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03年度予算、国債依存度44.6%!


1. もろ 2002/12/30(月) 01:32:29
以下、前スレからの転載。


財務省による来年度予算案原案
一般会計:81兆7900億円
税収歳入:41兆7900億円(10.7%減、16年前の水準)
国債発行額:36兆4500億円(21.5%増)
国債依存度:44.6%(戦後最悪)
高齢化で社会保障費が3.8%増
公共事業費の抑制は3.7%減に留まる

 堤防の向こうの水は溢れ返っているが、決壊するまではやはり平穏な日常である事に変わりはない。やはり、一度実際に堤防が切れてからでないと分からないものなのだろうか。
 みなさん覚悟は決めていますか?冷ややかかつ静かに見守るしかないようですね。久々の書き込みで冷笑的な態度、御免つかまつる。

2. 前スレのリンクくらい貼ってくれ 2002/12/30(月) 09:48:21
http://www.kyoto-u.com/lounge/discuss/html/200212/02120044.html

3. >子沢山 2002/12/30(月) 10:11:28
東欧・ロシアを見れば分かるように、古い体制を潰したからといって、新しい体制が生まれるとは限りません。

一部の人間が現状批判をするのは、単に自分が既得権益者のグループに入れなかったからです。
彼らが官僚になれば、おそらく今の官僚よりも、私益を追求するだろうと思います。

新しいビジョンを示さない限り、暴力を云々するものは、単なる破壊者に過ぎません。

4. 子沢山 2002/12/30(月) 13:09:34
正直言って新しいビジョンは既にいくらでもある。
この点では日本はかなり優秀だと思う。
日本国内における連邦制や競争力を持てる教育プラン、
医療や金融の自由化などこの議論版のスレでも出ている。
しかし、現実は既得権の壁が大きすぎて、銀行改革ですら
出来ないし、北朝鮮に対しても1兆円以上お金を上げてる
有様だ。単に既得権益者のグループに入れないから展開す
るという暢気な論理ではなく、生き残りの論理の観点から
申し上げたに過ぎない。
声を上げて反対を唱えても、一部の官僚を法律で裁いても
全然変わらない現状を冷静に見つめて欲しい、と思う。

5. 子沢山 2002/12/30(月) 13:19:36
私の論理はごく簡単で、彼らから奪われた国富を取り戻さない限り、
我々が借金を払うはめになるがそれは不可能で、2008年の国債
償還の年にデフォルトになる確率が高いという分析に基づいている。
私達の国は残念ながらエンロンという詐欺師に率いられた企業集団
に近いのだ。

6. 2002/12/30(月) 16:43:49
反戦平和や暴力反対を唱える者も彼らの仲間かね?

7. ↑↑ 2002/12/30(月) 17:47:45
経済成長の源泉を理解していないね。

8. (=゜∀゜)ノ 2002/12/30(月) 17:52:18
>>子沢山 2002/12/30(月) 10:11:28
>東欧・ロシアを見れば分かるように、古い体制を潰したからといって、
>新しい体制が生まれるとは限りません。
東欧・ロシアの改革が失敗したのは、既得権益層が抵抗したからではなく、
民衆の圧倒的な支持を元に絶大な強権を握った人々が、
既得権益や旧来のシステムを短期間で破壊して再構築しようと図ったためである。
しかし、既得権益は社会そのものであったため、これをすべて破壊しようという目論見は、
社会の全てを破壊し、民衆の生活を破壊する結果を招いてしまったのだ。
そして、全ての人が力を失った時に、優れた能力を持つ旧エリート層や犯罪者が台頭してきた。
既得権益者やヤクザが、既存の社会で甘い汁を吸っていられる位置に居るのは、
彼らが権力闘争を戦うだけの知力と精神力を持っているからである。
社会のシステムが壊れても、彼らは自身の能力をもって、再び利権の帝国を築き上げることが出来る。
私が、既得権者を強権をもって追放することに反対しているのは、
第一に、利権構造を人為的に破壊しようとすれば、社会そのものを破壊することに繋がるからであり、
第二に、そうして生まれた権力の空白状態では、
大衆より、権力闘争に強い既得権者がはるかに強くなってしまうからである。

改革を行うには、現在の社会構造を破壊することの無いやり方こそ望ましい。
現在、大衆は食べていくだけの富と危機感を併せ持っており、最も強い状態である。
そして、既得権者が権益が失われつつあることに脅え、最も弱い状態である。
今が、全ての人を改革に動機付けるチャンスである。
急激な改革を起こせば、カタストロフィが起きる。
そうなれば、民衆は社会改革より、目先のパンに飛びつくようになる。
そして、既得権を失ったエリート層は、あきらめて再び利権構造を築き上げるべく暗躍するだろう。
そうなれば、誰も改革に動機付けられることは無くなるのである。

9. (=゜∀゜)ノ 2002/12/30(月) 17:59:36
>>子沢山 2002/12/30(月) 10:11:28
>一部の人間が現状批判をするのは、単に自分が既得権益者のグループに入れなかったからです。
現状批判は既得権者に対する、最もありふれた権力闘争の手法である。
既得権者が、大衆の味方を装って他の既得権者を追い落とそうとする場合もあるし、
既得権益を奪取しようとする集団が、現状批判を仕掛ける場合もある。
また、真に改革を望む人々が、現状批判を行う場合もある。
状況は常に流動化するものであり、全ての勢力がいつも同じ側にいるわけでもない。
だからこそ、我々は賢くなり、権力闘争に利用されず、
逆に利用するぐらいの気持ちを持ち続ける必要がある。

>新しいビジョンを示さない限り、暴力を云々するものは、単なる破壊者に過ぎません。
その通りだ。
強権を用いよと言うのは、改革の時代にあっては最も安易な手段であるが、
その後の空白状態を埋めるビジョンが無ければ、ただ破壊しただけの結果になってしまう。
この世界に、悪党はいくらでも存在する。
今いる悪党をすべて排除しても、別の悪党が後釜に座るだけのことだろう。
私が子沢山氏のビジョンに反対しているのは、
現在の悪党を排除しても、別の悪党がやってくることが顧慮されていないからである。
絶大な強権を持ちながら、腐敗することの無い権力者など、
まさしく空想の世界の中にしか存在しない。

我々は、空想上の人物の登場を待つよりは、
悪党しか存在しないという前提の下に、
悪党の害を減らし、その力をうまく利用する方策を立てるべきであろう。

10. (=゜∀゜)ノ 2002/12/30(月) 18:32:30
>子沢山
>正直言って新しいビジョンは既にいくらでもある。
>この点では日本はかなり優秀だと思う。
その通りだ。
既に、現場レベルでは多くの改革が行われており、1990年代以降の日本は、
それ以前の日本とは別の国になってると言っても良いほどである。

>しかし、現実は既得権の壁が大きすぎて、銀行改革ですら出来ないし、
>北朝鮮に対しても1兆円以上お金を上げてる有様だ。
銀行改革の可能性が取沙汰されるようになったのも、
民族主義者以外の人々が、北朝鮮に献金することに疑問を唱えるようになったのも、
比較的最近のことである。
既得権者の権力が絶大すぎてタブー視されていた事柄について、
議論が出来るようになったと言うのは、大きな前進である。
あなたから見れば、牛歩の極みであると思われるかもしれないが、
確実に既得権者の権力は減少し、社会は良い方向へと向かっている。
この傾向に弾みを付けるきっかけがあれば、それだけで日本の改革は成るだろう。

>声を上げて反対を唱えても、一部の官僚を法律で裁いても
>全然変わらない現状を冷静に見つめて欲しい、と思う。
現状は確実に変わっている。
もはや官僚批判はタブーでは無いし、官僚が法律で裁かれるようになった。
いずれも、1980年代には考えられないことだった。
凄まじいスピードで状況は変化し、行われる議論のレベルも大きく向上している。
日本人は、あなたが思っているほど愚かではない。
権力者が信頼に値しないことも、日本が破綻しつつあることも、皆知っている。
多くの人が、危機意識を持って未来に向けた戦いを開始している。
危機意識を煽るのは、もはや時代遅れである。
我々は、その先を見詰める段階にまで来ている。

11. (=゜∀゜)ノ 2002/12/30(月) 18:32:50
>子沢山
>私の論理はごく簡単で、彼らから奪われた国富を取り戻さない限り、
>我々が借金を払うはめになるがそれは不可能で、
>2008年の国債償還の年にデフォルトになる確率が高いという分析に基づいている。
2008年どころか、もっと早いうちにデフォルトがやってくると言う分析も存在する。
今後の数年間は、日本の歴史の中で、もっとも濃密な数年間になるだろう。
私の分析は、そんな短い期間で改革を敢行するには、どうしても既得権者の協力を得る必要があり、
強権をもって彼らから富を吐き出させる政策を取れば、
最初の段階で改革そのものがつまずいてしまうと言う分析に基づいている。

>私達の国は残念ながらエンロンという詐欺師に率いられた企業集団に近いのだ。
どこの国でも、政治指導者など詐欺師のようなものである。
どの指導者も、国民に「豊かな生活と輝かしい未来を約束する」と言って、権力を獲得するが、
実際には自らのイデオロギーのために国民を利用し、
税金を配分する権力を用いて私腹を肥やしている。
彼らこそ、まさしく詐欺師であろう。

