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日本経済、復活は近い?〜3〜


1. Djembe 2003/11/12(水) 16:11:02
ちょいと名前を変えてみました。
細々ですが、続けていきましょう。

これまでのスレ
日本経済の復活は如何に?
http://www.kyoto-u.com/lounge/discuss/html/200305/03050164.html

日本経済の復活は如何に?2
http://www.kyoto-u.com/lounge/discuss/html/200307/03070004.html

2. . 2003/12/12(金) 00:15:01
2002 GDP: 538266700000000
2003 ^ 2.1%

3. 愛してる 2003/12/12(金) 00:38:28
遠いと思う

4. 入り浸り [E-Mail] 2003/12/15(月) 19:40:29
景況判断、よくなってるようで。
株価、あがっているようで。

でも実際にはまだ円高不況当時の景況判断と
あまり変わらず、小泉総理就任当時の株価まで
回復してはいない。まだまだ遠いね。薄明かりは見えてるけど。

5. 闇の帝王 [E-Mail] 2003/12/15(月) 19:58:46
おい、入り浸りよ〜

正直、日本の今の不況についてどう思うべ?
何が問題なんだと思う?

俺はあんましニュースとか見ないから、どういう論争が今なされているか
ほとんど知らないけど、インフレ誘発しろだとかそういうような感じの
金融政策が意味あると思う?

6. 猫たん 2003/12/15(月) 23:24:39
10月の消費者物価指数はひっさしぶりにプラスだったみたいですよー。
とは言え、誤差の範囲って言うぐらいの微々たるあたいでとてもデフレから脱却出来たとは言えないみたいやけど。。。
医療費あがったりした影響がでてるだけみたいだし。


猫たんは今、インフレターゲットより為替介入のほうが気になってます。
DIが改善したとはいえ、円高を懸念して先行きはあんまり楽観できていないし。
どうして財務省はもっと為替介入しないんでしょうか??
アメリカから少々文句言われてもいいやん。
詳しい人教えてください。
為替管理が行き過ぎてるかどうかなんてどうやって決めるんでしょう。
世銀やBISかなんかが決めるの?


フセインさん捕まったとたん株あがってるし、
株の動きって、人間心理にすごく依存してるんだなぁ、と思いました。
イラクへの自衛隊派遣がどう転んでいくかで日経平均もゆれることになるんでしょうか。

7. Djembe 2003/12/15(月) 23:28:14
入り浸り氏じゃないけどアガってるので。

ニュースはイラク一色ですね。
まあ、イラクがなくてもインフレターゲットは
ニュースになりにくいでしょうね。難しいし。

私見ですが、おそらくインフレターゲット自体は
あんまり意味がないのではないでしょうか。
長期国債買ったりETF買ったりREIT買ったりすることは
実体経済に影響を与える可能性はあるとは思いますが。

Stiglitz & Greenwaldの「新しい金融論」と
「トービン金融論」を読み比べると
なかなか面白いですな〜。
「新しい金融論」の、
「大切なのは期待実質金利ではなく名目金利だ」
ってのにはちょいと驚きました。
リフレ派はなんと答えるのでしょうかね〜。

8. Djembe 2003/12/15(月) 23:57:34
>猫たん氏
為替介入は・・・うーん、気合入れてやったところで
効果があるかどうかは微妙ではないでしょうか。
これだけ低金利なら本来海外にマネーが流れるはずが、
海外資産と国内資産が不完全代替で海外投資に流れない
のが根本要因ではないでしょうかね?

「一時固定相場にしろ」なんていう学者もアメリカにいる
みたいですが、どうなんでしょうか。

9. Nicholas Kaldor 2003/12/16(火) 16:52:53
>Djembe 2003/12/15(月) 23:38:50
>ケインズ左派ですが、何か?

>ジャンベ 2003/06/19(木) 23:17:03
>それから、インフレ率はベースマネーでなく
>マネーサプライに依存するのだと理解していたのだが、
>私が間違っているのだろうか?


ひどく矛盾していると思うのは私だけだろうか・・・・?

10. Nicholas Kaldor 2003/12/16(火) 16:59:31
あ、
よく読んでみると間違えた。忘れて。

11. Djembe 2003/12/16(火) 17:42:39
え?矛盾してるの?してないの?
してないでしょ?

大昔のを持ってこられると矛盾もありうるが。

12. Nicholas Kaldor 2003/12/16(火) 17:51:48
パッと見て、マネーサプライを日銀が十分調整可能なのだと言ってるように思えたから・・・

13. Djembe 2003/12/16(火) 18:28:09
>Kaldor先生
いやー誤解を与えたことは謝ります。
「ケインズ左派」っちゅうワシの書き込みにはあんまり意味はないです。
「左派を論破したい」ってカキコミに瞬間的に「じゃあ論破してみろやー」って反応しただけだから(笑)。

ワシ自身の考えは「新古典派総合」に一番近いんじゃないかと思っています(新古典派総合って名前も相当誤解を招く表現だが)。
所詮右派左派なんて相対的なもんでしょう。

14. Djembe 2003/12/16(火) 18:46:18
マネーサプライは「ある程度」調整可能でしょう。
ゼロ金利下では難しいと思われますが。

15. でが 2003/12/16(火) 18:58:13
                /. : : : : : : : : : \
           冒  /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
            l l ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
          ./〜ヽ{:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}     ______________
           |__| {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}   /
.           .||.硫 || { : : : :|   ,.、  |:: : : :;! <  ドリンクはこちらの品のみとなります
         /| 酸 .||_.ヾ: :: :i r‐-ニ-┐| : : :ノ   \               
         |  ̄ -!、 ゞイ! ヽ 二゛ノ イゞ‐′      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    −!   \` ー一'´丿 \
         ノ    ,二!\   \___/   /`丶、
        /\  /    \   /~ト、   /    l \
       / 、 `ソ!      \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
      /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゛:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
     ,ヘ \_,. ' | |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \
     i   \   ハ       |::::|`''ー-、,_/  /\_  _/⌒ヽ




このアフォが!!

                       _ /- イ、_
         __          /: : : : : : : : : : : (
        〈〈〈〈 ヽ       /: : : : ::;:;: ;: ;:;: ; : : : ::ゝ
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     ∧ ∧ /  /    ,,・_  | //   ̄7/ /::ノ
    (´_ゝ`/ /  , ’,∴ ・ ¨  〉(_二─-┘{/      
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16. 入り浸り [E-Mail] 2003/12/17(水) 10:08:03
先行き不透明なのが一番問題なんだろうねえ。
産業界ではだいぶ明るくなってきてるみたいだけど
土地と個人消費はなかなか回復しないだろうね。
年金もあるかどうか分からないのに。
年金制度がどう変わるのかわかりやすくまとめたもの
なんか見たことないしね。積み立て方式なら分かりやすい
のに現役世代の年金を引退世代に給付するから
ややこしくなる。年金払わないで個人で積み立ててる
人も多いみたい。

17. BAGGIO 2003/12/17(水) 18:05:03
カルドア先生に、「ケインズ左派」なんて言ったら、つっこみが来ても仕方ないっしょw

ま、もう経済学はPKなどの異端を除き、全てが新古典派総合と言ってもよいわけで・・・

18. Nicholas Kaldor 2003/12/18(木) 17:18:15
「ケインズ左派」を名乗るからには、賃金統制の主張が不可欠である。

19. Nicholas Kaldor 2003/12/18(木) 17:31:34
>ま、もう経済学はPKなどの異端を除き、全てが新古典派総合と言ってもよいわけで・・・

異端とは何だ!!
我々こそが、正統なケインジアンである!

