求ム!特許関連の弁護士・弁理士志望者
やや理系的文系人
2002/07/11(木) 00:54:44
以前、「議論」に立てたのですが、あっという間に落ちたんで、こっちに立てて見ました。関連スレ
http://www.kyoto-u.com/lounge/advice/html/200112/01092007.html
弁理士や特許関係の弁護士は人手不足らしいですが、文系から行く人ってあまりいないらしいですね。
僕の周りにも弁理士の存在すら知らない人が多いし・・
所詮、文系人間には無理なのだろーか。
関連スレのカニカマさんが、その後どーしているのかも知りたいところです。
興味ない人が多いと思うんで、そんな時は容赦なく落として下さい。
ここでダメならあきらめます。
議論好き
2002/07/11(木) 02:31:32
>やや理系的文系人結局、どういう議論を求めているんですか?
あなたは弁理士になりたいんですか? それとも特許関連の弁護士になりたいんですか?
文系人間には無理なのだろうかと言っているが、本当にそう思っているのか? 特許って工学関連しかないと思っているのか?
どう議論したがっているのかわからん。
やや理系的文系人
2002/07/12(金) 13:02:15
↑改めて自分の書いたのを読み返してみると、確かにそうですね。僕自身は、弁護士を目指しています。
こんなスレを立てたのは、周りの司法受験生に、将来どの方向に進もうかについての明確なビジョンなく勉強している人が多いことに驚いたからです。
確かに、目の前にこなさなければならない勉強量がハンパじゃないので、そんな先の事まで考える余裕はないってのが正直なところです。まして今から理系の分野まで勉強するなんて事は、とてもやってられません。
こんな感じだと、特許の世界に入ろうという場合、司法の勉強を先に始めるのは順序が逆なのでは?と不安に感じてしまいます。
弁理士にしても理系出身の人が多いようですし、文系出身は商標関連にまわされてしまう事が多く、肩身が狭いようで。。理系出身並みの活躍をするには、働きながら夜間の大学で理系の勉強をする必要があるようで。。
そんなんなら、せっかく弁護士になれたんだから、普通の活動をして儲けた方が楽なわけで(こう考えられるから、将来のビジョンなく受験生やってけるんだろうけど)。。でも、それじゃ夢も希望もないわけで。。
文系の人間でも、特許の分野を目指して司法の勉強をされている学生がいるのか?そして、それが可能なのか(現実的な選択肢なのか)?
理系で特許弁護士や弁理士を目指している方がいたら、そんな文系の学生をどう思っているのか?理系に入り直した方がいいと思っているのか?そもそも文系の人間には期待していないのか?
・・・などといった事を知りたいと思っています。
やや文系的理系人
2002/07/12(金) 16:26:05
率直に言って、片方を身につけるだけでも大変なのに、法学の勉強をしながら理系の勉強をしようというのは立派だと思います。
また、現代社会は、文系だけ、あるいは理系だけで成り立っている社会ではないのに、
両者にかなりの断絶があるように感じます。
これからは、やや理系的文系人さんがうすうす感じておられるように、
文系と理系の知識・技術を両方とも使いこなせる人材が必要になると思います。
ただし、これは当然のことですが、自分の専門分野(法学)の勉強はおろそかにせず、
しっかりと勉強することを忘れてはいけないと思いますよ。
まず、理系と一口に言っても、大きく分けて理論系と実験系がありますが、
理論系は、独学でもかなりの所まで行けると思います(数学がその良い例です)。
一方実験系は、かなりノウハウ的なものも多く、伝授される要素が大きいため、
独学では少し難しいのではないでしょうか。
また、一般に理系の勉強(特に理論系)は若い時の方が身に付くと言われています。
最後に・・・自分の可能性を信じて大いに頑張って欲しいと思います。
現役官僚
2002/07/15(月) 00:36:52
法制関係の仕事をしていますが、弁理士は理系の方のほうが有利なようで(図面とか見るから)、
文系は苦戦しているようです。
まだ、同じ知的財産権なら、著作権法の方が望みがあります。
著作権法専門の弁護士はいますし(法科大学院でも重視される見通し)、
公務員なら、経済産業省・文化庁・国会図書館等が取り組んでいるので
そういう道に進むのもいいかも。
やや理系的文系人
2002/07/20(土) 17:41:31
>やや文系的理系人 さん理系の勉強に関するアドバイスありがとうございます。
今の僕自身、理系の学問の大枠すらわかっていない状況ですので、参考になります。理系の勉強に全くノータッチのまま、特許弁護士を目指すというのは雲をつかむような話なので、理系の方の、理系の学問に関する率直なアドバイスや意見・感じる事などを知る事ができるのは、とてもありがたいです。