民主制と言うのは、そんな詐欺師が悪事を働けないように監視し、
約束を守らない場合は追放するためのシステムである。

12. 中国への 2002/12/30(月) 21:01:44
ODA本当にもう止めろよ。
宇宙船打ち上げる金があったら、内陸部の貧困なくしたり、
環境問題に対処したり出来るだろ。日本の金当てにしなくても。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021230-00000011-yom-int

13. 龍的伝人 2002/12/30(月) 21:40:10
正直に言って
一部の、日本にも影響を及ぼすプロジェクト(環境汚染など)以外のODAは止めてもいいと思います。
ODAの私物化をさておき、一部の無策な日本の政治家は、ODAがなければ、アジア諸国と良い関係を作れないと考えているようです。
言い換えれば、ODAがなければ、どのようにして中国や韓国などアジア諸国と良い関係を作れるかは分かっていないようです。
無神経な発言をして、怒られると、ODAを出す。出しながら、文句を言う。今度また失言すると、またODAで機嫌を取る。その繰り返し。
ODAを止めた後、日本がどのような対アジア外交を打ち出せるかは、実は興味津々です。

14. 和田秀樹 2002/12/30(月) 21:53:30
科学技術予算600億は少なすぎ。GDPが二倍の米国の科学技術費と
比較して、日本の予算は少なすぎる。なんだね、これは。

15. ↑社会主義国は裏切る 2002/12/30(月) 21:58:39
中国も、ロシアも、北朝鮮も、社会主義国家は外交に責任を取らない。
平気で裏切る。ロシアは北方領土なんて永久に返さないつもりだ。
北方領土への援助を打ち切れば、ロシア人は北方領土から、消える。
あんな土地、あってもロシアには意味がないことくらい既に明白。
北方四島が欲しいのではなく、その領海権が欲しいのでもなく、ツマラナ
イ額の援助額のために、そこに居座っている。

16. 韓国には 2002/12/30(月) 22:03:48
文化とよべるものがない。中国に寄り添って、全てを中国に頼って
きたから、自主的につくる必要性がなかった。それゆえ商業的価値で
国が動く。全体主義なのは、国民に思想がないから。

17. 地方両班 2002/12/30(月) 22:12:18
>↑
#(culture) 人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。衣食住をはじ
め技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など生活形成の様式と内容とを含む。文明
とほぼ同義に用いられることが多いが、西洋では人間の精神的生活にかかわるもの
を文化と呼び、技術的発展のニュアンスが強い文明と区別する。#自然。

技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など、どれも多かれ少なかれ独自のものがある。
根拠の無い放言は半島に帰ってから言っていただきたい。

18. 韓国には 2002/12/30(月) 22:19:10
こういいましょう。
近代民主主義国家とは、精神的支柱が異なっている。
寧ろ日本人にとっては、西洋の民族の精神構造を理解するのがたやすい。
津軽海峡の深さは、太平洋の深さより深い。

19. こういうのがある 2002/12/31(火) 10:04:36
梅棹忠夫博士の「日本文明クジラ論」

「私はカラコラム・ヒンズークシ計画に参加し、イスラム、ヒンズーの2大宗教と2大文明をくぐり抜けて来た。そして中国社会での経験、日本文明の体験を重ね合わせ、日本をアジア扱いにするのは間違いだと気がついた。日本は古代史では中国文明と深い関わりがある。しかし、鎌倉幕府成立以降、日本の歴史的歩みは中国と全く違う。似ているのは、むしろドイツ、フランスなど西ヨーロッパだ。もちろん、日本と西ヨーロッパは文化の系譜は違う。しかし機能と形態は似たものになっている。魚と同じ形になったが系譜が違う。いわば日本はクジラと言うわけだ。」

20. 2002/12/31(火) 17:32:17
アジアで独りぼっちになり続けてください。
そして世界で独りぼっちになり続けてください。
誰も強要しないんだよ。

21. いいひと 2003/01/01(水) 02:04:52
梅棹忠夫は京大理学部出身。今西錦司、湯川秀樹なみの巨人。分野的に
マイナーだが、「文明の生態史観」は世界的に有名。

22. 2003/01/01(水) 03:55:26
梅棹氏の業績が大きいことは承知している。
かといって、氏の観点も時代の制約を受けているような気がする。
明治以前の日本の論調は異なっていたはずだ。
一生懸命「追いつき、追い越せ」の対象に、自らと同じような精神構造を見出しがちだし、見出すことは容易である。

23. 2003/01/01(水) 04:18:51
だから、バランス感覚の問題である。
自分より進んだものに謙虚に学ぶ姿勢は必要だし、重要だと思う。
しかし、かといって、自分より強いものを自虐的になるほど追随し、自分より弱いものを他虐的になるほど差別する必要はないと思う。
弱いものと強いものは、常に一定のスパンで変わるものだ。
中国はいずれ強国になるが、またいずれは弱国になる。
強いからといって、弱者に威張る必要はないし、
弱いからといって、強者に諂う必要もない。

24. >韓国には 2003/01/01(水) 04:41:32
>津軽海峡の深さは、太平洋の深さより深い。

自分の隣人とさえ、仲良くなるどころか、理解しあう可能性まで排除してしまえば、なんか心細くない?ほかの人に、きちんと自己主張できるの?

25. 入り浸り [E-Mail] 2003/01/01(水) 10:20:22
梅棹忠夫の説ってのは当時を捉える目としてはなかなか適当な
ものじゃないかね。俺はいわゆる資本主義的な文明というのは
日本と西洋から広がっていくものと梅棹を解釈しているが。
実際、日本と西洋以外で最も早く資本主義的な文明を手に入れたのは
韓国と台湾だった。鉄のカーテンが取り払われ、東欧にも徐々に
進出しつつあるし、今は中国も資本主義的な文明を手にいれつつある。
東南アジアやインドにもその兆しが見える。
資本主義的な文明を手に入れるのが最も遅いのはアフリカと中東だろうね。
冷戦期にあった壁、すなわち鉄のカーテンや38度線、
冷戦後に生じた壁、すなわち文明のフォルト・ラインが崩されれば
資本主義的な文明はそこから入っていくだろう。

26. 入り浸り [E-Mail] 2003/01/01(水) 10:20:58
とりあえず新年の深夜からお前らヒマだねえ。

27. テロリスト 2003/01/01(水) 11:38:16
津軽海峡・・・・。

28. >↑ 2003/01/01(水) 18:25:09
やっぱり、津軽海峡って・・・・

29. >入り浸り 2003/01/02(木) 03:01:53
書いているものは、あるところに
ちょっと行き詰ったので、
気分転換を兼ねてここでいい加減なことを書いた。

というより、お体をお大事に。

30. 2003/01/02(木) 10:57:45
>梅棹忠夫博士の「日本文明クジラ論」
東南アジアには王朝の興亡はあったけれど、日本や西ヨーロッパのような封建制を発達させた国はないということ。 中国、インド、ロシア、トルコ等の四大帝国は資本家が育つ余地がある封建制度を経ないで、無理と歪みを内在させながら専制君主制からいきなりあるいは社会主義を経て近代資本主義へと、移行しようとしているということ。 日本人の黄色いバナナ、つまりかつて脱亜入欧政策を選択し近代化を進め得たのは入欧信仰やアジア軽視というより、歴史的に構築された体質、アイデンティティによる素地(封建制を経た西欧に似通っている)に負うところが結構あったのではないか。

31. >↑ 2003/01/02(木) 16:50:59
上記の説明は、精神構造論より、分かりやすい。
しかし、近代社会において後発国であれば、近代化の過程に無理と歪み(先進国の視点から見れば)を内在するのが普通である。日本や欧州にあるドイツも例外ではない。短期間で奇跡を作り出すには、相当な無理と歪みを強いられたと理解される。欧州でも、それぞれの歴史的諸条件で近代化の過程を辿って来ており、決して一様ではない。あえて多様性を持つ欧州に自らの精神構造の類似点を見出すとするのは、なんか、昔の徐福を彷彿させられる(怒られるかな)。
そもそも、梅棹氏の「日本文明クジラ論」は時代の制約を受けたというよりも、時代の産物そのものであった。
個人的に精神構造論にくみしない。

32. 2003/01/02(木) 17:00:20
なんか激しくレス違いで、申し訳ありませんでした。

33. (=゜∀゜)ノ 2003/01/02(木) 19:02:04
>↑ 2003/01/02(木) 10:57:45
文明の資本主義化については、3つのパターンが存在する。

第一のパターンは、
封建君主制→中央集権的絶対君主制→市民革命→帝国主義的資本主義→大衆社会化→近代資本主義
のパターンである。

英国・仏国・スペイン・オーストリア本国・スウェーデンなどの旧欧州列強、
これらの列強から早い時期に独立し、帝国主義時代に列強に名を連ねたか、
あるいは独立国として列強と同等の発言力を保持していた
オランダ・ベルギー・米国・アルゼンチン・メキシコ・ブラジルなどの旧植民地がこれらに該当する。
これらの国々は、現在の世界で指導的なグループを形成している。

第二のパターンは、
封建君主制or群小部族政権→帝国主義列強の植民地→独立→開発独裁→民主化→近代資本主義
のパターンである。

インド・南北朝鮮・アフリカ・東南アジア・東欧といった旧植民地、
あるいは中国・オスマントルコ中東領・オスマントルコアフリカ領・ペルシア・中南米の諸国のように、
独立国でありながら、帝国主義列強の影響下に置かれた国々などがこれに該当する。
このグループの国々では、植民地時代に固有の文化が破壊されたために、
資本主義経済を支えるべき市民層が育たず、
独立後に腐敗した独裁政権や、共産主義政権、宗教原理主義政権などに牛耳られることとなった。
このグループで民主化を乗り越えて近代資本主義の段階まで到達したのは、
大韓民国・中華民国台湾政権・シンガポール・南アフリカなどである。