>新古典派総合
J.R.Hicksが反省して改名してあの世でJ.Hicksと名乗り、トービン君が地獄に落ちた今、新古典派総合はもはや墓場の灰となった。

20. BAGGIO 2003/12/18(木) 17:56:04
しかし私はあなた方、異端の経済学にシンパシーを感じる。ケインズせんせー

21. Nicholas Kaldor 2003/12/18(木) 18:09:53
現在の日本のデフレの重大原因として、賃金の低下を見るかね?

22. . 2003/12/18(木) 18:12:37
http://www.eia.doe.gov/emeu/cabs/images/eueconomicindicators.gif

23. Djembe 2003/12/19(金) 17:05:39
学派などどうでもいいじゃないですかー
・・・なんて言ったらまた先生に怒られるのでしょうか。
そうかー墓場の灰かー

24. 2003/12/19(金) 17:07:40
経済学者の数だけ経済理論がある。

25. 愛してる 2003/12/19(金) 17:25:23
だから遠いのだって。ワカッテナイナーー

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27. 2003/12/22(月) 04:17:49
菅直人「1+1は、いったい何なんですか?」
小泉 「2です」
菅直人「ですから、1+1なんですよ。質問に答えてください」
小泉 「2ですね」
菅直人「全く質問に答えていない。国民が聞きたいのは1+1なんですよ!」
小泉 「どうあっても2です」
菅直人「全く説明になっていません」
小泉 「誰が何と言おうと2です」
菅直人「うまく逃げましたね。あなたはいつもそうだ」
小泉 「……?」
菅直人「あまり国民をなめないで頂きたい!」
小泉 「ですからねぇ・・・原則として、1+1は2、
     これは揺らがない、私はずっとそうお答えしています」
菅直人「いいでしょう、最後に私は、小泉総理は1+1について
     国民をあざむいたと、そう申し上げて答弁を終了します」

28. Djembe 2004/01/01(木) 15:49:31
あけましておめでとうございます。

>だから遠いのだって。ワカッテナイナーー

じゃあ、「復活」の定義をしましょうか。
人それぞれだと思いますが、ワシは結局は
「失業が解消されるか否か」
ってところに収斂するんだと思ってます。
現状を見ると、成長率が上がったと叫んでますが
失業率はほとんど改善されていない。

オークン則の相関、フィリップス曲線なんかは安定しているようなので、
ワシとしてはいっそうのリフレ政策が必要なんじゃないかを思っていますが、
一時期ここで議論になったように、マネーサプライの操作は
ゼロ金利下で可能かどうかはワシにはよくわかりません。
皆さんの考えはどうでしょうか。

29. Nicholas Kaldor 2004/01/06(火) 23:54:22
>マネーサプライの操作はゼロ金利下で可能かどうか
できるわけがないというのが、我々知識人の見解である。

当大学経済学部にて、正統派ケインズ経済学の啓蒙に努めている
根井雅弘君も授業等で主張している通り、ハイパーインフレを
押さえる手段の一つとして、マネーサプライの操作はありえる
かもしれないが、斯くの如きデフレ状況下における
マネーサプライの操作の試みは、正気の沙汰とは思えぬ
愚鈍なあがきに過ぎない。

30. >カルダー様 2004/01/07(水) 09:20:50
私達素人にも分かるように
説明していただけますでしょうか?

31. 猫たん 2004/01/07(水) 23:03:33
猫たんも経済素人でようわかってないんですが
流動性の罠ってやつですか??
LM曲線が金利の最低値で水平になっているので金融政策が無効という。
一時マイナス金利に、なんて激しいことが新聞に乗ったこともありましたね。
マネーサプライが操作できないってことはデフレは退治し難いってことなんでしょうか。

カルドア改善ってなんだったっけなぁ?
あーん、忘れたー。

32. 猫たん 2004/01/07(水) 23:23:41
ところで、国内資産と海外資産が不完全代替ということですが、
低金利なのに直接金融や海外に資産が流れ出ないのは日本人が超リスク回避的だからなんですかね。
それとも、ある程度生活が満たされていたらあとはどうでもいいや〜と思ってるんかな。
貨幣愛の低い国民性?
低いというかすぐ逓減するというか。
貨幣愛が低いためにスイッチングコストが相対的に高くなっていて皆預け先をかえないのかなー。

こういうことがモデルを立てれて解けたら面白いのかな?
実証となるとどこからいろんなデータもってくるんだろう?
う〜んわからん。

33. Djembe 2004/01/08(木) 16:27:51
>カルドア先生
寡聞にして不勉強なため、ネイ先生のご主張を存じ上げないんですが、
できれば簡単にお教えいただけないでしょうか?
日銀のデータをみると、ゼロ金利以降でもベースマネーの伸び率と
マネーサプライの伸び率は非常に高い相関があるように思えるのですが。

>猫たんさん
マイナス金利って名目?実質?
実質金利ならマイナスってのは特に激しくないんじゃないかと思います。
海外資産との不完全代替に関しては、国民性ってのはあるのかもしれませんね。
ただ、たとえば外貨預金なんかは手数料がむちゃくちゃ高いというウワサを
聞いたことがあるので、その辺の制度的問題もあるのかもしれません。

34. Djembe 2004/01/08(木) 16:31:06
補足。
↑の「高い相関」とは「関係が強い」という意味であって、「貨幣乗数が大きい」という
意味ではありません。

35. Nicholas Kaldor 2004/01/08(木) 19:50:19
>猫たん
いわゆる「流動性の罠」とケインズ氏が呼んだものではない。
あの右下がりのLM曲線の図を頭に思い描いてみていただきたい。
あの理論では、貨幣量Mが“外生的”であるとされていた。
(そしてケインズ氏も『一般理論』の中では、貨幣供給は“外生的”であると仮定していた。)
それゆえに、政府の政策によって貨幣量Mは変化させることができて・・・
という説明を聞いたことがあると思う。
ちなみに、「流動性の罠」というのは、(政府が)貨幣量Mを変化させても
利子率が下げ止まってしまうような状態である。