そして、まずは自分の専門分野をしっかりと固めなければなりませんよね。大きいコトを言える為には、それが当然の前提ですね。最近の自分は、やや浮き足立っていたかなと、反省・・
>現役官僚 さん
やはり弁理士の実務では、理系有利なのですね。わかってはいたものの、現役の方の生の声を聞くと、少々しょげますね(笑)
理系の中にあっても各分野が複雑に専門化していく中で、恐らく理系の方でも自分の分野をしっかりと勉強していないと、大変なのだろうと思います。そんな状況で文系の自分に何ができるのか、正直かなりの不安がありますね。
公務員関連の進路も、視野を広く持っておく意味でも検討してみたいと思います。ただ、やはり学生の間に専門の法学の力を確立しておきたいと思っているので、当面は弁護士志望として勉強を続けていこうと思っています。
その上で、著作権関係か工業所有権関係かなども考えていきたいと思います。(できれば、工業所有権関係でいきたいところですが・・)
試しに
2002/10/03(木) 20:53:16
あげてみました。小野昌延弁護士
2002/10/04(金) 01:06:00
のように知的財産法に精通した一流の人はめったにいないですからねぇ。弁理士勉強中
2002/10/19(土) 21:22:57
今さらですけど・・・。僕は弁理士を目指しています。理系学生です。
弁理士と理系の勉強を両立させることでかなり苦労してますが、
文系の方もどんどん入って行くべき分野だと思ってます。
知的財産はこれからの時代、とても重視される問題であると思うし、
企業も社会もそれに向けて変化している途中だと思います。
知的財産を専門に扱う弁護士さんも必要だと思うし、
頑張って弁護士になってください。
いつかタッグを組んで訴訟に望める日を期待してます(笑)
おぼっちゃまくん
2002/10/28(月) 12:10:17
初めまして。僕は京大ではありませんが、法学部に通っています。
僕の大学では講義の中に特許法はありません。
というか、特許法をやる法学部とは聞いた事がありません。
そういう意味で、狙い目かと思い弁理士を狙っています。
何日か前の日経新聞に書いてありました。
大工大(大阪工業大学??)でちかちか特許に関する学部ができるそうです。
初代学部長には、特許庁のナンバー2の方がなるとありましたよ。
現在の日本で必要とされる弁理士の数は10000万人。
それに対して現状では4500人の有資格者とありました。
なんとなくみんなの流れにのって司法試験を目指すでは面白くないので、弁理士を目指してみました。
ただ、疑問が1点。
弁護士の有資格者は特許関係の仕事はできないのですか?
また、弁護士との境界線はどの辺になるのでしょうか?
もしご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
↑
2002/10/28(月) 12:11:36
すいません。↑で間違えてしまいました。
1000万人ではなく、10000人です
すいません
ホッパーエンプティー
2002/11/08(金) 11:54:11
これからバイオテクノロジー関係の特許はどうなっていくでしょうか?もう将来性があまりないといわれてる分野ですがバイオ関係の弁理士の方いませんか?
↑参事官殿
2002/11/18(月) 09:04:39
大先輩のアドバイス、皆ありがたく聞け。センパイ、「詳解」精読させていただいております。ウッス
現役官僚
2002/11/21(木) 09:34:29
>>おぼっちゃまくん>>弁護士の有資格者は特許関係の仕事はできないのですか?
できます。弁護士は弁理士の仕事ができますし、訴訟代理人もできます。
>>また、弁護士との境界線はどの辺になるのでしょうか?
境界線ははっきりしていません、ていうか、一部の渉外弁護士を除いて、ほとんどの弁護士は
特許の仕事がよくわからないようです。
それじゃあ困るというので、政府の知的財産戦略大綱で、知的財産権教育を法科大学院で充実
させることを盛り込んでいます。でも、日本には人材が足りないので、国内で一番充実している
東大でも教育は困難でしょう。
アメリカのロースクールのLLM(JDは日本人には難しいので)を狙うか、次の機関で研究す
るのがいいかも知れません。
http://www.iip.or.jp/oversea.html
通りすがりの新米弁護士
2002/11/21(木) 19:31:46
>文系の人間でも、特許の分野を目指して司法の勉強をされている学生がいるのか?>そして、それが可能なのか(現実的な選択肢なのか)?