34. (=゜∀゜)ノ 2003/01/02(木) 19:02:25

第三のグループは、
封建君主制→中央集権的絶対君主制→上からの近代化→帝国主義的資本主義→大衆社会化→近代資本主義
のパターンである。

第一のグループと似通っているように見えるが、市民革命の代わりに上からの近代化を選択したために、
絶対主義的な体質が温存されてしまい、
第一のグループに比べて資本主義化が遅れたグループである。
日本・トルコ本国・ロシアなどのように、帝国主義列強と対抗するために、
上からの改革を選択した帝国主義時代以前からの強国、
ドイツ・イタリアなどのように、新興国であったために市民層の力が弱く、
上からの改革を行わなければ、近代化を達成できなかった国々などが、これに該当する。
このグループの多くは、絶対主義的体質と近代化の矛盾に苦しみ、
世界大戦での敗戦や、革命によって列強の座から滑り落ちていったが、
改革によって力を付けた市民層が国家を立て直し、資本主義化を成し遂げたのである。
ただ、ロシアは、長く帝国主義の段階にあり、
ペレストロイカによってようやく大衆社会化の流れが始まったところである。

35. >龍的伝人 2003/01/03(金) 14:26:19
>アジア諸国と良い関係
関係づくりの影響力ゲームは、中国や米・ロその他の東南アジアの国々でも武器輸出でやっている部分が大きい。 武器輸出が禁じられている日本はODAだけでやらなければならない。 武器とODAではおのずと性格が違ったものになるだろう。

36. 2003/01/03(金) 14:33:31
それにODAは日本が一方的に押しつけている訳ではない。 中国からも要求がある。

37. 龍的伝人 2003/01/03(金) 17:00:01
>それにODAは日本が一方的に押しつけている訳ではない。中国からも要求がある。

 その通りだ。決して日本が一方的に押し付けていると言っていない。
 
 ODA外交が成功しないの理由がODAと武器の差にないのである。根本的に言うと、日本がアジアのことをどのように考えているかというビジョンを明確にアジア諸国に信頼できる形で示してこなかったからである。信頼を軽々に考えてはならない。信頼を作ることは困難だが、破るのは極めて簡単である。あれほど多額のODAも信頼関係を買えなかったのは、信頼関係がいかに貴重なものかを見事に表している。
 何か起きるたびに、ODAを持ち出して、外交カードに使うのは、発展途上国を援助するというODAの精神にも反しているし、むしろ逆効果だと思う。
 
 外交影響力を武器輸出とODAなどいわばカードに直結するのが、ちょっと短絡的過ぎると考えるのは、私だけではないはずである。
 
 

38. 2003/01/03(金) 17:08:59
つまり、ODAや武器以外にも、何かが必要である。
その何かがないままでは、武器輸出できる状態になると、危険である。

39. >中国への 2003/01/04(土) 11:12:47
>2002/12/30(月) 21:01:44
こんなんあった↓
さすがに、こうした対中ODAは、日本でも批判的な議論が高まっており江沢民主席の執拗な歴史認識批判と謝罪要求をきっかけに、軍事費増大を続け、核ミサイル装備や有人宇宙船打上げまで進める中国にODAの必要があるのか、という意見が出ている。
対中ODAについては五年一括供与だった援助方式を、日本政府の中国政府との粘り強い交渉によって「単年度供与方式」に移行することになった。このことは日本の対中ODA方式の改善として大いに評価されている。多年度供与方式から単年度供与方式への変更によって、対中ODA予算の一方的な拡大に歯止めをかける制度上の変更はすでになされたとみていい。中国側から要請される案件を個別に審査し、個々の案件の供与額を積み上げて事後的に集計されたものが対中ODA供与額として計上されるべきである。「案件積み上げ方式」である。
なるほどね〜。

40. 2003/01/04(土) 11:30:59
アメリカ上院外交委員会元顧問で、中国軍事問題研究家のウェリ
アム・トリプレット氏は、次のように語っている。

「中国は核ミサイルや、主要部隊を内陸部の奥深くに隠す形で配備
してきました。有事の際、その兵器や兵力を、沿岸部、都市周辺部
に迅速に移動することが死活的に重要となります。

 そのためには、鉄道、幹線道路、空港、港湾などの輸送網、さら
には通信網の整備が不可欠となるわけです。まさにその部分の強化
に日本のODAが使われているとなると、日本は自国にとって重大
な軍事的脅威となる相手の戦力を国民の税金で増強していることに
なります。」

41. 2003/01/04(土) 12:18:23
米国は地球温暖化防止のための京都議定書から離脱した。
「自国経済にマイナスが大きい」
「途上国に削減義務がないのは不公平」

これに対して各国や国際NGOから憂慮の意見や書簡が数多く出された。

排出量2位である中国は1998年、この議定書に調印した。2002年、在国連中国大使はアナン国連事務総長に中国政府が「国連気候変化枠組み規約京都議定書」を審査許可した確認書を手渡した。

さあここで質問です。 中国の環境対策費はどこから拠出されるのでしょう?
もうお解りですね。 こうして中国は信頼を勝ち取っていくわけです。 そして日本を孤児呼ばわりするのです。 

42. (=゜∀゜)ノ 2003/01/04(土) 12:18:44
龍的伝人 
>根本的に言うと、日本がアジアのことをどのように考えているかというビジョンを
>明確にアジア諸国に信頼できる形で示してこなかったからである。
その通りだ。我が国のアジア外交の失敗の原因は、まさしくそこにあった。
タカ派の政治家は、戦争責任を居直ることによって中華人民共和国や大韓民国の神経を逆撫でし、
保守派の政治家は、自らの政治的名声や経済的利益のために、目先の外交成果を追求し、
ハト派の政治家は、自己満足のためだけに、相手にさえ理解できない謝罪を繰り返し、
その狭間に立たされた外交官は、右往左往するだけであった。
これでは、まともな信頼関係が結べるはずも無い。

あれほど多額の金を出しておきながら、何をしたいのかがはっきりしなければ、
ただ不気味がられるだけで、感謝されるはずもない。

>何か起きるたびに、ODAを持ち出して、外交カードに使うのは、
>発展途上国を援助するというODAの精神にも反しているし、
>むしろ逆効果だと思う。
>外交影響力を武器輸出とODAなどいわばカードに直結するのが、
>ちょっと短絡的過ぎると考えるのは、私だけではないはずである。
日本は、恫喝外交が出来るほどの政治力を有していない。
政治影響力と言うのは、外国に援助した金額もそうであるが、
政府の外交手腕、軍事力、資源、国民の質の高さなども、含まれている。
政治影響力を持つには、まず日本が強い国であることが求められるのだ。

日本は人口・経済力ともに、大国たる条件を備えている。
また、近代兵器を装備した練度の高い軍隊を有し、
識字率が高く、自動車やパソコンを自在に使いこなす勤勉な国民がいる。
それなのに影響力を持てずにいるのは、ODAが少ないからではなく、
これらの優れた点を政治力に繋げる政策が採られていないためである。
だから、せっかくの利点も、米国や中華人民共和国の踏み台にされてしまうのである。

43. >龍的伝人  2003/01/04(土) 13:02:04
>日本がアジアのことをどのように考えているかというビジョンを明確にアジア諸>国に信頼できる形で示してこなかったからである
日本のODA外交は政治力に繋げる政策が採られていない平和外交そのものである。
信頼できる形とは、結局具体的には歴史認識、謝罪せよということか?

44. (=゜∀゜)ノ 2003/01/04(土) 13:50:02
>>龍的伝人
>日本のODA外交は政治力に繋げる政策が採られていない平和外交そのものである。
平和外交とは、近隣諸国と友好を結び、有事の際の抑止力とする外交である。
つまり、「日本に手を出してみい。タダじゃ置かんからな」と言う国を増やし、
日本に敵意を持つ国をビビらせる外交である。
従って、現在の日本のアジア外交は平和外交では無く、ただゆすられているだけである。

>信頼できる形とは、結局具体的には歴史認識、謝罪せよということか?
ドイツは戦略的な謝罪外交で、欧州の中で道義的優越を確保することに成功した。
しかし、我が国が同様の方策を採ろうにも、
世代が変わってしまった今となってはあまりに遅すぎる。
今後、近隣諸国と友好を結ぶのなら、経済的に共存共栄を図るビジョンを示し、
支持を取り付けるほうがより現実的な選択であろう。

45. 2003/01/04(土) 14:20:33
<小室哲哉さん>黄砂対策などに協力 国際環境NGOへ参加 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030104-00001007-mai-soci

46. >龍的伝人 2003/01/04(土) 16:30:56
私は、中国政府は日本のODAをもっと評価すべきだと思う。
中国政府はともかくして、中国の民間では、ODAに対しての評価はけっして低くないと思います。たとえば、北京には「中日友好病院」、中国各地にある「中日友好希望小学校」とか、希望中学校とかいろいろあるんじゃないですか。中国政府は、評価しなくても、実際に中国の人々の生活に寄与しているし、日本に対する中国の人々のイメージ改善に役に立っています。
確かに、中国が宇宙飛行船の打ち上げ成功したからといって、あるいは日中間の何かトラブルが起きると、中国へのODAを止めろという人に腹が立つが、日本の対中ODAは無駄ではありません。現地の人々の生活に深く根付いているからです。
いずれ、中国政府も日本のODAに堂々と感謝する余裕を持つ日が来ると思います。
日本も、ODAが現地でどれほど感謝されているかをもっと報道すべきです。
結局、日中友好は国家間の面もありますが、国民ひとりひとりの友好の面はもっと重要だと思います。