しかし、現在問題としているのは
「政府が貨幣供給を変化させることができるかどうか?」
つまり「貨幣供給は外生的であるかどうか?」
ということである。

これについては、ミハウ・カレツキ氏も生前指摘したとおり
そして私も生前、愚劣なマネタリストとの論争で明確に指摘したとおり
「貨幣供給は内生的である」
というのが、我々知識人の見解である。

>カルドア改善ってなんだったっけなぁ?
それは分配に関する問題であり、ここではさしあたり関係ないものである。

>低金利なのに直接金融や海外に資産が流れ出ないのは日本人が超リスク回避的だからなんですかね。
ポートフォリオを組む段階で、海外に資産を出してももうからない、
もしくはリスクが高いと判断されているからであろう。

36. Nicholas Kaldor 2004/01/08(木) 19:59:04
>Djembe
>寡聞にして不勉強なため、ネイ先生のご主張を存じ上げないんですが、
>できれば簡単にお教えいただけないでしょうか?
実際にメールを出して個人指導してもらうのが適当かと思われる。
しかし、彼が常々言っているのは、
「インフレを起こせるなら、もうやっているでしょうw」
ということである。

>日銀のデータをみると、ゼロ金利以降でもベースマネーの伸び率と
>マネーサプライの伸び率は非常に高い相関があるように思えるのですが。
私は不勉強にして、あまり実証分析についてはよく知らないが
最近10年の両者(ベースマネーの伸び率とマネーサプライの伸び率)の相関係数
はどれくらいなのだね?

それと、もし万が一相関係数が0.9を超えるくらいのものであっても
因果関係が説明されない限り、それは意味のないものと解せざるを得ない。

37. 愛してる 2004/01/08(木) 20:01:43
相関率たしか最近落ちてたよ。統計の勉強にまえやったことある。でも信頼性があるかどうかは知らない・・・

38. 猫たん 2004/01/09(金) 23:22:44
わーい丁寧なレス恐縮です♪
猫たんは基本がわかってないのにあれこれ読みかじるものだからどーもよくない。

Mが「外生的」の意味少しわかってきました(^^;
外生的ということは中銀がMの値を決めて、
家計や企業にとってgivenという認識でいいですか?
すると貨幣数量方程式のMは外生的で
ルーカスモデルとかのMは内生的なのかな?

金利がゼロだったら、手数料?とかひいたらどっちみちマイナスなんですかねぇ。
物価でわった実質値と名目値の違いとかわかってないです。
勉強不足なりー。

39. Djembe 2004/01/11(日) 16:14:47
打った内容が消えてしまった…鬱。

>カルドア先生
R^2は2002年12月ぐらいまでで図ると0.9以上です。
説明変数に一期前のマネーサプライ伸び率を加えると
ほぼ1に近い。

因果関係についてですが、
マネーサプライ増⇒ベースマネー増は考えにくい。
なぜなら、こういったメカニズムは普通、
貸し出し増⇒預金量増⇒法定準備増
というカタチでしか起こり得ませんが、
量的緩和の状態ではすでに超過準備がたまっているので
法定準備増によってリザーブ量の増加は起こらない。

なので、リザーブ増によるポートフォリオリバランスが起こってマネーサプライが増える、
つまりベースマネー⇒マネーサプライと考えるのが自然ではないでしょうか。

>「インフレが起こせるなら…」
バーナンキいわく、
「日銀が何を買ってもインフレが起きないなら、すべての資産を買い占められる。
しかしこんなことは起こりえないから、インフレは必ず起こせる。」
これにどう反論するのでしょう?
ほんとにメールしてみようかな。

40. Djembe 2004/01/11(日) 16:23:01
>愛してるさん
そうなんですよ。2003年に入ると極端に相関関係が落ちている。
ここがよくわからんところですが、ただこの時期からベースマネーの増加率が
極端に下がってるんですよね。
ベースマネーの増加率が変わらずに相関関係が緩んでいるのなら問題ですが、
そうでないので、一番の問題はベースマネーの増加率自体が下がっていること
だと思います。
あとはイラク関係によるリスクの増加とか。円高とか。
まあ、この辺は定かではありませんが。

>猫たんさん
ベースマネーは外生変数じゃないでしょうかね(これはカルドア先生にも聞きたい)?
僕が考えているのはマネーサプライは内生変数だけど、べースマネーは外生変数であり、
それはマネーサプライに影響を与えるだろうということです。

41. >カルドア先生 2004/01/16(金) 20:39:38
ハイエク「今日は金利の話をします。」
カルドア「反対です!」

(8日付日経の朝刊「私の履歴書」より。)

先生オモロスギ!!

42. Nicholas Kaldor 2004/01/24(土) 18:34:25
極めて愚劣な下民の祭典であるテストというものに
巻き込まれていたので、返答が遅くなった。お詫びしたい。

>猫たん
>外生的ということは中銀がMの値を決めて、
>家計や企業にとってgivenという認識でいいですか?
そうである。

>すると貨幣数量方程式のMは外生的で
>ルーカスモデルとかのMは内生的なのかな?
愚民の典型的代表ともいえるルーカスは、貨幣に関しては外生的であると想定している。


>Djembe
>バーナンキいわく、
>「日銀が何を買ってもインフレが起きないなら、すべての資産を買い占められる。
>しかしこんなことは起こりえないから、インフレは必ず起こせる。」
>これにどう反論するのでしょう?

極めて愚劣な発想であると言わざるを得ない。
このような素っ頓狂な発言は、ヘリコプターから貨幣をばらまけば
インフレになるなどという発言よりも酷い。

確かに、どんなことをしてもいいのであったら、インフレは達成されよう。
しかし、それは伝染病が発生したから、感染した患者を全員殺せばいい
と主張するのと、同次元の話である。


>ベースマネーは外生変数
ある程度は外生変数であるとは言えよう。
しかし、中央銀行の完全なコントロール下にあるとは言えない。
ベースマネーを構成する要素のうち、流通現金の部分を中央銀行が
その力をもって操作できるとは言えないのである。

43. Nicholas Kaldor 2004/01/24(土) 19:18:14
あ、そうそう。

>ほんとにメールしてみようかな。
本当に出してしまうのが適切である。

44. 某四回@まぁとりあえず 2004/02/02(月) 20:17:55
日本経済は回復基調にあるわけです。
これが日本の構造問題を吹き飛ばすぐらいの大回復になるといえる根拠はまだないので、
小規模な景気回復になると思いますが。

一番の不安要因は円高ドル安ですが、
どうやらユーロ立ての輸出で相殺されてしまう企業もあるようですね。

45. 経済学部生 2004/02/11(水) 10:46:19
これなんでか分からないです。教えてくれ。
「貿易赤字の累積に見合うドルの保有リスクは、為替市場でヘッジして消し去ることは出来ません。」

46. Djembe 2004/02/11(水) 15:37:12
>カルドア先生
いやいや全く。愚民の祭典にはまいりますな。
というわけで、お久しぶりです。
>確かに、どんなことをしてもいいのであったら、インフレは達成されよう。
>しかし、それは伝染病が発生したから、感染した患者を全員殺せばいい
>と主張するのと、同次元の話である。
えー、理解しかねます。
別に「どんなこと」とは、具体的にどんなことでしょう?
追加緩和がそんなに悪いことですか?
それは伝染病患者を殺すことなのでしょうか?
>ある程度は外生変数であるとは言えよう。
そう。ある程度は。そして、今の所は大部分コントロール可能であると考えます。

>某四回氏
同意します。
設備投資が増えているというのも、耐用年数による循環的なものがようやく来た
という感じで、大して好循環を起こすようなものではないように思います。

為替についてですが、アメリカが双子の赤字だろうがなんだろうが、
日本は独自に追加金融緩和で円高はかなり解消できると思うのですが、
なぜそうせずに、G7でアメリカにお願いするようなことを優先するんでしょうかね?
もちろん、国際協調ってのはある程度必要なものだとは思いますが、
日本は優先順位が間違っているような気がするのですがいかがでしょうか?