たまたま検索中に通りすがった、特許侵害訴訟が8割くらいの新米弁護士です。
純粋な文系で、理工学系の知識等は一切ありませんでした。
(受験時代は、まさか自分が特許をやるとは思ってもいなかった。)
結論から言うと、理系出身でなくても知的財産関係の仕事は出来ると思います。
実際、現在特許侵害訴訟を行っている弁護士の多くは文系出身だと思われます。
また、知財専門部の裁判官も、調査官の力を借りているとはいえほとんどが文系
ですから、結局は、文系でも理解できる程度の内容の書面を書かなければなりま
せん(理系出身者は、どちらかというと文系出身者にも分かりやすい文章を書く
のが苦手な方が多いように思えます。)。
さらに、理系と一言に言っても、分野によって全く必要な知識が異なりますので、
理系出身であっても、扱う業務の全ての知識がカバーできるわけではありません
(結局、最先端の技術は、お客さんに聞くしかない。)。
結局、出身にかかわらず、技術を理解して、技術の本質的部分を見抜く力が必要な
のではないかと思っています(私のことはさておき・・・)。
ただ、理系の方がお客さん受けはいいと思いますし、ごく初歩的なことで悩ん
だりしなくて済んだりするなどの多くの利点があるのことは確かです。
まあ、受験中は司法試験が最優先でしょうから、勉強の息抜きに日経産業新聞や
科学関係の入門書的なものを読んだりしておけば、実務についたときとっかかり
がつかみやすいかもしれません。
あとは、英語をはやく読めた方がいいと思います。
引用文献が英語であることは通常ですし、外注の翻訳はあまり出来がよくないで
すから(私はむしろ英語で苦労しています・・・)。
何にせよ、具体的な目標があったほうが張り合いができてよいと思います。
頑張ってください!
やや理系的文系人
2002/11/21(木) 21:21:45
司法受験生にとっては、そろそろ本格的に忙しくなってくる季節ですが、皆さんのレスを有り難く拝見させて頂きました!>>弁理士勉強中 さん
やはり弁理士の場合、理系から行くのが通例みたいですね。僕は弁護士の方面から特許の世界に入っていく予定(?)ですが、これから弁理士との垣根も徐々になくなっていく事でしょうね。いつかタッグを組んで(或いは敵として?)、会える日が来るよう、僕の方も日々精進します。
>>おぼっちゃまくん さん
確かに法学部で特許法を扱っているところは、僕も聞いた事がありませんね。ただ、京大では12月に知的財産法の集中講義があるようです。僕も出席するつもりです。
>>現役官僚さん
大学・大学院での知的財産権教育の現状は、やはり厳しいもののようですね。
司法試験にパスしても、その後、積極的に動いていかない事には、知財のスキルを身につける事は難しいのだという現実を肝に銘じておきます。
>>通りすがりの新米弁護士 さん
具体的で貴重なお話ありがとうございます。
「理系出身でなくても知的財産関係の仕事は出来る」可能性があるという事に、とても心強さを感じました。
さて、一口に特許訴訟の弁護士と言っても、その中でまた、専門ごとに分かれていく事になると思うのですが、新米弁護士さんのお話からすると、特許弁護士はお客さんのあらゆるニーズに対応する必要があり、必要に応じて専門外の知識にも手を広げていく事になる・・と感じたのですが、実際のところどうなのでしょうか?事務所の方針にもよるのでしょうが。
また、僕の聞いた話では、顧客との詳細な知識のやりとりは弁理士が行い、弁護士は弁理士を通じてその知識を分かりやすい文章にまとめていき、訴訟にあたる・・というような事を聞きましたが、こういった分業体制は珍しい事ではないのでしょうか?
・・とは言え、今の僕の最優先は司法試験ですので、この辺りで。
最近、勉強に行き詰まりを感じていましたが、身近な存在(と言うのは、はばかられますが・・)である弁護士さんのお話のおかげで、具体的な目標のイメージが持てました!日経産業新聞や英語の勉強も、気分転換として取り入れていきたいと思います。
新米弁護士
2002/11/22(金) 12:03:55
>>やや理系的文系人さん>新米 弁護士さんのお話からすると、特許弁護士はお客さんのあらゆるニーズに対
>応する必要があり、必要に応じて専門 外の知識にも手を広げていく事になる・・
>と感じたのですが、実際のところどうなのでしょうか?