ちなみに、私も龍的伝人です。

47. >龍的伝人 2003/01/04(土) 16:46:15
>中国の環境対策費はどこから拠出されるのでしょう?
>もうお解りですね。 
>こうして中国は信頼を勝ち取っていくわけです。 そして日本を孤児呼ばわりす>るのです。

そうですね。詳しくは知りませんが、中国の環境対策にも、日本のODAが大きく寄与するのは事実だと思います。
京都議定書の際、日本がアメリカに対してもっと堂々と原理原則を貫けば、孤児と呼ばれることは一つ少なくなると思います。日本を孤児と呼ぶのは、中国だけではありません。そのとき、日本はヨーロッパを含む世界から批判されていたのです。 

48. のんびりや 2003/01/04(土) 17:38:34
>「中国は核ミサイルや、主要部隊を内陸部の奥深くに隠す形で配備
>してきました。有事の際、その兵器や兵力を、沿岸部、都市周辺部
>に迅速に移動することが死活的に重要となります。

> そのためには、鉄道、幹線道路、空港、港湾などの輸送網、さら
>には通信網の整備が不可欠となるわけです。まさにその部分の強化
>に日本のODAが使われているとなると、日本は自国にとって重大
>な軍事的脅威となる相手の戦力を国民の税金で増強していることに
>なります。」

これは、ODA廃止論というより、中国脅威論だね。
脅威論に立てば、確かに中国にODAを出す必要もないし、
中国との国交樹立も無意味だね。

49. (=゜∀゜)ノ 2003/01/04(土) 18:10:15
>のんびりや
>脅威論に立てば、確かに中国にODAを出す必要もないし、
>中国との国交樹立も無意味だね。
私は、中華人民共和国はアメリカ合衆国の次に、日本の平和にとって危険な国であると思う。
だからこそ、出来うる限りの外交手段を尽くして、これと結ぶべきであると考えている。

危険な相手だからこそ、敵対しないように慎重に扱う必要があるのだ。
中国脅威論を唱える人々が、一方で対中強硬論を唱えるのは、滑稽である。

50. 亜細亜 2003/01/05(日) 04:40:39
日本は潜在意識化ではアメリカを嫌っている。
ヒロシマの原爆を始め、過去の対米戦争も今の対イラクに近い
挑発行為でやらさらたという感じがあるからね。
中国の指導者がもっと賢明なら日本をうまく取り込むことも
可能かもしれないね。

51. 中国の 2003/01/06(月) 15:40:05
HIV/AIDS感染者数・患者数は日本の50倍の約50万人
人口比にすれば日本より多いな。
これにもODA必要なんだろうな。

52. >亜細亜 2003/01/06(月) 21:11:00
>中国の指導者がもっと賢明なら日本をうまく取り込むことも

取り込むというより、アジアは一つで、
お互いに協力し合って、仲良くやりましょう。
いまのところ、われわれの見える範囲で、
国というものはまだ無くすことが
困難なので、
いろいろトラブルがあってもおかしくありません。
そのとき、大局的な視点に立って、
問題解決に臨めば良いと思います。
もちろん、アジア一つは
イコール反米ではありません。
是々非々で行けばよいと思います。
長い歴史を有するアジアは
世界の平和に寄与する知恵を備えていると
信じたいところです。

53. ジャンベ 2003/01/08(水) 00:30:18
財政の話をしませんか?
ODAは確かに外交上重要な問題ですが、総額は約8000億円。
歳出にしめる割合は約1%です。中国に限定すればさらに小さくなります。
国際政治話は別スレで。

54. >龍的伝人  2003/01/08(水) 14:55:04
>根本的に言うと、日本がアジアのことをどのように考えているかというビジョンを
>明確にアジア諸国に信頼できる形で示してこなかったからである。
(=゜∀゜)ノ 氏がレスされた他にもこういう理由がある。
例えば一つの例として、円借款に代表される経済援助のように、日本は感謝されなくてもアジアの経済成長に貢献してきた。 アジア危機の引き金となったタイ危機が勃発した直後にはアジア地域の通貨安定のために、日本やASEANは資金を出し合いアジア通貨基金(AMF)を設立しようとした。が、米国の反対で実現しなかった。 韓国支援が象徴的だったが、米国や米国支配のIMFが表に出るケースが多く、日本の影は薄かった。 結局IMF支援は必ずしも機動的であるとは言い難いものだった。 米国のIMF拠出金の(米国が全体の18%位で、次に日本とドイツが同じ位、その次に英国と仏が同じ位)ダントツの多さに見られるように米国は軍事と金融で世界戦略を練っている。 日本がアジアの一員としてアジアでビジョンを示し顔を見せることには、まだまだ困難が伴うだろう。 

国際政治話ですみません。

55. ジャンベ 2003/01/08(水) 15:33:28
>↑
いえ、僕の方が新参者ですので。

では無知ながら、財政についての意見を。とにかくプライマリーバランスを黒字にすることが必要。この点で、竹中氏の意見は正しかった。エキセントリックな手段より、現実的に、地道に行っていかないといけない。
つまり、歳出削減と、税収増。

歳出削減は、どこかを削るというのは無理です。
住宅金融公庫を始めとして、主な特殊法人は実質債務超過。
財政投融資を結び目として、郵貯と特殊法人がつながり、自力では返済できない債務が国の補助金行政を生み出している。小泉首相は目のつけ所はよかったが、おそらく郵貯と特殊法人のつながりに気付いてはいない。たまたまそこの改革に手をつけたように見える。その結果はご存知のとおり。どこかを単発で改革できるほど、病巣は小さくない。
厳格な歳出キャップ制が必要。予想税収の100%弱に国債費を除く一般財政支出を抑えることを強制する法案を成立させる。その際、前年からマイナスになった場合には全省庁から同率で予算カットする。これにより族議員が同士討ちを始め、一律に力を弱める。反対の声をあげる体力がなくなったところで、真の改革がようやく始められると私は考える。

なお、インフレターゲットは財政に悪影響を及ぼすと考える。
インフレ期待が生まれた直後から、後を追うように長期金利が上昇するだろう。政府は、インフレ税の恩恵を受ける前に、利払い費の際限ない増加に苦しむ。

56. (=゜∀゜)ノ 2003/01/09(木) 13:53:17
>ジャンベ
>厳格な歳出キャップ制が必要。
>予想税収の100%弱に国債費を除く一般財政支出を抑えることを強制する法案を成立させる。
>その際、前年からマイナスになった場合には全省庁から同率で予算カットする。
>これにより族議員が同士討ちを始め、一律に力を弱める。
>反対の声をあげる体力がなくなったところで、真の改革がようやく始められると私は考える。
興味深い提案だが、この提案が実行されれば、
族議員より先に国民の方が体力を失ってしまうだろう。
一般財政支出が抑えられれば、官僚や族議員は、自分の権益が関わる部分を温存し、
行政サービスをカットする方向で予算配分を進めると考えられるからだ。
そうなれば、国民の生活水準はますます悪化するだろう。

>なお、インフレターゲットは財政に悪影響を及ぼすと考える。
>インフレ期待が生まれた直後から、後を追うように長期金利が上昇するだろう。
>政府は、インフレ税の恩恵を受ける前に、利払い費の際限ない増加に苦しむ。
インフレが起きれば、国家債務は縮小するだろうが、金融資産もまた縮小する。
金融資産が縮小すれば、それに支えられた投資は不活発になる。
また、物価が上昇しても、労働力があふれている現在では、
賃金が物価に比例して上昇するとは思えないので、
単に消費者がモノを買えなくなるという現象が生じるだけである。
インフレを起こしても、何もいいことが無いように思う。

57. ジャンベ 2003/01/09(木) 14:19:03
>あきらめ

>興味深い提案だが、この提案が実行されれば、
>族議員より先に国民の方が体力を失ってしまうだろう。
>一般財政支出が抑えられれば、官僚や族議員は、自分の権益が関わる部分を温存し、
>行政サービスをカットする方向で予算配分を進めると考えられるからだ。
>そうなれば、国民の生活水準はますます悪化するだろう。

本来、行政サービスはナショナルミニマムに抑えるべきものだ。
現在の、極端に公平性重視に偏った予算配分でしか生き残ることのできない地域は、この予算配分が続いたとしてもいずれ衰退していくであろう。だとしたら、一刻も早くその予算を効率性の回復に向けて配分したほうが現実的なのではないか。
また仮に官僚、族議員が自己の既得権益を完全に掌握し、予算減により本来あるべき最小限の行政サービスすら削減することになれば、その時こそ政権交代が起こるであろう。
国民はどこか知らないところで使われている莫大な予算よりも、身近な行政サービス、つまり役所、消防、警察、教育、生活インフラの整備などに非常に敏感だ。国民は、天下りや賄賂よりも、近所の小学校の教員が一人削減されたことに怒りを覚えるだろう。