>経済学部生さん
その文面、どっかで見たような…。
出典と文脈をお教えいただけますでしょうか。

47. 某四回@金融 2004/02/11(水) 16:09:42
>なぜそうせずに、G7でアメリカにお願いするようなことを優先するんでしょうかね?

日本の金融政策は実質的にマヒしてるから。
だからいろいろ迂遠な手や直接的な手を使って為替に対抗してる。

48. Djembe 2004/02/11(水) 16:28:58
>某四回氏
レス早!

マヒとは「誰がどうやっても原理的に効かない」or
「ホントは効くだろうけど日銀がアホ」
どちらの意味ですか?
ワタシはどちらかというと後者だと思いますが。

49. 経済学部生 2004/02/11(水) 17:05:29
JMMの山崎元氏の文章の最初の辺りにありました。ドル安に答えてのお話しです。

50. Djembe 2004/02/12(木) 16:59:15
>経済学部生さん
つまり、経常収支がバランスしていれば、アメリカにも日本にも同じだけヘッジしたい外貨があるけど、
インバランスなら、黒字国側は黒字額分だけヘッジしたい外貨(この場合はドル)が余っちゃうってことじゃないでしょうか?
ちがってたら誰か訂正お願いします。

これ本当ですかね。単に先渡レートがドル安になるだけじゃないのかなあ。

51. 某四回@金融 2004/02/12(木) 17:25:56
日銀は伝統的な金融政策以外はとらないつもりらしいけど、
単純に利率をこれ以上下げることができなくなってるからね。

マイナス金利は非伝統的だし。

それはそうと
ちかごろ面白いことがおきてますよ。

教科書では経常黒字=資本赤字ですね。
今日本は経常黒字で資本黒字です。

つまり政府日銀は非常識なことをしてます。

52. Djembe 2004/02/15(日) 19:03:23
G7は案の定お茶を濁しただけでしたね。

>経常黒字で資本黒字
まさに非常識。
不胎化で何十兆介入して何考えてるんだかと
小一時間問い詰めたい。
まさに「開放経済のトリレンマ」ですな。

53. Nicholas Kaldor 2004/02/16(月) 00:42:03
>Djembe
>別に「どんなこと」とは、具体的にどんなことでしょう?
>追加緩和がそんなに悪いことですか?
>それは伝染病患者を殺すことなのでしょうか?

「追加緩和」でインフレは達成できるのであろうか?

ちなみに、「どんなこと」の最も有名かつ愚劣な例は、
「例えばヘリコプターでお金をばらまいたとしよう」
というようなものである。

不幸にして、私は古川も島本も顔を見るだけでも拒絶反応が出るほど
嫌いなこともあって、金融論議はヘドが出るほど嫌いである
といわざるを得ないが、斯くの如き3流芸人以下の低劣発言を
繰り返す者が、この文明国日本に未だに多くいると聞いている。

斯くの如き者は、あの世での閻魔大王権限によって、
五右衛門風呂内での、連続追い炊き1週間の刑が確定しているのである。

54. Djembe 2004/02/16(月) 10:11:01
>カルドア先生
古川先生は追加緩和は効果が無いと言う立場のようですね。
島本先生の立場は存じ上げませんが。

>「追加緩和」でインフレは達成できるのであろうか?
これは「バーナンキの背理法」で十分証明されているのではないでしょうか。
問題は「いつ」起こるか、その過程でどのような副作用が起こるか
であるのではないかと。

僕は残念ながら追加緩和の副作用について、論理的に納得できる
話を聞いたことがありません。
具体的な副作用をお教えいただければ幸いです。

ヘリマネというのはもちろん思考実験でしょうが、
間違いなくインフレになるでしょう。
その時に分配がきちんと行われれば
(例えば全ての主体の現在の保有現金を2倍にする)、
伝染病患者がみんな殺されるぐらいの副作用が起こるとは、
僕には思えません。
もちろん、カルドア先生の話がただの例えであるというのは理解していますが、
「患者」のメタファーの表すものは、一体何なのでしょうか?

55. TAKE 2004/02/19(木) 02:00:39
「巨大なドル買いと米国・双子の赤字」
http://dandoweb.com/backno/20040219.htm
は必見では

56. 中国オリンピック特需 2004/02/21(土) 01:06:02
日本の鉄鋼が売れ、生産追いつかず。
中国に製鉄所が増設されれば、
やがて日本は鉄冷えに。
景気浮上の発表も、オリンピックまでか?

57. 某四回@そのとおり 2004/02/23(月) 16:52:54
中国はオリンピック後に深刻な不況に見舞われると見ている。
国有企業不良債権問題・元切り上げ問題・地価バブル問題…

日本と似たような道を歩んでいるので、
プラザ合意を食らえば大規模な調整時期に突入するだろう。

オリンピックまでというのは、
国家の威信をかけてオリンピックだけは成功させなければいけないからだ。

58. もし 2004/02/23(月) 19:12:22
中国が為替を変動相場にしたら上がるかな下がるかな。

59. Djembe 2004/02/24(火) 19:22:52
>もし
上がります。

60. Djembe 2004/03/05(金) 05:57:00
円安株高age

61. キプロスの風 2004/03/07(日) 04:54:40
>Djembe氏
ageられてるから、一つ質問させていただきます。
Djembe氏の考える、現在の日本の不況の本質的な原因と解決策はなんですか?