まあ、いろんな事務所があると思いますが、同じ業界の仕事だけしていると、すぐ
コンフリクト(利益相反)が生じてしまいますから・・・
それこそ理系の方であればこの分野に強いという弁護士はいるようですが、
そういう方でも特に分野を限定することはないと思います。
むしろ、色んな技術分野の話を聞くことを楽しみにしている人が多いではないか
と思ったりしています(同じことばかりだと飽きますから)。
>顧客との詳細な知識のやりとりは弁理士が行い、弁護士は弁理士を通じてその知
>識を分 かりやすい文章にまとめていき、訴訟にあたる・・というような事を聞
>きましたが、こういった分業体制は珍しい事で はないのでしょうか?
そのような分業は、実際よく行われていると思います。
私の事務所の場合、特許事務所と分業する場合と、直接依頼人とやりとりする
場合の両方があります。
依頼人と直接やりとりする場合でも、企業の知財担当者は優秀な方が多いですから
特許事務所とやりとりするのとあまり違いはないと思います。
(むろん依頼人にもよりますが・・・)
やや理系的文系人
2002/11/22(金) 23:26:55
>>新米弁護士 さん お忙しい中、早速のご返事ありがとうございます!
特許弁護士の仕事は、専門分野に特化したものだとばかり思っていたので(むしろその傾向が強いのは、弁理士の方でしょうか?)、「むしろ、色んな技術分野の話を聞くことを楽しみにしている人が多い」のだという事を知り、ますます特許弁護士という仕事に魅力を感じるようになりました。
それともう一つ、新米弁護士さんは、まさかご自身が特許をやるとは思っていなかったとの事ですが、試験合格後に何か特許の世界に入るきっかけみたいなものがあったのでしょうか?
司法合格者が、特許の道を選ぶ事は、いまだマイナーな選択肢だろうと思ったもので。僕も理系の友人の影響がなければ、特許の仕事に興味を持つ事はなかったでしょうし。
それでは。
お忙しい中、時間を割いて書き込んで頂き、本当にありがとうございました。また、気が向いたらこちらにお立ち寄り下さいね(それまでこの掲示板が残ってればの話ですが・・)。
新米弁護士
2002/11/25(月) 20:20:18
>>やや理系的文系人さん>それともう一つ、新米弁護士さんは、まさかご自身が特許をやるとは思っていな
>かったとの事ですが、試験合格後に 何か特許の世界に入るきっかけみたいなもの
>があったのでしょうか?
じつは特にありません!
もともと訴訟主体の事務所に就職を希望していたところ、たまたま決まった事務所
では特許が多かったというだけです。
正直、技術はおろか、特許法も全く知りませんでした。
結構なりゆきで仕事やっている人多いかもしれません・・・
(もちろん、目標をもたれることは素晴らしいことです!)
なお、最近は知財関係は決してマイナーではありませんよ。
「破産村」ほどではありませんが、「特許村」も結構仕事が増えているのでは?
やや理系的文系人さんのように、知的好奇心が強い方ならきっと向いていると思い
ます。いずれ法廷でお会いしましょう!