58. (=゜∀゜)ノ 2003/01/09(木) 14:38:56
>ジャンベ
>本来、行政サービスはナショナルミニマムに抑えるべきものだ。
>現在の、極端に公平性重視に偏った予算配分でしか生き残ることのできない地域は、
>この予算配分が続いたとしてもいずれ衰退していくであろう。
>だとしたら、一刻も早くその予算を効率性の回復に向けて配分したほうが現実的なのではないか。
私は、大きな政府理論の信奉者である。
国民に手厚い行政サービスを提供出来ない政府なら、存続する価値は無いと考えている。
現在の差し迫った情勢下では、一時的なサービスの劣化も止むを得ないが、
出来うる限りは公平性を維持してもらいたいと願う。

>また仮に官僚、族議員が自己の既得権益を完全に掌握し、
>予算減により本来あるべき最小限の行政サービスすら削減することになれば、
>その時こそ政権交代が起こるであろう。
現に行政サービスの削減は始まっているにも関わらず、政権交代は起きていない。
選挙民が、無能で無責任な与党の政治家を、
あまり魅力的でない野党の政治家に交代させることに躊躇しているからだ。

>国民はどこか知らないところで使われている莫大な予算よりも、
>身近な行政サービス、つまり役所、消防、警察、教育、生活インフラの整備などに非常に敏感だ。
>国民は、天下りや賄賂よりも、近所の小学校の教員が一人削減されたことに怒りを覚えるだろう。
確かに、そういう傾向は生まれてきている。
国民の政治意識は、この5年で飛躍的に上昇した。
しかし、それをくみ上げる政治家がいなくてはどうにもならない。

59. ジャンベ 2003/01/09(木) 15:29:59
>あきらめ

>私は、大きな政府理論の信奉者である。
>国民に手厚い行政サービスを提供出来ない政府なら、存続する価値は無いと考え>ている。
>現在の差し迫った情勢下では、一時的なサービスの劣化も止むを得ないが、
>出来うる限りは公平性を維持してもらいたいと願う。
私は北海道の田舎の出身だ。地方財政の逼迫や、公共事業を望む地方の人々の叫びは痛いほどわかっているつもりだ。私もできることなら彼らに手厚い予算配分、十分な所得の再分配を行うべきだと思う。
しかし、残念ながら現在の日本は歪んだ公平性の上に成り立っているのだ。
本来国税で行う公共サービスは国民全体に便益がおよぶサービスであるべきだ。それが真の公平性というべきものだろう。地方住民に限定されたサービスは地方の独自財源によって、身の丈にあった支出に制限されるのが当然だ。
ところが地方交付税交付金、国庫支出金によって、地方財政は国に完全にコントロールされ、地方債の発行も総務大臣の許可が必要だ。これでは国、地方双方にとってマイナスでしかない。貧しい地方は補助金に頼るしかなく、予算削減のインセンティブがない。とにかく予算を国からいただくことが第一目標であり、それが住民に役立つかは二の次だ。結果、私のふるさとは誰も通らない道路が片側二車線で延々と延びている。
東京、大阪(京都もそうだが)などは地方交付税収入は国に取り上げられ、交付金として戻ってくるカネは収入以下だ。京都府民は気づかないうちに搾取されていると言ってもよい。
これが公平性の確保といえるだろうか?
地方交付税交付金、国庫支出金は大幅削減し、その財源を地方に移譲することが大切だ。自分の財布を持っていないと金銭感覚は身につくはずがない。

60. ジャンベ 2003/01/09(木) 15:31:21
(つづき)
>現に行政サービスの削減は始まっているにも関わらず、政権交代は起きていない。
>選挙民が、無能で無責任な与党の政治家を、
>あまり魅力的でない野党の政治家に交代させることに躊躇しているからだ。
行政サービスの低下が身をもってわかるほど起こっているだろうか?私はそうは思わない。公共事業削減によって直接影響を受ける人々はごく一部だ。また、彼らの消費減少によって影響を受ける人々は、それが公共事業削減によるものだとは直感的には認識しない。つまり、これが普通なのだ。日本人は「普通」を認識しなければならない。社会保障の国民負担増は直接響くものだが、これはここ数年のうちに大きな波となるかもしれない。まだ国民は気づいていないのだ。

野党が頼りないのはそのとおりだ。しかし、現与党には決してできず、現野党が政権担当すればできることがひとつある。
「定数是正」だ。
現在の国会議員数は地方に非常に偏っている。それが地方への無駄なバラマキにつながっているのだ。都市部で強い現在の野党が政権に就けば、これを一票の格差一倍に近づけることができる(と期待する)。
都市部の国会議員が(正当なレベルまで)多くなれば、財源の地方移譲が行われる下地となるだろう。

>確かに、そういう傾向は生まれてきている。
>国民の政治意識は、この5年で飛躍的に上昇した。
>しかし、それをくみ上げる政治家がいなくてはどうにもならない。

政治とて、数とインセンティブで動く。
才能がいないとは思わない。
才能を生かすシステムが存在しないことが問題なのだ。
そのためには、頼りない野党でも、与党が失敗すれば取って代われるシステムが必要だ。それが「定数是正」である。

61. 入り浸り [E-Mail] 2003/01/09(木) 16:09:35
む・・・面白そうなのに時間がなくて参加できん。
とりあえずインフレターゲットは賛成だ。
あと、地方への財源移譲による小さい政府の実現と地方自治体による
公共サービスの提供がいいと思うぞ。南無

62. (=゜∀゜)ノ 2003/01/09(木) 17:35:17
>ジャンべ
>地方交付税交付金、国庫支出金は大幅削減し、その財源を地方に移譲することが大切だ。
>自分の財布を持っていないと金銭感覚は身につくはずがない。
公共投資に関する私の意見は、下記のスレの2002/11/24(日) 20:18:44の文章に集約されている。
ハコモノ行政を排し、真の社会保障を実現しようと言う点において、
あなたと私には相違点は無いように思う。

http://www.kyoto-u.com/lounge/discuss/html/200211/02110001.html

>行政サービスの低下が身をもってわかるほど起こっているだろうか?
>社会保障の国民負担増は直接響くものだが、これはここ数年のうちに大きな波となるかもしれない。
介護保険の導入、行政サービスの民営化など、
政府による行政サービス切り捨ての流れは、決定的な流れになっている。
そして、社会保障の国民負担も確実に増加している。
これらは、身をもって分かるレベルと言って良いように思われる。

>現与党には決してできず、現野党が政権担当すればできることがひとつある。
>「定数是正」だ。
今から10年前、都市部で圧倒的な支持を得た野党7党は、
自民党を政権の座から引きずり下ろし、細川政権を成立させた。
しかし、定数是正に着手する事無く、政権の座を自社公連立政権に譲り渡した。
有権者が野党に期待しなくなったのは、この悪夢が未だ尾を引いているからである。

>政治とて、数とインセンティブで動く。
>才能がいないとは思わない。
>才能を生かすシステムが存在しないことが問題なのだ。
その通りだ。若い学者や官僚には優れた人材が存在する。
しかし、既成政党はそれらの人材を起用せず、身内や集票団体の人材ばかり起用している。
この問題を解決するには、どうしたら良いのであろうか?
定数是正がなされても、都市部の利権集団が台頭するだけではないか。
そう思うのは、悲観的に過ぎる見方なのであろうか?

63. ジャンベ 2003/01/10(金) 00:14:04
>あきらめ

>2002/11/24(日) 20:18:44
>まず、各都道府県に強大な権限を付与すると共に中央が行っている職務を大幅に委託、
>地方が公共事業を要求する大義名分を奪う。
>第二に投票格差の是正を行うことによって地方選出の議員を減らし、
>地方が中央から予算をむしり取るパイプを潰す。
>そして、自力更生に賭けなければ明日が無いという状況を作り出す。
>地方の住民には多大な迷惑だが、公共事業依存体質を改善するという一点におい>ては、
>有効な処方箋となりえるであろう。
まったく賛成である。
もう一つ、地方自治体には税率、債券発行を自由に行う権限を与えるべきだ。
自治体同士に、競争を行わせるべきである。
税率が低く、社会保障も少ない自治体、税率は高いが社会保障も大きい自治体、いろいろあってよい。何が正しいかは、住民に決めさせるべきなのだ。
国にコントロールされる必要は、全くない。

>介護保険の導入、行政サービスの民営化など、
>政府による行政サービス切り捨ての流れは、決定的な流れになっている。
民営化できるものは本来行政が行うべきではない。効率性が著しく損なわれるからだ。したがって、これらは切り捨てではない。JT、NTTが民営化され、サービスが劣化しただろうか?JRは多少問題があるが、あれは企業努力といえる。地方の鉄道が分断されたという批判はあるが、新たな鉄道サービス(もしくは代替交通機関)が必要であれば、そこで初めて自治体が動けばよい。鉄道をひくほど税収がなければ、そこに鉄道を敷設すべきではない。本来鉄道があるはずのないところになぜか鉄道があったのだ。そう考えるしかない。

64. ジャンベ 2003/01/10(金) 00:30:54
(続き)
>今から10年前、都市部で圧倒的な支持を得た野党7党は、
>自民党を政権の座から引きずり下ろし、細川政権を成立させた。
>しかし、定数是正に着手する事無く、政権の座を自社公連立政権に譲り渡した。
>有権者が野党に期待しなくなったのは、この悪夢が未だ尾を引いているからであ>る。
全くそのとおりだ。今思うと本当に愚かな政権だったと言わざるを得ない。
しかし希望は捨てるべきではない。私は可能性のある方に賭けたい。
もう一つ我々ができることは、最高裁判所裁判官国民審査で、一票の格差合憲判決を出した裁判官を罷免することである。これはあまり期待できないかもしれない。最高裁判所裁判官を任命するのは内閣だからだ。しかし、我々が最高裁裁判官を罷免するという前例を一つでも作れば、安易な内閣寄りの判決は少なくなるだろう。

