさせなかったのは北朝鮮政府である。
Presenterはそのことを踏まえた上でも、なお日本人の押しつけであるというのか?

21. 床屋政談 2002/10/23(水) 02:57:55
どうも誤解があるようだ。

きわめて非人間的かつ不安定な体制下にある共和国に住むより、
豊かで政治的にも安定した民主国家日本で生活する方が幸福であろうとは誰もが思うところであろう。
しかし、人間はそれほど単純なものでもない。

http://www.kikokusha-center.or.jp/resource/ronbun/kakuron/010/kaji.html

こちらのリンクを見てもらいたい。
中華人民共和国から日本に移住した残留孤児の子弟に関する研究である。
共和国ほどでないにせよ、貧しく非民主的な中国(私は社会主義国家の体制をまったく評価していない)から日本に移住したらより幸せであろうと。
誰もがそう思うであろう。
しかし、実際には多くの残留孤児子弟が挫折を余儀なくされ、貧困にあえいでいる。
中には犯罪に手を染める者も出てきている。
それに関する考察は上のサイトに譲るが、異なる文化の中で生きていくことの困難さが伺える。

私が懸念しているのは、拉致被害者の子らが日本で暮らすことになった時、
残留孤児子弟と同じ困難に出くわすことになりはしないかということである。
そうなったとしても我々は責任を負う事はできない。
選択はあくまで彼ら、彼女らが下すべきである。
我々にできるのは、共和国側のデータしか持たぬ彼ら、彼女らに日本のデータを与え、
より多くの選択肢を提示するところまでであろう。

22. 大槻 2002/10/28(月) 19:58:36
近々空爆される国に置いとくのも忍びないです。

追加発言
お名前
(ペンネーム可、全角15文字以内で入力)
固定HNパスワード
メールアドレス
(省略可、半角で入力)
cookie←ここまでの情報を保存するときはここをチェック。
発言
ホーム > 談話室 > 議論 > 拉致被害者の子供達を日本に強制移住させてはならない