参考までに知財の著名なサイトを張っておきます。
http://www.patentsalon.com/
やや理系的文系人
2002/11/26(火) 07:58:26
>>新米弁護士 さん再三の質問に、こと細かく回答を頂き、本当にありがとうございました。
まだまだお聞きしたい事はありますが、今まで気に掛けていた問題は解消されたように思います。
これまで自分の中で非現実的だと考えていた特許の仕事が、思っていたよりは身近なものに感じられ、特許の世界の具体的なイメージを持つ事が出来るようになりました。現段階ではあくまでまだまだ遠い目標ですが、目の前の現実に押しつぶされずに目標を追い掛けて行きたいと思います。
パテントサロンの内容は、まだまだ僕には難しく、遠い世界の話のように感じられますが、興味深く拝見しました。これからも目標を見失いそうになった時など、気分転換に活用していきたいと思っています。
それでは。
とおりすがり
2002/11/26(火) 17:58:49
良いスレでまとまりましね。現役官僚
2002/11/30(土) 11:14:09
東大が知財ロースクール構想を発表しました(2004年)http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/prom/219599
設置されるのは、法学部ではなく、駒場の先端研の方です。つまり、法科大学院
とは別個に設置されます。法律分野では玉井教授がいます。
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/index-j.html
弁護士資格を取るんだったら法科大学院なのでしょうが、知的財産法を極めるんだったら
知財ロースクールなんでしょうね。「やや理系的文系人」さんの知的興味も満たされるの
ではないでしょうか。理系の研究所を基盤としていますし、法学部と別個に作られること
自体、法科一辺倒に対する挑戦ともいえますので。
ロースクール卒業後に通うというのも手かもしれませんね。パートタイム学生や科目履修
生も受け入れるそうなので。
やや理系的文系人
2002/12/03(火) 22:05:03
>>現役官僚 さん最新の貴重な情報ありがとうございます。
先端研のサイトの方、興味深く拝見致しました。
僕が高校時代に漠然と夢見ていた、大学で学ぶ学問(と言っていいのでしょうか?)像とはこういうものだった気がします。専門(僕の場合は法学)を深く掘り下げる事は確かに重要ですが、それ以上に、横断的な風通しのよい環境を学問の場に与えてあげる事も大切な事ですよね。その方が学問への期待感もはるかに大きく感じられますし。僕なんかが大層な事は言えませんが、これが法律漬けの現実離れした生活を送る一学生の素直な感想だと思います。
知財ロースクールに、パートタイム学生なども受け入れてもらえる事は、非常にありがたいと思います。僕自身、運良く司法試験にパスしたとしても、すぐに正規の学生として入学する時間もお金もないでしょうし。とりあえず社会に出る事が第一優先ですしね。僕みたいな人だけでなく、他にも色々な土俵を持った(と同時に正規入学に制約を抱えた)人たちが知財を学びに集まってくるのでしょうね。そこにもまた何か期待感を感じます。
そういう意味で法科大学院とは対照的なような気が・・(?)
政府の方々も、とても速いスピードで改革に動いていらっしゃるのですね。僕も時代のスピードに乗り遅れないよう頑張りたいと思います。
では。
幸運合格者
2002/12/14(土) 20:13:01
私は今年運良く司法試験に合格できた人間です。試験科目になかった法分野の勉強を始めました(工業所有権法の他、破産法など)が、自然科学技術に疎く、特許等関連には不安をもっています。特許事件を扱うには理科系の知識も必要だぞと先輩からアドヴァイスを頂いたこともあります。ただ、主に弁理士が行っている特許出願業務に比較して、弁護士が手がけている案件は理科系知識よりも法律知識のウェイトが大きいのでは、という印象も持っています(当然?)。例えば、最近地裁判決のあった日立のディスク読取技術に関する事件では「権利が会社に移転しているか」・「移転しているとすれば従業員が受け取るべき『相当の対価』はいくらか」といった点が特許法35条に関連して争われているが、こうした事件においては図面なども絡んでくる出願業務と較べて理科系の要素は小さくなるのではないだろうか?
勿論、『相当の対価』の算定に当たっては技術的評価は無視できず、文系人間にとっては困難な点もあるだろう。しかし、権利や損害の金銭的評価に際して法律以外の専門家の力を借りる必要があるのは他の法領域においても同様であろう。11月21日の新米弁護士さんの発言が参考になると思われます。
文系人間な私ですが、理科系の案件にもビビらずに向かっていきたいと思っています。勿論、理科系の知識も吸収していきたいと思っている。
そういえば、私が吉藤幸朔「特許法概説」(有名な基本書)を読んでいて化学式が理解できず苦しんでいたときに、友人が「これぐらいの内容なら高校生レヴェルの化学の知識だよ。」などといっていたような。まずは高校生レヴェルを目標にしよう。
では、また今度。
現役官僚
2003/04/06(日) 11:18:33
やや理系的文系人さん、お元気ですか?幸運合格者さんは、司法修習はいかがですか?私は4月から新しい職場に移りました。
さて、京大に7月から文化庁著作権課の経験の長い方が助教授として赴任する話を聞きましたが、
みなさんご存知ですか?4月からでなく7月からというのは、やはりロースクール関係の人事なの
でしょうか?
