桶川の事件について語ろう
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2003/02/27(木) 13:19:27
「娘の無念は晴れない」――。26日にさいたま地裁で言い渡された「桶川女子大生刺殺事件」の国家賠償請求訴訟の判決は、被害者・猪野(いの)詩織さん(当時21歳)に対する元交際相手らからの嫌がらせなどをめぐる埼玉県警の「捜査怠慢」を指摘する一方、最大の争点だった「県警の怠慢と殺人の因果関係」は否定する内容となり、詩織さんの両親は、判決後の会見で不満と怒りを強調。控訴の意向を強く示唆した。
この日の判決で、広田民生裁判長は賠償額を間違え、「被告は原告に、各自2275万円を支払え」と述べた。傍聴席の報道陣は「原告勝訴」と飛び出したが、実際の額は「各自275万円」だけ。
<(殺害約20日前の)10月初めごろまで、身体的加害行為が行われる切迫した危険は認められない〉〈適切な捜査をしていたとしても、犯行を断念させることができた証拠はない>
広田裁判長は、県警が殺人を予見する可能性を全く否定し、「適切な捜査をしていれば、生命の危険は回避された」との原告側主張を退けた。
記者会見で、父、憲一さん(52)は「身の危険を警察に必死に訴えた。それを裁判所は認めてくれなかった。娘の無念は晴れなかった」。母、京子さん(52)も「怒りで涙も出ない。警察は何のためにあるのか」と唇をかんだ。
ただ、憲一さんは、判決の中で1点だけは前向きに評価した。県警が詩織さんの元交際相手と接触を図るなどの捜査権限を行使しなかった点を著しく不合理、と認定し、<適正な捜査で市民を犯罪者から守ってくれるという期待・信頼を裏切った>とした部分だ。京子さんは「次の段階に向け、心を準備している」と話し、控訴を強く示唆した。
一方、粟野友介・同県警警務部長は「名誉棄損の捜査に積極性がなかったのは確か。遺族感情に配慮しない対応があった」と述べたが、判決全体の評価については、「コメントは差し控えたい」と繰り返した。また、警察庁幹部は「『捜査怠慢が被害者らの期待、信頼を裏切った』との指摘は厳粛に受け止めなければ」と述べた
この日の判決で、広田民生裁判長は賠償額を間違え、「被告は原告に、各自2275万円を支払え」と述べた。傍聴席の報道陣は「原告勝訴」と飛び出したが、実際の額は「各自275万円」だけ。
<(殺害約20日前の)10月初めごろまで、身体的加害行為が行われる切迫した危険は認められない〉〈適切な捜査をしていたとしても、犯行を断念させることができた証拠はない>
広田裁判長は、県警が殺人を予見する可能性を全く否定し、「適切な捜査をしていれば、生命の危険は回避された」との原告側主張を退けた。
記者会見で、父、憲一さん(52)は「身の危険を警察に必死に訴えた。それを裁判所は認めてくれなかった。娘の無念は晴れなかった」。母、京子さん(52)も「怒りで涙も出ない。警察は何のためにあるのか」と唇をかんだ。
ただ、憲一さんは、判決の中で1点だけは前向きに評価した。県警が詩織さんの元交際相手と接触を図るなどの捜査権限を行使しなかった点を著しく不合理、と認定し、<適正な捜査で市民を犯罪者から守ってくれるという期待・信頼を裏切った>とした部分だ。京子さんは「次の段階に向け、心を準備している」と話し、控訴を強く示唆した。
一方、粟野友介・同県警警務部長は「名誉棄損の捜査に積極性がなかったのは確か。遺族感情に配慮しない対応があった」と述べたが、判決全体の評価については、「コメントは差し控えたい」と繰り返した。また、警察庁幹部は「『捜査怠慢が被害者らの期待、信頼を裏切った』との指摘は厳粛に受け止めなければ」と述べた
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