62. Djembe 2004/03/07(日) 09:12:16
>キプロスの風さん
私はスレ主でもなんでもないのですが、もっと多くの人と議論したいので、
あなたがここにいらっしゃったことをうれしく思います。

>現在の日本の不況の本質的な原因と解決策
経済というのは非常に複雑なものなので、唯一絶対の原因、解決策はないと思いますが、
基本的には日本が需要不足であることはほぼ明らかですので、
不況克服には需要サイドの政策が必要だと考えます。

需要サイドの政策は大きく分けて財政政策と金融政策がありますが、
ワタクシは主に金融政策に注目してます。
もちろん財政政策とセットで用いるのがベストですが。

金融政策については、
「もはやゼロ金利であるので効果がない」
という意見がありますが、おそらく、量的緩和政策の効果はあると考えます。
で、最近のこのスレでは主にこの量的緩和政策が効果を持つか否か
ということで主にカルドア先生と議論が行われていたわけです。
近頃はカルドア先生も来てくださいませんが(^^;

という感じでよろしいでしょうか?
詳しい話は今までのログを見ていただければわかると思います。

日本の金融政策に関しては、
岩田規久男「デフレの経済学」、「まずデフレをとめよ」、
小宮隆太郎編「金融政策論議の争点」
バーナンキ「リフレと金融政策」
などの本をお勧めします。

63. ガルブレ椅子 2004/03/08(月) 17:07:46
↑↑の投稿をした者です。
あのHNで書き込むと荒れる恐れがあるので、このHNで書き込みをします。

質問ばかりで何なのですが、
「需要不足」なのに、「量的緩和」がそれを解決するというところがよく分かりません。
需要不足の状態下で、貨幣量を増やそうと試みて、効果があるのでしょか?
それとも、日銀による間接的な国債買い上げによって、政府支出を下支えするところに意義があるとか、そういうのなのでしょうか?

64. 某四回@んと 2004/03/08(月) 17:12:37
>「需要不足」なのに、「量的緩和」がそれを解決するというところがよく分かりません。

んと、経済学の基本から教えたほうが良いのかな?

金融緩和→金利低下(金融市場の流動性緩和)→資金調達が楽に→積極的な投資、ローン購入の増加→需要増

だけど。

経済学について基本的なことが分かってなさそうだから、連続質問になるなら検索して自分で学んだほうが早いよ。

65. ガルブレ椅子 2004/03/08(月) 17:16:18
>金融緩和→金利低下(金融市場の流動性緩和)→資金調達が楽に→積極的な投資、ローン購入の増加→需要増

ゼロ金利状態で、このような因果関係が成り立つのですか?

66. 某四回@だから 2004/03/08(月) 17:21:06
わざわざ流動性緩和と書いたのだけど。

ゼロ金利だからその「継続」が重要なわけ。
ちょっと景気が上向いたからって金利がたちまち上昇してたら需要がそれ以上増えないでしょ。

あと日銀のしているのは日本でこれ以上利下げしてもしょうがないから外為特会にお金を出しまくって、アメリカの金利下げてるのね。そしたらあそこが好景気になって日本から輸入するから。

(めちゃくちゃ簡単に言ってますから突っ込まないでね)

67. マスクド・タキシード 2004/03/08(月) 17:21:52
ていうか、http://www.post1.com/home/hiyori13/jindex.htmlを隅々まで読めば分かると思われ。

68. 某一階 2004/03/08(月) 20:32:36
DIとCIってどう違うの?

69. Djembe 2004/03/09(火) 00:16:47
金融緩和に関するクルーグマン論文で一番教育的なのは
http://www.post1.com/home/hiyori13/krugman/babysitj.html
ですね。
これ読むだけでだいたいわかるのではないでしょうか。

70. 停雲 2004/03/09(火) 01:04:24
>Djembe 2004/03/07(日) 09:12:16

>基本的には日本が需要不足であることはほぼ明らかですので、
不況克服には需要サイドの政策が必要だと考えます。

需要の創出いうことに関して、これは結局のところ財政政策などをするということですか?あるいは、民間での需要を政府が促すということでしょうか?

前者のほうですと、財政問題につながり現実的ではありません、後者のほうにでは、いらない需要までも創出するという問題が残るのでは?

71. ガルブレ椅子 2004/03/09(火) 12:32:25
ゼロ金利政策を継続 → 期待利子率0%(名目)

ここで、もしインフレターゲッティングによって、3%のインフレが達成できたとする。
→ 実質では利子率−3%
→ これで企業も投資するだろう。
  期待インフレ率も3%だし銀行の金利もゼロに近いから、人々もお金を使うだろう。

ってことで、よろしいでしょうか?

72. Djembe 2004/03/09(火) 16:01:10
>停雲さん
私は単純な財政政策には懐疑的です。
というのは、
1.あなたがおっしゃるように、単純な財政政策ではリカードの等価定理が働いて効果が期待できない。
2.財政乗数が低く、かなりの財政支出が必要。財政政策単体で巨額の支出を行うと金利が上昇する可能性がある
ということが懸念されるので。
したがって、財政政策単体ではなく、金融政策、もしくは財政金融のポリシーミックスが必要と考えます。

>民間での需要を政府が促す
というのが何を意味するのかいまいちつかめませんが、
たとえば吉川洋が主張しているような「需要創出型の構造改革」
というものの類なら私は懐疑的です。
なぜなら、売れるものを見つけ出すという仕事は政府より民間の方が優れていることはほぼ明らかであります。
金融政策で投資を誘発するという意味なら、私の考えに近いです。

>いらない需要
「いらない需要」って、なんですか?
欲しいから、「需要」ですよね?
もし、「過大な(無駄な)需要」という意味なら、それは現実をあまり直視されていないと思います。
失業率が高いという現在の状態は、「労働」という資源を無駄にしているということに他なりません。
需要が少ないという状態が、まさに無駄を作り出しているのです。

73. Djembe 2004/03/09(火) 16:05:25
>ガルブレ椅子さん
かなりアバウトにいうと、そういうことです。
まあ、実際のインフレ率が上がらなくても、期待インフレ率が上がればいいわけですが。

74. ガルブレ椅子 2004/03/09(火) 18:30:49
>まあ、実際のインフレ率が上がらなくても、期待インフレ率が上がればいいわけですが。

そんなことがありうるのですか?

75. ガルブレ椅子 2004/03/09(火) 19:22:00
ちょっと説明不足かもしれませんので、念の為おぎなっておきます。

もし確実にインフレが達成できるようならば、期待インフレ率も当然上がると思います。
でも、インフレターゲティングの成功が不明確であるのに、期待インフレ率は上がる、、なんてことは無いように思われます。

そのような意味で、実際のインフレ率が上がらないのに、期待インフレ率だけ上昇するということはありえないのではないか? と書かせていただいた次第です。

76. 話に割って入ってすまないが、 2004/03/10(水) 00:08:03
>Djembe 2004/03/09(火) 16:01:10

>「いらない需要」って、なんですか?
>欲しいから、「需要」ですよね?
>もし、「過大な(無駄な)需要」という意味なら、
>それは現実をあまり直視されていないと思います。
>失業率が高いという現在の状態は、
>「労働」という資源を無駄にしているということに他なりません。
>需要が少ないという状態が、まさに無駄を作り出しているのです。

は、意味が分からない。そもそも何の資源かということに関して、労働と「一般的に言う資源」を混ぜこぜにしていないか。

それと、過大な(無駄な)需要に関していえば、現実を見る限り、環境破壊や資源の枯渇が火急の問題となっていることに関しては否定できない事実であるんだから

いらない需要に関しては、ガルブレイスが説明しているようなことなんじゃない?

