京都大学放送局

京都大学放送局
京都大学放送局部長 京都大学文学部:崎久保
京都大学経済学部:大成

はじめに

近年、インターネットメディアの普及により情報発信の分野は飛躍的な進歩を遂げている。
我々に身近なところでは2008年4月9日、京都大学がYouTubeを通じて一部の講義の配信を開始した。これまで一部の企業、団体に限られてきた情報を発信する能力、権利がインターネットによって、それに接続しうる人すべてに解放されるようになった。先述のYouTube、弊サイトkyoto-u.comもその流れから生まれた媒体である。
このようなそれを欲するすべての人がネットという媒介を通して多くの情報を発信するようになった世の中の変化に我々はどう対処すべきであろうか。京大にも情報発信をしている学生団体がある。KUBS京都大学放送局(以下KUBS)である。KUBSの歴史は古く、マスコミなど各界で活躍するOB・OGを多数輩出している。

今回はこのKUBSのお二人に活動について話を伺った。

KUBSのメンバー人数は約30人で,京都大学の学生以外に京都造形芸術大学などの他大学の人も参加している。現在は他大学の人で幹部を務める人もおり、インカレサークル的カラーが強いとのことである。ところで放送局と聞くと、一般的に学内放送や放送コンテストのイメージが強いのではないだろうか。筆者ももともとKUBSにそのようなイメージを抱いていた。実際のところKUBSはどんな活動をしているのだろう。

活動内容

崎久保さん「メンバーは基本的にそれぞれ自分の好きなことをやっています。」
週一回の局会(ミーティング)で各種イベントでの出演、司会などの出演依頼など連絡事項を伝えたり、今後のKUBSの活動方針などの議題を話し合ったり、制作番組の進行状況などを確認するそうだ。
具体的な活動としては、
・HP上でネットラジオ、ネット番組を配信する。
・11月祭でステージ企画の司会として出演し、出演者が交代する間のつなぎの時間のトークをする。
・「アフタヌーンブレイクショー」という30分のラジオ番組をお昼に時計台ショップで放送している。
・京都のさくらまつり、京都国際文化博覧会などの各種イベントでのステージ司会。
・NHK全国大学放送コンテストへの毎年の参加。
などの活動をしているそうだ。 活動内容の一つ、KUBSが参加するNHK全国大学放送コンテストについて聞いてみた。

NHK全国大学放送コンテストについて

NHK全国大学放送コンテスト(以下Nコン) とは、全国の学生が映像CM部門、アナウンス部門などの放送に関する部門で競い合うコンテストで、 NHKの後援を受けて毎年12月に京都で本選が開催される。 また審査員はメディア業界で活躍中の人々がつとめ、学生の放送分野での一大コンテストだそうである。 KUBSは毎年このNコンにおいて上位に入賞しており、特にアイデア、独創性の点で高評価を得ているそうだ。 一昨年2006年に大成さんが企画の中心となり制作された作品は映像CM部門で優勝したという。
それはどのような作品だったのだろう。

「癒しがテーマです。」

と大成さん。「講義を受けている学生が我慢しきれず限界までねばったあとトイレに駆け込んだ時のあ の何とも言えない幸せ感は癒しであろう。」 というコンセプトの元に制作したという。成程、独創的である。 またカメラのアングル、トイレに駆け込む時の緊迫感が特にリアルとのことである。 残念ながらこの作品はNHKに著作権があり、現在視聴は不可能とのことである。
このようなNコンでの活躍により、KUBSは2006年度京都大学総長賞を受賞したそうだ。

このように大活躍のKUBSだが、どんな目標を持って活動しているのだろう。
また、今後どんなことをしていきたいのだろうか?

これから特に力を入れていきたい活動


代表としては一番力を入れている活動であるNコンで結果を出すために、目標を持って日々の活動を行っている。 また「アフタヌーンブレイクショー」という時計台ショップでお昼に放送している30分のラジオ番組を毎週制作し、放送することで日々技術を磨いており、そのような日々磨きあげた技術をNF、Nコンなどの大きなイベントで発表していくのだそうだ。

やっていて良かったこと

崎久保さん「NFでプロの構成作家の方々と一緒に企画を作り上げて台本を書いたり、様々なアドバイスをいただいたり、憧れていた構成作家の人の話を直接聞けたりと、実際に一緒に仕事をすることができました。この他にも普通ではなかなか会えない人と関わった数多くの貴重な経験ができました。」
大成さん「一つの依頼を受けることで人の輪が広がっていって、京都市の役員の人、企業の人など多くの方々と知り合いになって、次の依頼、その又次の依頼が来るようになり、つてで人脈が広がっていきました。」
他にもNコンの関係でNHKのADのバイトの依頼も舞い込んでくるそうだ。 さらに関西学生放送連盟にも加入しているので、京都女子大学の放送番組に男声を提供したり、立命館大学の団体の京大での取材に協力したりと他大学の放送サークルとの豊富なやり取りができ、普通のサークルにない人脈ができるという。 

ところで大成さんをはじめとしてKUBSでは人前で話したり、ラジオやTV番組で話す機会が多いが、どのように話術をみがいているのだろうか? 聞いてみたところKUBSのミーティングの活動で話術の練習時間を設けることはないとのこと。 その代わりに話術が上手な先輩の話し方を聞いて真似をしたり、TVを見たりしてメンバーがそれぞれ自分で話術を磨いていくという。 特にイベントの司会では会場の空気を読んで、真摯に自分がその場で感じたことを観客に発信したり、学生ならではの目線、自分ならではの目線で、観客からの共感を得られることを即座に考える機転の良さを学習できる醍醐味があるそうだ。

そんなKUBSが、新入生あるいは今後KUBSに加入したい人に伝えたいことは?

局長の崎久保さんからのメッセージ
「司会がしたい、映像を作りたい、脚本を書きたいなど、自分の方向性が決まっている人はもちろん、そうでない人もやりたいことはKUBSで何でもできます。 なるべくメンバーの希望をスムーズにかなえられるような環境を整えることを局長である私は常に心がけています。 今後新しく始めたいことはドキュメンタリーの制作で、そのための映像系のメンバー強化が課題になっています。 趣味で編集、ネット環境に詳しいなどといった、映像技術に精通した人材は熱烈募集です。 また、単位取得も協力してメンバー同士で助け合いも頻繁に行っています。 活動場所であるBOXも便利で住める状態にもなっています(笑)。 局費は半期3000円ですが、最初の半期は新入生無料です。 少しでもKUBSに関心を持ってくれたら気軽に見学に来てください。 お待ちしています。」

終りに

いかなる情報を発信するか、受信するかという人間の感性こそ、飛躍的に情報発信の技術が高まった今、求められるものであると感じた。


KUBSのホームページはこちら
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文責:坂野

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