>定数是正がなされても、都市部の利権集団が台頭するだけではないか。
>そう思うのは、悲観的に過ぎる見方なのであろうか?
私はずっとあなたの発言をROMってきたが、
あなたは希望を捨てない人だと思っていた。
私はあなたと議論ができることが嬉しいのだ。
前向きな人に戻ってもらいたい。
私は、都市部の利権集団が台頭しても構わない。
地方の利権に群がって予算の引っ張り合いをするよりも、都市に集中して予算を配分した方が結果的に成長率は高くなるのではないか?
まずパイを大きくすることが必要だ。それが効率性を追求する理由である。

65. (=゜∀゜)ノ 2003/01/10(金) 01:53:34
>ジャンベ
>自治体同士に、競争を行わせるべきである。
>何が正しいかは、住民に決めさせるべきなのだ。
>国にコントロールされる必要は、全くない。
確かに日本の地方自治体は、個性も権限も弱く、
その事実が大都市への一極集中を生み出している。
権限が強くなれば、野心的で有能な人材が地方を目指すようになるだろう。
そして、地域性と理想に基づいた政策が実行されるようになるだろう。
日本の地方自治体を活性化させるには、分権化が必須である。
郷土へのロイヤリティが、中央から予算を引っ張ってくるためだけに利用されてはならない。

>民営化できるものは本来行政が行うべきではない。
あなたは小さな政府を、私は大きな政府を指向しているので、
何が民営化できるかという基準には、大きな違いが生じるだろう。
私は、ライフラインや社会福祉の維持は、政府が行うべきだと思っている。
国民に最低限度の生活を保障するのは、政府によって行われるべきだと考えるからだ。
それが出来ない体制に、存続する価値は無い。

共産主義国の経済破綻は、政府が独占公社を経営することの弊害をまざまざと見せ付けたが、
それはこれらの国々に民主主義が存在せず、情報公開が成されなかったからだ。
日本は民主主義国であり、近年になって情報公開が進んでいる。
そして、行政サービスに民衆の声が生かされる度合が強まっている。
市民の監視が、行政サービスに効率性追及の圧力を掛けることとなろう。

66. (=゜∀゜)ノ 2003/01/10(金) 02:22:21
>ジャンベ
>もう一つ我々ができることは、最高裁判所裁判官国民審査で、
>一票の格差合憲判決を出した裁判官を罷免することである。
>我々が最高裁裁判官を罷免するという前例を一つでも作れば、
>安易な内閣寄りの判決は少なくなるだろう。
これは思いもよらなかった。
しかし、これが実現すれば、行政と癒着した司法に一石を投じることが出来る。
意外と、こういう活動から日本の再生は始まるのかもしれない。

>私はずっとあなたの発言をROMってきたが、あなたは希望を捨てない人だと思っていた。
決して、基本的な姿勢が変わった訳ではない。
だが、日記スレに書いた事情により、私は深い悲しみの中にいた。
その影響のせいで、前向きなレスが付けられなかった。
あまりに深い悲しみは、世の中の全てに対して人を悲観的にさせるのだ。

>私はあなたと議論ができることが嬉しいのだ。
>前向きな人に戻ってもらいたい。
大丈夫だ。もう立ち直った。
あなたの厚意に感謝する。

>私は、都市部の利権集団が台頭しても構わない。
>地方の利権に群がって予算の引っ張り合いをするよりも、
>都市に集中して予算を配分した方が結果的に成長率は高くなるのではないか?
>まずパイを大きくすることが必要だ。それが効率性を追求する理由である。
地方の利権集団より、都市部の利権集団が質が高いかどうかは、自明ではない。
彼らが旧態依然たるハコモノ行政に終始すれば、
地方の土建屋に流れていた金が、都市部の土建屋に流れるだけのことになる。
効率性を上げるには、まずハコモノ行政を廃し、
税金が経済建設のために正しく注ぎ込まれることが必要である。
パイは決して小さくない。ただ、正しく配分されていないだけのことだ。
与党も野党も、ハコモノ行政で潤う企業や、補助金にたかる人々が主な支持層である。
パイを正しく配分する政治家を選ぶには、
一部の利権屋の利益ではなく、公益を考慮する政治家を選ぶ必要がある。

長野では、利権屋集団が民意の前に敗北した。
長野で起きたことが、永田町で起こせない訳が無い。
私は、投票権を公益を代表する政治家のために行使できる日が
一日も早く来ることを願っている。

67. ジャンベ 2003/01/10(金) 11:13:03
>あきらめ
>権限が強くなれば、野心的で有能な人材が地方を目指すようになるだろう。
>そして、地域性と理想に基づいた政策が実行されるようになるだろう。
>日本の地方自治体を活性化させるには、分権化が必須である。
>郷土へのロイヤリティが、中央から予算を引っ張ってくるためだけに利用されて>はならない。
そのとおりだ。地方自治体とて、経済主体のひとつである。
自分の財布を自分で管理して初めて、個性ある地方が実現するのである。

>あなたは小さな政府を、私は大きな政府を指向しているので、
>何が民営化できるかという基準には、大きな違いが生じるだろう。
私は小さな政府がよいと言っているわけではない。ナショナルミニマム以上の政策を中央政府が行っていることが問題だと指摘しているのだ。
「小さな中央、大きな地方」といった方が正しい。
ナショナルミニマムを保障するとは、国民全体が必要な行政サービスを行うことだ。これは、どこの地域にも一律に配分すべきものである。東京は少なく、田舎に多く配分することはこの原則に反する。それは「リージョナルミニマム」までも中央政府が保証している状態だ。これは効率性を損なう。中央にとって情報の少ない地方のリスクを、中央政府が抱えることになるからだ。リスクは情報をもっとも多く持っている主体が背負うべきである。
情報高度成長期には生活、交通インフラが整備されていなかった。したがって、中央政府がこれを整備することは仕方がなかった。しかし、今は日本全国どこへでも行くことができる。つまり、交通のナショナルミニマムは保障されたのだ。したがって、中央政府がこれ以上道路行政にかかわる必要はない。高速道路を含め財源を地方に移し、自立的、個性的な運営に任せるべきなのだ。

68. ジャンベ 2003/01/10(金) 11:27:07
(続き)
>私は、ライフラインや社会福祉の維持は、政府が行うべきだと思っている。
私とてそう思っている。しかし、社会福祉とはリスクを政府に任せるということだ。年金とは長く生きるリスクに対するものだ。失業保険とは、仕事がなくなるリスクに対するものだ。公共事業とて、受注がなくなるリスクを政府が背負っているとも言える。これは確かに必要なことであり、政府が行うべきことではあるが、リスク管理には必ずモラルハザードが起こることを忘れてはならない。民間のリスク管理(生命保険等)は、企業自らが自己を存続させるために、契約者に厳しいチェックを行う。その過程で、利益だけを得ようをする契約者は排除される仕組みができる。しかし政府は現在その努力は全くを言っていいほど行っていない。したがって、失業保険が給付される間求職活動を行わない人間が後を絶たない。
これがあるべき姿だろうか?政府が無条件に福祉という名のばら撒きができる時代は終わったのだ。適正なリスク管理が行われるシステムを考えねばならない。

>日本は民主主義国であり、近年になって情報公開が進んでいる。
>そして、行政サービスに民衆の声が生かされる度合が強まっている。
>市民の監視が、行政サービスに効率性追及の圧力を掛けることとなろう。
そうなることを期待する。われわれ国民が財政に意識を向けることが第一歩だ。

69. ジャンベ 2003/01/10(金) 11:37:32
>これが実現すれば、行政と癒着した司法に一石を投じることが出来る。
>意外と、こういう活動から日本の再生は始まるのかもしれない。
そのとおりだ。立法、行政が腐敗したのは、それを取り締まる司法がそれらに従属しているからだ。われわれが司法に行使できる権利は国民審査のみである。これを錆びた刀にしておく手はない。

>一部の利権屋の利益ではなく、公益を考慮する政治家を選ぶ必要がある。
私は残念ながら、「公益を考慮する政治家、官僚」というものは過去、そして未来にも存在しないと考える。ハーヴェイロードの前提など信頼しない。
国民経済に与える影響を考えると、田舎の土建屋より、都会の土建屋が儲かるほうがマシである。落ちた金がよく回るからだ。
もちろんこれは根本的な解決ではない。政治家の利益と、われわれ全体の利益が重なる必要がある。そのために、歳出キャップ制を提案しているのだ。

70. ジャンベ 2003/01/10(金) 11:41:01
>大丈夫だ。もう立ち直った。
安心した。
あなたはこの掲示板を通じて、多くの人に力を与えている。
そのことを忘れないでいただきたい。
少なくとも、私は力をいただいた者の一人だ。
これからも精力的な活動を期待する。

71. (=゜∀゜)ノ 2003/01/10(金) 12:14:31
>ジャンベ
>私は小さな政府がよいと言っているわけではない。
>ナショナルミニマム以上の政策を中央政府が行っていることが問題だと指摘しているのだ。
>「小さな中央、大きな地方」といった方が正しい。
それを聞いて安心した。
地方自治体に権限を大幅に委譲して、社会保障に関する権限を与え、
自治体レベルで手厚い社会保障を実現していこうというのなら、
私とあなたの間に対立点は、もはや存在しなくなる。