77. Djembe 2004/03/10(水) 10:58:30
>ガルブレ椅子さん
まあ、どっちが先でもいいんですが、
大事なのは実際のインフレ率ではなく
期待インフレ率であることはおわかりいただけますよね?
行動を決めるのはexpectation「期待、予想」であり、
実際の現在の値は判断基準の一つにすぎないのですから。

それから、期待インフレ率が先に動くことはありえます。
日銀はその気になれば国債をいくらでもマネタイズできるので、
金融関係者はインフレになってから行動しては大損しますし、
企業は普通の人が思うよりずっと物価の先行きに敏感ですよ。

しかしあくまでも、「どっちが先でもいいから」とにかく期待インフレ率があがれば
行動は変わるということです。
それで日本経済の問題が全て解決するわけではありませんが。

78. Djembe 2004/03/10(水) 11:14:24
>話に…さん
経済学ではふつう「資源の完全活用」というと労働は当然入ると思ってますが…。
で、労働や設備といった生産要素は、
今日休ませて明日2倍働かせることは不可能ですから、
失業や遊休設備というものは明らかに無駄です。
働かない者に食わせないといけないわけですから。
これが不況の一番のコストだと認識しています。

以下は天然資源の話。
>現実を見る限り、環境破壊や資源の枯渇が火急の問題と
>なっていることに関しては否定できない事実
もちろん私も環境問題には大きな関心を持っていますが、
不況が環境に優しいという事実はおそらくないでしょう。
一例をあげると、
http://www.enecho.meti.go.jp/faq/japan/faqja02.htm
日本のエネルギー消費は82年以降、
好況だろうが不況だろうが一貫して増加しています。
その結果、このどん底不況にもかかわらず、
エネルギー消費量はバブル期をはるかに上回っています。

環境問題の解決策は、おそらく不況を我慢することではありません。
中国を初めとする、エネルギー消費が急増している途上国への技術移転が
おそらくもっとも大切なことでしょう。

79. ガルブレ椅子 2004/03/10(水) 13:17:40
>Djembe氏
>まあ、どっちが先でもいいんですが、
>大事なのは実際のインフレ率ではなく
>期待インフレ率であることはおわかりいただけますよね?
>行動を決めるのはexpectation「期待、予想」であり、
>実際の現在の値は判断基準の一つにすぎないのですから。

それはじゅうじゅう承知しています。
しかし「期待」というのは、空疎で甘美な楽観的現実逃避から生じることもなきにしも非ずなのですが、因果関係としては、現実→期待です。

つまり、もし仮に現実にそうはなりそうにないのであれば、「期待」というものが生まれてくるのを期待することは、賢明でないと言えるでしょう。

なんだかよく分からない感じの書き方になってしまいましたが、つまるところは、インフレが達成できないのに、人々(特に市場関係者)がインフレになるだろうと「期待」することはありえないのではないか? ということです。

Djembe氏のおっしゃる通り、もし日銀や政府がどんな手段を用いてでもインフレを呼び起こすと強く決心するならば、中・長期的にはもちろんインフレの妖怪をまた呼び戻すことができることでしょう。

しかし、少なくとも現在金融当局が持っている通念では、できることは全てなされています。
Djembe氏は、「量的緩和」という余地が残っているではないか? というお考えのようですが、恐らく政策担当者側は、今以上の「量的緩和」は一種の賭けであって、失敗した時のリスク及びその確率が高いであろうことを考えると、その選択ができないと考えているものと思われます。政策担当者の経験上、安全にできる範囲内ならば、もう既になされているでしょう。

Djembe氏は、
>日銀はその気になれば国債をいくらでもマネタイズできる
とおっしゃいますが、これはあくまで「その気になれば」の話で、理論上は可能かもしれないが、普通は(特に財政均衡をある程度意識するならば)不可能でしょう。これが問題ないと主張する人は、40年前ならたくさんいたでしょうが・・・

80. ガルブレ椅子 2004/03/10(水) 13:43:37
ここで、少しだけ「量的緩和」について触れておきます。

現在も、歴史的・経験的には、既にかなりの程度金融は緩和された状態にあります。
これは誰も否定しないでしょう。

しかし、少なくとも短期においては「貨幣の流通速度」と呼ばれるものは(よほどのことがない限り)ほぼ一定ですし、「量的緩和」をしてマネーを供給しようとしても、その需要がない限り、ほとんど不可能でしょう。空気圧が既に高い状態にあるタイヤに更に空気を入れようとしても入らないように・・・(もちろん、タイヤをパンクさせればもっと入りますが)

貨幣量を決めるのは、貨幣への需要か、それとも貨幣の供給か? という議論は様々ありますが、私は前者だと思っています。

現在の状態では、いくら貨幣を供給しようとしても、それに見合う需要がない。

先にリンクを示してくれた所によると、将来インフレになると人々に教示することによって、需要を創り出そうと書いてあります。しかし、寒い冬は遊びに行くところがない。近くにスキー場があればまた別かもしれませんが・・・

その寒い冬の遊び場を作るのは、企業です。
その意味で、私としては政府の政策としてはほぼ万策尽きたと考えています。
後は、企業がしっかりせねばなりません。

少々長くなりました。

81. ↑↑ 2004/03/10(水) 15:17:36
その気にならないとインフレが起きないなら、
賭けを起こしてでもその気になってもらわなきゃイカンのでは?

82. kんkjl 2004/03/10(水) 15:55:55
1 2004/03/10(水) 05:34:16
虐げられし追大生 2004/03/10(水) 03:42:30
http://www.ritsnavi.net/rsbbs/rsbbs.cgi?show=thread&category=lobby&thread=1070971899&scope=l50&tt=off&left=off
リッツに叩きのめされております。
侠気なお方、どうか救ってください

83. Djembe 2004/03/11(木) 02:47:43
>ガルブレ椅子さん

>因果関係としては、現実→期待です。
いやいや、因果関係が現実→期待しか存在しないのであれば、
そもそも金融政策は歴史上全く効かないことになってしまいますよ。
でも、90年代までは、間違いなく効いています。
ではガルブレ椅子さんは90年代以降はなぜ金融政策が効かなくなったとお考えですか?