ロースクール開校に伴って知的財産法の実務家の人が多くなりそうなので、興味のある京大生にと
っては、チャンスかも知れませんね。
↑
2003/04/06(日) 12:00:24
その人事は全く知りませんでしたが、そんなこと話していいんですか?↑
2003/04/08(火) 20:02:54
やっぱうれしいんじゃない? Sセンセ w現役官僚
2003/05/05(月) 16:05:56
著作権法が近々、改正されそうです。許諾不要の例外拡大=著作権法改正案明らかに−政府
政府が今国会に提出する著作権法改正案の全容が1日、明らかになった。著作者の許諾なしに小説などを利用できるケースとして(1)コンピューター教室で児童・生徒が行うコピー(2)インターネットを活用して試験を行う場合の試験問題の送信(3)弱視の児童・生徒向けに製作する文字や図形を拡大した教科書−などを新たに規定した。与党の了承を得て、近く閣議決定する。 (時事通信)
[5月2日7時1分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030501-00000742-jij-pol
wind
[E-Mail]
2003/06/05(木) 21:34:36
私は弁護士になろうと思っている高校生です。一つお聞きしたいことがあります。
アメリカと日本の著作権法・知的財産権の違いについてと、
アメリカでは著作権法・知的財産権を専門とする弁護士がどれだけいるのか、また日本では著作権法・知的財産権を専門とする弁護士がどれだけいるのかを教えてください。あと、上のことが詳しく書かれている本や資料があるのでしたら、その著者と題名を教えてください
現役官僚
2003/06/07(土) 22:30:54
>>windさん 日米の著作権の違いは、著作権が発生するための要件として、方式主義と無
方式主義のどちらを採っているかということです。
具体的には、アメリカでは1989年にベルヌ条約に加盟するまで、方式主義を
採っていて、議会図書館に納本して登録してもらわなければ、著作権が発生し
ない、という規定になっていました。一方日本は、明治時代からベルヌ条約に
加盟して、著作物(作品等)を創作した時点で著作権が発生するという規定に
なっています。なので、日本では国立国会図書館に対して納本をしないからと
いって、著作権が発生しないということはありません(罰則はあるけど http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/laws.html )
よくポスターや写真の下にあるCが○で囲まれたマークは、無方式主義の国の
作品が、方式主義の国で著作権登録されなくても著作権を保障するための妥協点
として、万国著作権条約で規定されたものです。
ほかのご質問については、また後日に。
現役官僚
2003/06/07(土) 22:45:13
補足ですが、アメリカは現在では無方式主義を採っています。ただ、日本等の大陸体系"author's right(著作権者の権利)"と違い、"copy right(著作物の権
利)"なので、著作者人格権(作品を勝手に改変されたり公表等されたりしない権
利)が認められないという大きな違いがやはりあります。また、物に固定しない
著作物(口述したままで記録されないもの)も権利が認められません。
通りすがりのサラリーマン
2003/06/09(月) 10:42:21
はじめまして。突然ですが、京大卒じゃないけど書きこんで良いですか?私、文系ですが弁理士目指してます。卒業学部は文学部、専攻は音楽史(現代音楽)なので、ド文系も良いとこで、しかも法学部でも無し。
私は大学を出た後、レコード会社に勤め、その後転職し、現在は放送関連の仕事をしています。そういう仕事で、多少なりとも制作的な仕事をすると、どうしても著作権や著作隣接権関係、場合によってはその他の知的財産権関係の「権利処理」という業務(問題)に取り組むことになります。そのやり方・結果次第で多額の利益を生み出す事もあれば、自らを窮地に陥れる事にもなるという、ソフト/コンテンツビジネスでは中身そのものの制作と同じ位、非常に重要な仕事です。
そこで、その道のエキスパートになるべく、知的財産権の専門家である弁理士を目指しています。弁護士を目指さない理由は、今の会社や仕事を辞めるつもりがないからです。基本的に今の仕事が好きです。全てがそこからの発想です。また、司法試験の難易度を考えると、仕事や家庭と両立というのに限界があるのと、仮に合格できたとしても、今の会社辞めなきゃいけなくなるでしょうし。嫁も子もいて、住宅ローンもあって、経済的な理由もあります。
とにかくここで言いたかったのは、個々人のこれまでの歩んできた道や、現在置かれている状況もあると思いますし、「まず資格ありき」から出発ではなく、なんらかの目的(目的意識)に対する達成の一手段としての資格取得、というふうに考えれば、あまり文系か理系かとか、弁理士か弁護士かとかの問題で悩むことは無いのかな、と。