>リスク管理には必ずモラルハザードが起こることを忘れてはならない。
>民間のリスク管理(生命保険等)は、企業自らが自己を存続させるために、
>契約者に厳しいチェックを行う。
>その過程で、利益だけを得ようをする契約者は排除される仕組みができる。
私は、バラ撒き福祉を潔しとしているわけではない。
むしろ、手厚い福祉を行うには、厳格なチェックを行い、
不要な支出を押さえるべきであると考えている。
日本の社会保障システムのモラルハザードは、
行政と市民の双方に対するチェック制度が甘すぎ、
運営が放漫に行われてしまったがゆえに起きてしまった。
これを教訓とし、市民オンブズマンや監査機関による厳格なチェック体制を作り上げた上で、
手厚い社会保障を与えるべきだろう。
社会に生きる多くの人々は自分の老後を考えると、バラ撒き福祉を望んだりはしないだろう。

72. (=゜∀゜)ノ 2003/01/10(金) 12:35:23
>ジャンベ
>そうなることを期待する。われわれ国民が財政に意識を向けることが第一歩だ。
既にそういう傾向は現れている。
国民の大多数が、財政の再建と、税金の無駄遣いの撤廃を望んでいる。
もはや、政府が国民を欺いた財政運営を行うことは、不可能となった。
あとは、具体的で野心的なビジョンを持った指導者の登場を待つだけである。

>立法、行政が腐敗したのは、それを取り締まる司法がそれらに従属しているからだ。
三権分立の鉄則が破られ、立法・行政・司法が癒着したために、
日本の民主主義は腐敗してしまった。
この三権癒着の構造の破壊は、日本再生には不可欠である。

>私は残念ながら、「公益を考慮する政治家、官僚」というものは過去、
>そして未来にも存在しないと考える。
>ハーヴェイロードの前提など信頼しない。
私も、そんな政治家・官僚が存在するとは思わない。
腐敗しない政治家と言うのは、マルクスの仮定の中にしか存在しない。
私の言う公益を代表する政治家というのは、
幅広い層の選挙民の投票によって選出されたがゆえに、
彼らの意向を無視して政策を実行できない政治家のことである。
このような大衆政治家は、大局を無視した人気取り政策に走る危険もあるが、
それでも特定の利益集団に金を流し続ける政治家よりは、マシである。
投票で引きずりおろす事の出来ない利権政治家よりは、
投票で引きずりおろせる大衆政治家のほうがずっとマシである。
政治を良くするには、選挙民が賢くなるだけでいいからだ。

73. ジャンベ 2003/01/10(金) 14:32:55
>あきらめ
>地方自治体に権限を大幅に委譲して、社会保障に関する権限を与え、
>自治体レベルで手厚い社会保障を実現していこうというのなら、
>私とあなたの間に対立点は、もはや存在しなくなる。
おそらく大局的な思想はあなたと私とほぼ変わらないであろう。
しかし私は全国どこにいても一律のサービスが受けられるという一見理想的な福祉国家が今後実現するとも思わないし、仮に実現してもそれがよいこととも思わない。全国にミニ東京ができてうれしいだろうか?
あなたもすでに感づいていると思うが、ただ権限を移行して中央を小さく地方を大きくしたからといって、それだけでは地方に「ミニ霞ヶ関」が林立するだけで、根本的には何も変わらないのである。
やはり行政は「民間にできないことをする」という原則は守らねばならない。
そしてもうひとつの原則は「身の丈にあった財政」ということである。
規模の小さな地方政府は財布も小さくなり、東京都などは財布が大きくなるのが当然だ。そういう状況になって初めて、地方はそれぞれの特色を生かした地域づくりを指向するだろう。つまり、そこで初めて自治体間の競争が始まる。そうしないとその自治体は滅ぶからだ。それに成功した自治体は豊かになり、失敗すれば衰退していくだろう。
それでいいのだ。われわれには国内どこにでも住むことのできる自由が与えられている。よい行政が行われている街に人が移住し、それによりパレート最適が実現される。そうすることが結局は全体の利益を大きくすることになる。
また、それで実際に滅ぶ自治体が生まれるとも思わない。人は効用をカネだけから得るわけではないからだ。たとえば郷土愛がそれだ。貧しい自治体でも自分の故郷だからと言って住み続ける人がいるだろう。その人は郷土愛を実現することによって効用を得ているのだ。たとえば予算がまったく組めない自治体が存在して、それでも郷土愛からそこに住み続ける人がいれば、その人の最低限の生活保障は中央が行えばよい。それが、ナショナルミニマムの基準になる。

74. ジャンベ 2003/01/10(金) 14:42:39
改行しなければ読みにくいな。
以後気をつけることにする。

>国民の大多数が、財政の再建と、税金の無駄遣いの撤廃を望んでいる。
確かにそうかもしれない。しかし人々は政治家の前ではこう言うだろう。
「私たちの街にだけは予算を引っ張ってきてください」と。
結局中央の権限を小さくしなければ何も始まらない。
また、国会議員の予算配分権を小さくすることによって、
今までは二の次だった「国家戦略」が彼らの主な仕事になる。
そうなって初めて、日本は自立国家の道を歩み始めると思うのだ。

>投票で引きずりおろせる大衆政治家のほうがずっとマシである。
>政治を良くするには、選挙民が賢くなるだけでいいからだ。
賛成だ。わが街をよくする地方議会議員、
国のために働く国会議員を選べる制度が必要だ。
しかし、そのためには地方への権限委譲と定数是正が必要だ。
これでは循環論法に陥る。
なにかよい解決策はないだろうか?

75. (=゜∀゜)ノ 2003/01/10(金) 17:41:38
>ジャンベ
地方自治体が中央からむしりとっていった予算は、その土地の人々を豊かにはしなかった。
公共事業で壮麗な建造物がそびえ立ち、立派な道路が出来たが、
それで潤ったのは、一部の利権集団のみ。
地方住民の多くは、都会より低い生活水準に甘んじている。

自治体間に競争原理が導入されれば、こんな馬鹿馬鹿しい事は起こりにくくなるだろう。
でかいハコモノばかり造って、地場産業育成に投資せず、社会保障を蔑ろにすれば、
その自治体のサイフは空っぽになり、怒れる住民だけが残るからだ。

地方分権は、中央から補助金をむしり取る大義名分を奪って利権屋を弱体化させるとともに、
地方指導者に、生き残りを賭けて地域を繁栄させる切実性を持たせることが出来る。
そう言う意味で、一石二鳥の案であると考える。

76. (=゜∀゜)ノ 2003/01/10(金) 18:02:36
>ジャンベ
>しかし人々は政治家の前ではこう言うだろう。
>「私たちの街にだけは予算を引っ張ってきてください」と。
人々は、政治家が自分の街に予算を引っ張って来ても、
その金が利権屋の懐ろに入り、自分たちの手元には届かないことに気付きつつある。
近年、公共事業に厳しい視線が注がれるようになってきたのは、その現れである。

>結局中央の権限を小さくしなければ何も始まらない。
>また、国会議員の予算配分権を小さくすることによって、
>今までは二の次だった「国家戦略」が彼らの主な仕事になる。
税金で利権を漁れる余地が少なくなれば、利権屋が議席を占める割合も減少するだろう。
国会議員の仕事が利権を漁ることから、日本の将来を考えることに変われば、
真剣に日本の将来を考えようという人物が立候補する可能性が高まっていく。
そして、地域の繁栄は、権限が強化された地方議会の政治家が担うことになるだろう。

>賛成だ。わが街をよくする地方議会議員、
>国のために働く国会議員を選べる制度が必要だ。
>しかし、そのためには地方への権限委譲と定数是正が必要だ。
>これでは循環論法に陥る。
>なにかよい解決策はないだろうか?
日本は中央集権国家であるため、まずは中央政府の指導者が改革を志さなければならない。
我々に出来ることは、望ましい改革案を持っている政治家や政党に投票し、
彼らが日本の指導的地位に就けるように援護することだろう。

現在、日本国民は不安の中で、力強い改革者を待ち望んでいる。
野心的なビジョンを示すことの出来る政治家が現れれば、
有権者の票は、雪崩を打ってその政治家に集まるはずである。
その時を待とう。そして、その時のために議論をしよう。

77. ジャンベ 2003/01/11(土) 12:37:29
>あきらめ
私とあなたの間には基本的な考えが一致したことがはっきりした。
あなたのような人が多く現れ、日本のために大いに働くことができれば、
必ずや日本、日本財政は再生への道を歩み始めるだろう。

>我々に出来ることは、望ましい改革案を持っている政治家や政党に投票し、
>彼らが日本の指導的地位に就けるように援護することだろう。
おそらく我々にできることはそれしかないであろう。
しかし、私そしてあなたが行使できる票数は一票だけだ。
私やあなたが動いたところで、即日本が変わるわけではない。
多くの日本人は、財政は危機に瀕していることは漠然とは気づいているが、
いまだ現実問題としてとらえることはできていない。
戦後一貫して続いてきた上っ面だけの社会教育に大きな問題があったと考える。
いつの時代も政府は情報統制によって国民を欺き続ける。
社会の真の状態を国民が知ることのできるようになることが必要だ。
そのためには、情報公開だけでは不十分だ。
国民が政府にだまされないように、国民自らが学ばねばならない。
それは、子供も、大人も同様である。
同時に、自分自身の意見をしっかり述べられるよう訓練しなければならない。
残念ながら、このスレで意見を述べているのは今となっては私とあなただけだ。
自分の意見が他人に目にさらされることによってしか、
私たちは真剣に考えるということは不可能である。
ここでの議論は施政者の目には届かないが、
このスレを見ている人の多くは、
将来社会に大きな影響を及ぼすことになるだろう。
ここでの議論が、将来の日本を変えるといっても、過言ではないのだ。
議論に参加し、自分の意見を形成することは、
将来大いに役に立つことであろう。
財政は我々の生活に直結するものだ。
多くの人たちの意見を期待したい。