>インフレが達成できないのに、人々(特に市場関係者)
>がインフレになるだろうと「期待」することはありえな
>いのではないか? ということです。
>これはあくまで「その気になれば」の話で、理論上は可
>能かもしれないが、普通は(特に財政均衡をある程度意
>識するならば)不可能でしょう。
理論上可能であれば、「インフレは達成できない」ということにはならんでしょう。
だって、可能なのですから。
ちなみに、少し考えれば理解いただけると思いますが、
インフレは財政再建に貢献します。
というか、デフレ下では、財政再建はほぼ不可能です。

>政策担当者側は、今以上の「量的緩和」は一種の賭けで
>あって、失敗した時のリスク及びその確率が高いであろ
>うことを考えると、その選択ができないと考えているも
>のと思われます。政策担当者の経験上、安全にできる範
>囲内ならば、もう既になされているでしょう。
根拠はなんですか?
私は今までできるだけ発言には根拠を出してきたつもりですので、
ガルブレ椅子さんもできれば、
1.政策担当者がそう考えているとあなたが思っている根拠
2.量的緩和がリスクが大きく、失敗する可能性が高い根拠
を示していただきたいです。
その方が、建設的な議論になると思いますので。

84. Djembe 2004/03/11(木) 03:29:45
>現在も、歴史的・経験的には、既にかなりの程度金融は
>緩和された状態にあります。
>これは誰も否定しないでしょう。
私は懐疑的です。実質金利は高い。
そして、私が上で出した文献の筆者たちも、
日本が金融緩和状態だとは思っていません。
できれば、文献をお読みになっていただきたい。
もちろん、これは私の勝手なお願いですが。

>少なくとも短期においては「貨幣の流通速度」と呼ばれ
>るものは(よほどのことがない限り)ほぼ一定…
Vが短期的にほぼ一定だから、マネーサプライの増加が物価水準を上げるのでは…?

>現在の状態では、いくら貨幣を供給しようとしても、そ
>れに見合う需要がない。
今のところ、ベースマネーは増やせます。
ベースマネーの増加は金融機関の債券需要を増やし、
長期金利を下げます。
長期金利が下がることは資金調達コストを下げますから、
投資需要を増加させます。

>寒い冬は遊びに行くところがない。
例えじゃなくてストレートに言うと、ガルブレ椅子さんは
「欲しいものがないから需要がない」と言う趣旨でしょうか。
それはあるにはあるでしょうが、真実の一面にすぎません。
明日の食うものに困っている人も大勢いるのですよ。
そういう人は、お金が入り次第すぐ消費します。

>企業がしっかりせねばなりません。
企業は(いろいろ問題はありますが)概ね合理的に動きます。
基本的に、しっかりしたりしなかったりはしません。
金利が下がれば、投資をします。
それが、最終的に失業者を救うのです。
金利を下げられるのは、日銀しかいません。
そして、日銀には、それができます。

なんかリフレタリバンみたいになってしまいましたが、
何度も言うように、それで日本が万事解決だとは思っていませんので、あしからず。

85. ガルブレ椅子 2004/03/12(金) 00:13:10
>Djembe氏
>いやいや、因果関係が現実→期待しか存在しないのであれば、
>そもそも金融政策は歴史上全く効かないことになってしまいますよ。

私が「因果関係は、現実→期待である」と言ったのは、もっと根源的なレベルでの話です。ギリシアの人々によって作り上げられた神話の世界も、現実の裏返しともいえます。話が少しとびましたが、人間の期待というものは、現実の強い影響下にあります。ブームの時期には、人々の加熱した心によって、「期待」が一人歩きしがちですが、1学者としてそれを期待するのは賢明ではないと思います。

市場関係者は、近い将来インフレになると確信を持てるのならば、それに即した行動を取るでしょう。しかし、現在のところ、そういう風な確信は持てない。理論上は可能かもしれないということは、否定する人は少ないでしょうが、簡単にすぐにそうなると思っている人は、マネタリスト以外、特にケインジアン(特に伝統的な部類)には少ないでしょう。

そして政策担当者も、簡単にインフレを起こせるとは思ってない。確か古川先生の本のどこかにも書いてありましたが、日銀の人はベースマネーの操作さえ否定的です。理論ではできることも、実際にその仕事についている人からすると、無理があるなと考えられることは非常に多いです。

>1.政策担当者がそう考えているとあなたが思っている根拠
>2.量的緩和がリスクが大きく、失敗する可能性が高い根拠
>を示していただきたいです。

私は実務には通じておりませんので、政策担当者の意図を着実に汲み取ることは不可能です。しかし、ある程度金融を勉強されたあなたなら、日銀のスタンスは(少なくとも伝統的スタンスは)、貨幣量(マネーサプライはもちろん、ベースマネーでさえ)の操作は不可能に近いというものであることをご存知だと思います。

日銀の目は曇ってるだとか、日銀は職務をサボるためにそういう風にはぐらかしているという考え方もできるかとは思いますが、私としては、彼らが嘘をつく理由はないと思っています。「日銀を信じるお前はバカだ、学者としてあるまじき行為だ」と言われるかもしれませんが、この点は私は日銀を信用しています。(まぁ、私の習ってきたものが、日銀の主張と重なっているというのもありますが・・・)

>量的緩和がリスクが大きく、失敗する可能性が高い根拠
に関してですが、これは私のような人間からすると、もう未知の領域です。
なんせ、このようなことは少なくとも通例の世界を越えている。
(だから、今までなされていないわけですが・・・)

上に、
>賭けを起こしてでもその気になってもらわなきゃイカンのでは?
と書かれていますが、一国の政策は“賭け”というものが簡単にできるものではありません。
そのような“賭け”を薦める勇気の無い私は、この意味で保守主義者かもしれません。

>ではガルブレ椅子さんは90年代以降はなぜ金融政策が効かなくなったとお考えですか?
に対しての私の回答ですが、これは金融だけで片付く問題ではないと思っているので、少し話がズレてしまう恐れがあるやもしれませんから、また次の機会に述べさせていただきます。

86. ガルブレ椅子 2004/03/12(金) 00:43:48
>私が上で出した文献の筆者たちも、日本が金融緩和状態だとは思っていません。
そりゃ、彼らはそうは思ってないでしょう。
また今度、時間のある時にぜひ読んでみたいですが、以前ここでも何度か取りあがっている「金融政策論議の争点」をパラパラと立ち見した感じでは、何か筆者が偏っているような気がしました。私がパッと見たのは、確か第二版だったと思うのですが、政策討論に出てくる数少ないケインズ派である吉川さんが、まともに議論の相手をしているとは思えなかったのが、気にかかります。

>実質金利は高い。
それでも、歴史的には考えられないような水準にあります。
かつてケインズが「流動性の罠」への境界線と考えたと言われる水準よりもはるか下です。

>Vが短期的にほぼ一定だから、マネーサプライの増加が物価水準を上げるのでは…?