私個人では、最終的には合格する・しないも関係無い(こういう事書くと自分で自分に逃げ道を作っているようでイヤなのですが…)というか、今の仕事にとって強力なプラスアルファになれば良いと思っています。
↑↑
2003/06/09(月) 11:42:35
伝統的に英米法系では著作者人格権が明文で保護されてこなかったことは確かですが、現在の連邦著作権法では、一定の著作物について、大陸法系の著作者人格権に対応する保護を図っています。(106A条)
http://www.cric.or.jp/gaikoku/america/america.html
また、アメリカには各州に独自の著作権法も存在します。
高校生の方には細かすぎることかもしれませんが・・・
wind
2003/06/10(火) 20:54:37
現役官僚さんありがとうございました。すごくわかりやすくためになりました。新たな質問なんですが、著作権関連を専門とする弁護士の数はなにを調べたらわかるでしょうか?あと日本の著作権法の問題点はなんだとお考えですか?W
2003/07/01(火) 23:16:02
A 知財は大騒ぎだな。B ああ。6月20日に知財戦略本部から「推進計画案」が公表された。
いろいろあるが、まず技術系裁判官と知財ロイヤーは、とりあえず消えた。こちらがいろいろ気をもんでいた委員も、知財ロイヤーについて反対の意見書も提出したそうだし、委員の会合でもビシッと決めてくれたそうだ。
A よかったね。しかし、もともと無理があった提案だから、いずれつぶれたんじゃないの。
B とんでもない。どうも、一時は本当に司法試験合格者6000人と知財ロイヤーの「両方」が成案になる可能性が高かったようだ。
こういうのは、いったん建議なり、方針なりが決まると、あとは官僚機構の恐ろしさで、担当者は「イヤだイヤだ」と思っていても、粛々と進んでしまうものらしい。それも「案」ということでも表にでてしまうと、めったなことではひっくり返らない。本当に初期の段階で火を消さないとエライことになる。
A 「案が出てから反対する」というのでは遅すぎるんだな。
B そう。今回は、日弁連の対応がギリギリで間に合っただけのことだ。
しかし、まだまだ弁理士会は単独受任や知財ロイヤーをあきらめたわけじゃない。平成14年の弁理士法改正で付記弁理士制度が誕生したが、国会の附帯決議で「訴訟代理権の範囲の拡大について引き続き検討する」とされている。しかも、平成18年に弁理士法の見直しも予定されている。
下手をすると、今度は逆に、知財訴訟から普通の弁護士を締め出すということにだってなりかねない。弁理士会のロビー活動はすごいから、早くに対応しないと大変名ことになる。
wind
2003/07/28(月) 14:36:06
方式主義と無方式主義の良い点と悪い点についてそれぞれ教えてください特定しました!
2003/09/30(火) 22:31:43
>通りすがりの新米弁護士さんあなたは53期で、O先生のところの弁護士ですよね?
現役官僚
2004/01/18(日) 20:20:44
みなさん、お久しぶりです。いよいよロースクールの開校間近ですね。
京大LSには、著作権法の講座が設けられているみたいですね。
明日から通常国会が始まりますが、著作権法は今年も、一部改正があり、書籍・雑誌の貸与権(附則4条の2)と輸入権の新規定について、改正の論点となりそうです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/010/04011501.htm
>windさん
レス遅れてすいません。
方式主義と無方式主義の良い点・悪い点については、一概には言えませんが、世界の流れとしては、ベルヌ条約が採用する無方式主義となっています。
現在、○の中にCが入っているマークが著作物に付いていなければ、著作権が保護されない国は、ラオス、カンボジア、サウジアラビア程度になっています。
現役官僚
2007/11/11(日) 17:21:15
3年9ヶ月ぶりにお久しぶりです。京大生のみなさま、お元気でしょうか?まだこのスレッドがあって、大変懐かしく思います。こちらはあれから正に知的財産法の仕事の渦中に身を置き、そして現在はまた別の部署に移っていますが、著作権法研究について充電中という状況です。
さてみなさんにお勧めのサイトをご紹介します。
ピリ辛著作権相談室
http://urheberrecht.cocolog-nifty.com/blog/
このブログは「タイゾー」という著作権フリーライターと称する人物が書いていますが、噂では知的財産法の第1線で活躍する専門家が書いているそうなので要チェックです。
内容も、最近話題の初音ミクから、保護期間問題、外国著作物の保護、著作権登録、映画盗撮など、盛りだくさんなので、ぜひご覧ください。
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