78. (=゜∀゜)ノ 2003/01/11(土) 15:40:23
>ジャンベ
>あなたのような人が多く現れ、日本のために大いに働くことができれば、
>必ずや日本、日本財政は再生への道を歩み始めるだろう。
既に人々は官庁や企業、あるいは政治の現場で日本を破滅から救う戦いを開始している。
この数年間で現場レベルでの行政改革が数多く行われ、
企業の経営体質は大きく改善され、有権者の意識も大きく向上した。
後は、それぞれの現場で戦っている人々の力を、
一つに結集するビジョンの出現を待つだけである。

>しかし、私そしてあなたが行使できる票数は一票だけだ。
>私やあなたが動いたところで、即日本が変わるわけではない。
千里の道も一歩から始まる。
まず、私やあなたが一票を入れるところから、全ては始まるのだ。
一票を入れることさえ「無駄だ」と思ってためらえば、
ためらっている時間だけ日本の再建は遅れてしまう。

>多くの日本人は、財政は危機に瀕していることは漠然とは気づいているが、
>いまだ現実問題としてとらえることはできていない。
財政危機は、様々な形で国民生活を蝕んでいる。
不況に苦しみ、増税と社会保障カットの不安に脅える日本国民は、
財政危機を自分たちの問題として考え始めている。

79. (=゜∀゜)ノ 2003/01/11(土) 16:09:53
>ジャンベ
>戦後一貫して続いてきた上っ面だけの社会教育に大きな問題があったと考える。
日本の戦後教育は、「寄らば大樹」ということしか教えてこなかった。
高度経済成長期には、それが人々の力を経済建設に結集する原動力となったが、
安定成長期に入ると、企業や政府から甘い汁を吸う方向へと向かわせた。
いや、企業や政府ですら、他の誰かに甘え、利益を貪ることに終始した。
日本人が上から下まで自助努力を忘れ、他の誰かに責任を押し付けた結果、
財政は破綻し、膨大な富を抱えながら不安に脅えることになった。
我々はその轍を踏んではならない。
自分の責任で選択し、自分を救うために最善を尽くさねばならない。
日本の再生も、全ては自分自身のためである。

>社会の真の状態を国民が知ることのできるようになることが必要だ。
>そのためには、情報公開だけでは不十分だ。
>国民が政府にだまされないように、国民自らが学ばねばならない。
>それは、子供も、大人も同様である。
>同時に、自分自身の意見をしっかり述べられるよう訓練しなければならない。
1990年代後半以降の破滅的な状況は、人々に自助努力の必要性を痛感させた。
それに伴い、議論の質も大きく向上した。

日本を支配してきた二つの勢力のうち、戦後民主主義イデオロギーを吹聴し、
民衆の味方を標榜しながら、民衆のために働かなかった勢力は、有権者の支持を完全に失った。
もう一つの勢力である利権屋集団も、
有権者の厳しい批判に晒され、大きくその勢力を後退させている。

有権者は、もはや盲目ではない。
目をこらして、自分たちのために働く政治家を選ぼうとしている。
今度は、政治家が賢くなる番である。

>自分の意見が他人に目にさらされることによってしか、
>私たちは真剣に考えるということは不可能である。
>ここでの議論は施政者の目には届かないが、
>このスレを見ている人の多くは、将来社会に大きな影響を及ぼすことになるだろう。
>ここでの議論が、将来の日本を変えるといっても、過言ではないのだ。
私は一人の市民であり、一票の投票権しか持たない。
一人は無力ではあるが、ゼロよりはマシである。
私が良き市民となり、良い議論をし、社会のために力を尽くせば、
ささやかなりとはいえ、社会に益するところはあろう。
何をしても無駄ということが無いのが、民主主義の良いところである。

80. ジャンベ 2003/01/12(日) 02:14:41
>あきらめ
>私やあなたが一票を入れるところから、全ては始まるのだ。
>一票を入れることさえ「無駄だ」と思ってためらえば、
>ためらっている時間だけ日本の再建は遅れてしまう。
確かにそうだ。今ある権利は最大限利用しなければならない。
有権者が目を開きつつあるのもまた事実だ。
しかしそれと同様に、財政危機はすぐ目の前だ。
急がねばならない。
いまだに、経済学者でさえ「景気対策」のための支出増、減税を口にしてはばからない。
景気回復が財政危機を救うという考えは、幻想であるというのに。

財政破綻後の日本の惨状は、現在の不況の比ではない。
早く動かねばならない。

81. ジャンベ 2003/01/12(日) 02:18:35
(続き)
イタリアはユーロ加盟のため、奇跡的な財政再建を行った。
日本も、もはや外圧なくして改革は不可能かもしれない。
中華連邦、東アジア円通貨圏という突拍子もない話が、
今後現実となる可能性も否定できない。
もしかしたら、これが財政再建の唯一の道なのかもしれない。

82. (=゜∀゜)ノ 2003/01/12(日) 03:54:00
>ジャンベ
>いまだに、経済学者でさえ「景気対策」のための支出増、減税を口にしてはばからない。
>景気回復が財政危機を救うという考えは、幻想であるというのに。
今、景気が回復すれば、おそらく日本は破滅する。
税収が一時的に増えても、税金が無駄遣いされる構造を改めなければ、
国家債務が縮小することは無い。
また、改革を急ぐ切実性が失われ、単に問題が先送りされるだけの結果になってしまう。
日本の景気回復は、改革の成就によって、もたらされるべきである。

>イタリアはユーロ加盟のため、奇跡的な財政再建を行った。
>日本も、もはや外圧なくして改革は不可能かもしれない。
イタリアには、日本などとは比べ物にならないぐらいの、凄まじい腐敗構造が存在していた。
住民の8割が不正に生活保護を受給している自治体が存在し、
公務員は仕事をさぼってアルバイトに精を出し、公然と収賄する有様であった。
しかし、政府が確固としたビジョンを持って改革に乗り出した結果、
10年で不死鳥の如き復活を遂げた。

日本が破綻したら、世界経済が破綻する。
それゆえ、日本が諸外国から受ける外圧は、イタリアが受けたユーロ加盟圧力の比では無い。
加えて、国民も日本政府に圧力を掛け続けている。
あとは、政府がしっかりするだけだ。

83. ジャンベ 2003/01/14(火) 03:21:09
>今、景気が回復すれば、おそらく日本は破滅する。
>日本の景気回復は、改革の成就によって、もたらされるべきである。
そのとおりだ。

>日本が破綻したら、世界経済が破綻する。
>それゆえ、日本が諸外国から受ける外圧は、イタリアが受けたユーロ加盟圧力の比では無い。
>加えて、国民も日本政府に圧力を掛け続けている。
>あとは、政府がしっかりするだけだ。
現在の外圧の多くは「景気回復」を期待するものだ。
財政への認識はそれ以下である。
オイルショック後の「機関車論」、
プラザ合意後の金融緩和などはすべて外圧によるものだ。
しかし、これらは財政赤字、バブルを呼び起こした。
外圧が変革への道ではあるが、外圧も選ばなければならない。

84. ジャンベ 2003/01/14(火) 03:24:27
ブッシュが発表した減税はアメリカにとって国内経済政策の最後の手段だ。
これが失敗すれば、今度は日本にさらなる財政支出による内需拡大、
それによるアメリカの対日本輸出増を企てるだろう。
この手の外圧は日本を破滅に向かわせる。
注意せねばならない。

85. 入り浸り [E-Mail] 2003/01/16(木) 12:16:50
で、国債依存度はどうやって下げようか?

個人的には族議員に仲間割れさせることが面白いと思うんだが。

86. 入り浸り [E-Mail] 2003/01/16(木) 12:17:19
で、国債依存度はどうやって下げようか?

87. 入り浸り [E-Mail] 2003/01/16(木) 12:17:47
あれ?おかしいな。すまんかった。

88. ジャンベ 2003/01/16(木) 15:42:10
>入り浸り
>個人的には族議員に仲間割れさせることが面白いと思うんだが。
具体的にはどうするのか?
以前私は歳出キャップ制を主張し(今でもそう思っているが)、
>予想税収の100%弱に国債費を除く一般財政支出を抑えることを強制する法案を成>立させる。その際、前年からマイナスになった場合には全省庁から同率で予算カ>ットする。これにより族議員が同士討ちを始め、一律に力を弱める。
と述べたが、これを行ったとしても、あきらめが述べているように、
>一般財政支出が抑えられれば、官僚や族議員は、自分の権益が関わる部分を温存し、
>行政サービスをカットする方向で予算配分を進める
こともありうる。

私はそれにより政権交代、定数是正が起こればよいと思うが、
しかしその過程で、必要な行政サービスが縮小される状況はなるべく避けなければいけない。
なにか妙案があればお教えいただきたい。

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