フィッシャー的に考えるなら、俗によく出される

  PT=MV  (P=物価、T=取引量、M=貨幣量、V=貨幣の流通速度)

の式を考えてみましょうか。短期ではV及びTは一定だとすると、確かにMを増やせば物価Pは上昇する。しかし、それはあくまでそう仮定した場合の話。価格というものは(特にある程度競争が行なわれている状況下では)、なかなかすぐに上げることは難しい。そして、現在の日本の状況も、それに似たような状況にあると私は思います。私は、この方程式では、「MVがPTを規定する」のではない、「PTがMVを規定する」と考えています。

>長期金利が下がることは資金調達コストを下げますから、
>投資需要を増加させます。

かつてJ.Robinsonが“bastard Keynes”と呼んだような人たちは、こういうことを当然のように考えますが、私はこれは一概にそうは言えないと思っています。投資するものが無ければ、金利が低くなっても投資はそこまでなされない。吉川洋さんや根井雅弘さんが「ビジネスデモクラシー」をここで持ち出す(私はあれらの本を詳しく読んでないので、違っていたら教えて下さい)のも、この意味だと思います。

>明日の食うものに困っている人も大勢いるのですよ。
>そういう人は、お金が入り次第すぐ消費します。

少し残酷な言い方かもしれませんが、しかし彼らもちゃんと食べ物を食べて生きています。
19世紀とかでは、そういう図式がすぐに成り立ったかもしれませんが、“The Affluent Society”である現在の日本では、少々事情が異なっていると思います。なんせ、公団住宅にもピカピカのクラウンやエスティマといった車がずらりと止めてある世界ですから・・・。

87. 某四回@読まないで書くが 2004/03/12(金) 07:55:47
日銀はアメリカでリフレを実験している。
成功したが失業者は減りそうに無いな。

88. 議論を理解しないで書くが 2004/03/12(金) 18:53:56
http://www.sanspo.com/sokuho/0312sokuho040.html
まるで減らへんということもない…?
単にその上の世代が切られるだけか。

89. あげ 2004/04/07(水) 19:15:26
てみる

90. ヨーゼフ・K 2004/04/16(金) 01:42:44
貨幣の流通速度の話しがでてきてたが、混乱があるようなので。

MV=PTにおいてM上昇→P上昇というのはありえない。
何故なら利子率の変化とともに、Tが動く、すなわちVが動くはずだから。
だから貨幣数量説は「瞬間描写」にすぎない。
これがケインズの教え。

「価格をあげることが難しい」という表現はおかしい。
現代の日本ではいくらマネーを刷っても実物経済が動かない。マネーの動きは悪くなる。
Vは下がってしまう。こういうロジック。

91. ヨーゼフ・K 2004/04/16(金) 02:19:32
>公団住宅にもピカピカのクラウンやエスティマといった車がずらりと止めてある世界
それはあなたではなく、ヴェブレンさんに論じて欲しいものです。ただし「ゆたかな社会」における「依存効果」は確かに強く働いているようだ。

あと、吉川さんがビジネスの重要性に言及するときは需要制約を取り除くイノベーションを論じていることが多いので、上の文脈でもってくるのには違和感を感じる。ま、「利子率だけじゃムリ」ということもおっしゃるだろうが。

92. あのー 2004/05/10(月) 17:47:42
なんか株暴落してるんですが

93. 国際的に 2004/05/10(月) 18:03:57
今日は株式市場が軟調のようだ。
http://money.cnn.com/markets/world_markets.html

94. 猫たん 2004/09/03(金) 19:42:37
Djembeさんが好きだからage(^_-)-☆

95. ミネルバ学派経済大臣 2004/09/03(金) 20:27:17
我々知識人は、猫たん氏による血迷った発言を
嫉妬の念と共に激しく糾弾せねばならない。

96. Djembe 2004/09/07(火) 12:24:26
まぢで!?ありがとうございます>猫たんさん
久しぶりに見たらこんなスレがアガっててびっくり。

97. 闇の帝王 2004/09/14(火) 17:14:25
さてさて、久しぶりに実家に帰ってきて少し時間ができたので、
日本経済新聞と称する怪しげな新聞を読んでみた。
以下、本日(14日)の朝刊を読んだ感想。

<武田、事務・製造 賃下げ>
「古典派の賃金基金説じゃないんだから・・・」と苦笑いしつつ読む。
「賃下げされる人らは、たまったもんじゃないだろうな〜」と思いながら、
出来高賃金制は搾取を隠蔽すると主張するマルクス経済学の教理について
自分なりの意見を考えなければなぁ〜と思いながら読む。

<インフレ対応国債6割増>
「国債の安定消化のために」って、ただでさえ国債大人気の時に、
こんなことする必要性があるのかな〜とも思いつつ、やっぱり
財務省も、今後景気が浮上してきたらヤバイな〜って考えてるのかな?
とも邪推。

<新会社論>
銀行が怠慢経営でああいう惨状だから(まぁBIS規制だとか
早期是正措置だとかいう要因もあるにせよ)、企業の資金調達が
資本市場に向いてるのか〜、いわゆるエージェンシー・コストの理論
(銀行借入の方が資本市場からの資金調達よりも低コスト)
が単純には成りたたなっているなぁ〜と思いながら読むも、
「同社(イオン ―闇帝)の悲願は2010年までに世界の小売業で上位10位に入ること。それには年間百店ペースの大量出店が必要だ。」
という部分を読み、量の拡大を優先するのは違うんじゃないかな〜
と心配する。

16面 <日銀、FB金利上昇を静観>
個人的には、金利は景気にさほど強い影響力は持たないと思うから
(景気が過熱してきたときの利上げは効果があると思うけど)
別にいいとは思うけど、財務省は大変だろうなぁ〜と邪推。


しかし、今は不況で金利が低く、しかもデフレでいいけど、
今後景気が回復してきた場合、増大する国債残高は、特に
うちらの世代にとっては恐ろしい問題だ・・・

98. うんこ 2005/01/28(金) 01:58:32
「マイナス金利政策」の検討必要・日経調が提言
 日本経団連など経済界のシンクタンクである日本経済調査協議会は27日、財政破たんを回避するため、今後1、2年でデフレから脱却できなければ預貯金や現金に課税するマイナス金利政策を検討する必要があるとの提言を発表した。
 デフレ克服の一時的措置として採用し、現預金から株式や不動産、耐久消費財などへの資産シフトを促す。金融資産に2%課税すれば30兆円、3%で45兆円程度の税収が見込めるという。
 提言は深尾光洋慶大教授を中心にまとめた。財政再建のためデフレ脱却に力点を置き、「最後の手段」として金融資産課税によるマイナス金利政策の必要性を指摘した。現金に対する課税は、紙幣の新券を発行し、旧券との交換の際に税率と同じ交換手数料を課す方式などを提案した。 (19:18)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050127AT1F2700P27012005.html

なんで手段が課税なんだろう。

99. 闇の帝王 2005/01/28(金) 04:06:09
こりゃまたすごい政策だ・・・w

こんなことしたら、タンス預金が増えて、金庫産業大もうけ&銀行大量破綻間違いなしのように思うのは俺だけだろうか? 昨今の金融危機どころの話では・・・(ry

100. 闇の帝王 2005/01/28(金) 04:16:40
需要があるかどうかは不確かですが、新スレ立てときました。

http://www.kyoto-u.com/lounge/discuss/html/200501/05010115.html

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